新たなる四天王
今回は最後に新しい四天王の名前が出てきます(姿はまだです)
ここは特殊な空間にある癒しの森
普段は簡単に人の出入りなどができないようになっているが
その森に今、一人だけ侵入を許す存在があった
「・・・まさか直接あなたの方から出向いてくれるとは思っていませんでした
・・・フィアーナイト・・・」
そう・・・この森に侵入して大婆様の目の前に現れたのは凶夜だった
「まぁ・・・そんだけの事だってことだよ・・・おそらく次の相手はな・・・」
どうやら凶夜は次の戦いに備えるべくこの森に来たようだ
「そうですね・・・私もそろそろ新しい戦士を探さないといけないと思っていたところだったのですが
どうやらそんな猶予はないようですね・・・」
大婆様も次の戦いに備えたかったようだがもうそんな時間も残されてはおらず
おそらくそれを相談する為に凶夜はここにきたのだろう
「しかし・・・この事は彼女らに相談しなくていいのですか?」
大婆様は他のみんなに相談をしなくてもいいのかどうかを確認する
「いや・・・どうせすぐにあいつらはくるだろう・・・だったら説明するだけ混乱を招くだけだ」
しかし凶夜は説明をするだけ混乱するだけなので巻き込まれるまでは伏せておこうと伝える
「それにしても・・・なんであいつはここを襲ってこないんだ?
あいつもここを知ってるんだろ?」
凶夜はふと誰かの事を思い出しどうしてここが襲われないのかと思っていた
「・・・おそらくいつでも倒せると考えているからでしょうね・・・
私はまだ彼にも良心が残っているのだと思いたいですが・・・それはないでしょう・・・」
それに対して大婆様は襲われないのではなく襲う価値がないだけなのだと告げる
本人に良心が残っていて欲しかったと思っていたらしいがそんな心はもうないようだ
「・・・確かにな・・・俺も一度だけあいつを見た事があるが・・・
あいつの目には何も映ってなかった・・・本当に何にもな・・・」
「我らがリーダーをそんな風に言うとは・・・やはりお前は裏切り者だな・・・」
「「!!」」
二人は声が聞こえた方向に振り返ってみるとそこにはルーレとアガレプトの四天王二人がいた
「・・・まさかここまで早く攻めてくとはな・・・しかも二人同時とは・・・」
二人の姿を見た凶夜もさすがに苦戦してしまうと感じておりどうしたらいいのかと思っていた
「今回は新しい後輩のお願いを聞き入れる事が命令だからな!
本来なら私は海からは絶対に出たくなどなかったのだがな!」
しかしアガレプトは半分強引に今回の戦闘に参加しているらしい
「命令は絶対だ・・・それに・・・今こそ裏切り者を断罪できるのだからな・・・!」
ルーレの方はようやく凶夜を倒せると言ってやる気は満々だった
「はぁ・・・そんなにやる気を出されても困るんだがな・・・」
あまりに対照的な二人を見てため息を吐きながら凶夜はベルトを取りだして装着する
『ヘン・・・シン・・・』
そしてボタンを押してフィアーナイトへと変身を果たす
「そんじゃま・・・軽くお前らを追っ払って今回の首謀者に一発食らわせるか・・・!」
フィアーナイトも武器を取り出して臨戦態勢に入る
「否・・・お前はここで俺達が殺す・・・!」
両者の中にジリジリと距離を詰めていきいよいよ戦闘が始まろうとしていた
まず最初に仕掛けたのはルーレの方だった
凄まじい速度でフィアーナイトの背後に回り攻撃を仕掛ける
しかしそれはもちろんフィアーナイトも反応して反撃しようとするが
その前にアガレプトが津波を起こしてフィアーナイトへ攻撃する
フィアーナイトはその津波を斬撃で切り裂き攻撃を防ぐが
その時にはすでにルーレの短剣が寸前まで迫っていた
「ヌゥン!!」
するとフィアーナイトは片手を剣から離してその手で短剣を弾いた
攻撃を弾かれたルーレは再び距離をとってアガレプトとの連携を取る
(・・・やっぱり四天王との二対一はキツイな・・・となると・・・後はあいつら次第か・・・!)
一方その頃・・・愛心と奏歌は街で買い物をしてリリムに出会っていた
「・・・だからさ・・・あんたは少し緊張感を持ちなさいよ・・・」
愛心は何も気にしないで買い物をしているリリムに呆れる一方だった
「しょうがないでしょ?私だって色々と欲しい物があるのよ」
しかしリリムだって何もしないでじっとしているのは無理なので
買い物くらいはしないとやっていけないのだと伝える
「そりゃあそうだけど・・・はぁ・・・」
もはや何を言っても無駄だと思った愛心はもう文句を言うのをやめた
「でも何を買いに来たんですか?リリムさんって結構何でも持っている気がするのですが・・・」
奏歌は一体何を買いに来たのかリリムに尋ねる
「私だってそこまでお金持ちじゃないわよ・・・おまけに新作とかだって出るんだから
買い物する理由なんて絶えることはないわよ」
確かにリリムの言う通り買い物をする理由なんてそうそう絶えるものではないだろう
「今回買ったのはこの前あんたらに使った化粧品ブランドの新しいやつを買ってきたのよ」
そしてリリムは今回買ってきた商品を二人に見せた
買ってきたのはこの前に使った化粧品の新しいやつらしい
「あぁ〜・・・確かにあれすごい可愛かったもんね〜・・・
でもそんなに種類があって使えるものなの?」
愛心は新しくそんなに買って使い切れるものなのか気にしていた
「まぁ・・・確かに合う合わないはあるけど・・・結局は使ってみないとわからないからね」
それに関しては使ってみなければわからないとリリムは堂々と告げる
「それはもはやお金持ちの思想でしょうが・・・」
愛心はもうその考え自体が金持ちの考え方だと思っていた
「そういうあんた達は何を買いに来たのよ?」
すると今度はリリムが二人に何を買ったのかを聞いた
「私達が買ったのはお菓子造りに使う器具を買ってきたんです」
どうやら二人が買ったのはお菓子造りに使う器具だった
「?こっちはまだわかるとして・・・あんたは必要なの?」
リリムはそれを見て不思議に思った
というのも愛心に関してはそもそもしないのでなさそうだと理解できるが
奏歌はそういった事を昔からやってそうな雰囲気なので器具はもうすでに持っていると思っていたのだ
「これは家で使うのではなく学校で使う器具なんです」
どうやら学校のボランティアで近所の小学校の子供達と一緒にお菓子造りをするらしく
それで新しい器具が必要になったので買ってきたようだ
「なるほどね〜・・・あんたらも大変なのね〜・・・」
リリムはそれを聞いて大変だと思っていた
「てかあんたは別にいいとして・・・こっちは教えてもらう方じゃないの?」
するとリリムは奏歌ではなく愛心が教える側である事に対して疑問を持つ
「あんたね・・・私だって手伝いくらいならできるわよ・・・!」
さすがの愛心も全体的には無理だが手伝いくらいならできると告げる
「・・・お願いだから小学生の足を引っ張らないでよ?」
するとリリムは何を想像したのか愛心に小学生の足を引っ張らないようにお願いしていた
「あんた・