四天王ナキア
新しい四天王ナキアが戦います!
料理器具を買い終えたリリムは二人と合流した
「はぁ・・・それにしても明後日か・・・さすがに不安ね・・・」
リリムはボランティアをやる日が明後日と聞いてそんなすぐに教えられるか不安に思っていた
「それなら今日はこのまま私の家で練習しますか?」
すると奏歌はこのまま自分の家で練習しようと提案してきた
「う〜ん・・・そうね・・・そうしましょうか」
リリムはその提案に乗り奏歌の家へと向かう事にした
「やれやれ・・・そんな人間と仲良くするなんて・・・あなたも落ちましたね・・・」
すると三人に話を掛ける謎の人物が現れた
「「「?!!」」」
三人はその声を聞いて一斉に振り返るとそこには奇天烈な格好をした魔人が立っていた
「お前は・・・ナキア・・・?!」
しかしリリムはその姿に見覚えがあった
「そうですよ・・・ですが・・・今の私は新しい称号を得た・・・
あなたの捨てた・・・四天王と言う称号をね・・・!」
そう言ってナキアは周囲の物体を浮かせて投げ飛ばしてきた
「気をつけなさい!あいつの能力はサイコキネシスで物とかを投げてくる!」
リリムはナキアの飛ばしてきた物を打ち落としていく
「「スピリットメイク!」」
その隙に二人は変身を果たしてナキアに攻撃を仕掛けるが
「ヌゥン!」
ナキアは思念波によるバリアを作り出して二人の攻撃を防ぐ
「くっ!サイコキネシスってあんな事までできるの?!」
ノワールはナキアの能力の豊富さに驚きを露わにする
「やれやれ・・・こんなに苦戦するなんて・・・やはり君に四天王は早かったのではないか?」
「あんたに言われるほど私は弱くはないわよ!」
リリムは手のひらに光を溜めて光線として放った
しかしナキアはそれを先ほど同じくバリアを作って簡単に防いだ
「残念ですが・・・今のあなたでは勝てませんよ・・・」
ナキアはまさに強者の如く三人の前に君臨していた
(強い・・・!このままだったら勝てない・・・
ここはあいつが来るまで粘るしかない・・・!)
ノワールは今は絶対にこいつには勝てないと悟ったのか
フィアーナイトが来るまで粘ろうと考えていたが
「そういえば言うのを忘れていたが・・・フィアーナイトは今、四天王二人が相手をしている
残念だがここに来ることは不可能だろうね〜・・・?」
その考えはナキアが言った言葉で無意味なのだと理解した
「なるほど・・・キグスも本気で私達を潰しにきたという事ですか・・・!」
リリムも今回ばかりは相手がどれだけ本気なのかを理解した
「そういう事です・・・ですが・・・私の相手はあなた方だけではないのですよ・・・」
しかしナキアはまだこれでも足りないと言っていた
「私達じゃ不服だって言ってるのかしら?!」
ノワールはまるで自分達で役不足だと言われているような感じになった
「ええ・・・それに・・・これから来る人達を合わせても役不足ですよ・・・」
それに対してナキアは否定せずむしろ今からやるのは殲滅戦だとばかりに余裕ぶっていた
「すまない!待たせた!」
そこへライフレンジャーの五人が割って入ってきた
「!まさか?!」
そこでようやくブランが理解したナキアが待っていたのはこの五人だと
そして彼はここにいる八人を一人で相手しようとしているのだと
「さて・・・これだけの数がいれば少しは楽しめますかね・・・?」
「言ってくれるじゃねぇか・・・!だったら楽しむ暇もなく倒してやる!!」
ナキアの言葉を聞いて頭にきたグリーンは武器を取り出し凄まじい勢いで突っ込んでいく
「君の武器いいね・・・ならそれをもらおうか・・・!」
するとナキアはサイコキネシスでグリーンの武器を奪い取りそれで攻撃をする
「グァァァァァ?!!」
反撃を受けてしまったグリーンはみんなのところへと転がる
「グリーン?!クッソ!!」
それを見たスカイレッド達が同じく武器を持って突っ込んでいくが
「馬鹿だね〜・・・それじゃあさっきの彼と同じく・・・武器を奪われるだけだよ?」
しかしそれもナキアに奪われてしまい逆に攻撃を受けてしまう
「やれやれ・・・これではまだ彼女らの方が優秀だよ・・・」
ライフレンジャーの惨状を見てナキアはがっかりとしていた
そして彼らより未だに傷を負っていないリリムとスピリットメイデンの二人の方が優秀だと告げる
「言ってくれるな・・・!戦いはまだ始まったばかりだぞ・・・!」
フラフラになりながらもスカイレッドはなんとか立ち上がるが
やはり先ほどのダメージが大きくとてもではないが戦闘は続けられないだろう
「やれやれ・・・おとなしく倒れていれば楽になれたものを・・・」
ナキアは最後の止めとばかりにスカイレッドに向かって衝撃波を放つ
「させるかぁぁぁぁぁ!!」
するとノワールが衝撃波とスカイレッドの間に入り攻撃を受け止めようとするが
「キャァァァァァ?!!」
その威力はあまりに凄まじく自らを盾にして受け止めるので精一杯だった
「くっくっくっ・・・!人を庇って自ら傷つくとは・・・愚かですね〜」
無駄な努力だったとナキアはノワールを笑っていた
「そりゃあ部下だって見捨てるあんたにはわからないでしょうよ!」
その隙をついてリリムが後ろに回り至近距離から光線を放った
「残念だけど・・・その程度の攻撃力では私は傷つかない」
「?!」
しかしその攻撃はバリアによって防がれてしまい無傷のナキアが現れた
「キャァァァァァ!!」
そして無防備になったところを衝撃波によって吹き飛ばされてしまう
「ノワール!リリムさん!」
これで残されてしまったのはブランだけとなった
「さて・・・ではみんなまとめて潰すとしましょうか・・・!」
そしてナキアは最後に重力を操ってみんなを押しつぶそうとした時だった
「ギュァァァァァ!!」
彼の目の前に巨大な影が舞い降りた
それはフィアーナイトが乗るコウモリ型のマシンであるカパプだった
「貴様はフィアーナイトの?!なるほど・・・すでに次善策は打たれていたか・・・!」
ナキアはフィアーナイトが自分の行動を見通していた事に虫酸が走っていたが
そんな考えを与える暇もなくカパプは超音波を放ってナキアを攻撃する
「ぐっ?!さすがに音はバリアでは防げないか・・・!」
さすがのナキアも音までは防ぐ事は出来ず耳を押さえて蹲る
するとさらにそこへ一台の車が到着した
「お前さんら!大丈夫か?!」
なんと車から降りてきたのは来島博士だった
「博士?!どうしてここに?!!」
ブランはどうしてここがわかったのか確認するが
「そんな事を言っている場合ではない!いますぐみんなを乗せて退散するぞ!」
来島博士の言う通り今はそんな話をしている場合ではない
ブランはすぐにみんなを車に乗せて自分も乗り込む
「よし!それじゃあとっとと逃げるぞ!!」
「・・・逃げられましたか・・・まぁいいでしょう・・・作戦は始まったばかりなのですから・・・」
なんとかあの場から逃げ切ったみんなだったがそのダメージはかなり大きかった
「ふぅ・・・大婆様から連絡をもらってなかったら間に合わんかったわい・・・」
どうやら来島博士は事前に来島博士から連絡をもらっていたらしく
それで彼らのピンチに駆けつけることができたそうだ
「しかし・・・相手は四天王か・・・しかも超能力の使い手・・・厄介じゃのう・・・」
みんなからの話を聞いた来島博士は対抗策を考えるが超能力は上限がわからない以上
とてもではないが対策の取りようのない能力の一つだと言っていいだろう
それほどまでに超能力は汎用性が高い力なのだ
「何かいい方法はないんですか?」
空はそれでも何か対抗できないか来島博士に尋ねるが
「・・・残念じゃが今は何の手立てもないわい・・・」
こればかりはさすがの来島博士でも手の打ちようがなかった
これを聞いて誰しもが落ち込んでいる
『・・・えて・・・か・・・こえてま・・・聞こえてますか?』
すると雑音混じりではあるがスピリットミラーから大婆様の通信が聞こえてきた
「大婆様!一体どうしたのですか?!」
それを聞いて明らかにただ事ではないと思った愛心は心配して声を張る
『安心してください・・・彼らの所為で念波が少し乱れるだけです・・・』
そう言って大婆様が奥に視線を移す
「?!」
そこではフィアーナイトとルーレそしてアガレプトが戦闘を繰り広げていた
『彼が戦闘に集中させてくれているおかげで被害はそこまで出ていません・・・
それよりも・・そちらの状況について尋ねたいのですが・・・』
どうやらフィアーナイトが庇ってくれているおかげで大婆様には一切攻撃がいっていないらしく
その間にこちらの状況がどうなっているのか確認したかったようだ
「実は・・・」
『なるほど・・・やはり彼の言う通り彼らは囮でしたか・・・』
話を聞いた大婆様はどうしたものかと考え始める
「すまんがこればかりは科学の分野では役に立ちそうにない・・・
大婆様の力をどうか貸してもらえないだろうか・・・」
来島博士も今回はお手上げだと大婆様に協力をお願いする
『・・・実は私も前々から考えていた事があります・・・それは・・・スピリットメイデンの増員です』
そこへ大婆様は一つだけ考えがあると話した
それは先ほどまでフィアーナイトと話していた戦力の増強だ
「「?!!」」
もちろんそれを知らされていなかった二人はとても驚いた
「確かにそれはいい案じゃが・・・適任者はいるのか?」
確かにそれはとても魅力的な提案だったが来島博士は一つだけ疑問を持った
それは増員する人員が一体誰なのかという点だった
もしもすぐに連れてこれない人物ならば今の勝ち目はない
『ええ・・・しかもあなた方のすぐそばにいます・・・あとは彼女の了承を得るだけです・・・』
しかしその考えとは裏腹にその候補者は彼らがすぐそばにいると大婆様は告げる
「そっそれって一体誰なんですか?!」
愛心はその人物が一体誰なのかを大婆様に確認すると
『愛心・・・あなたの後ろのいる・・・彼女のことですよ・・・』
「へっ?」
『一緒に戦ってくれませんか・・・リリムさん』
新しい戦士として勧誘されたリリム
果たして彼女の答えとは?!




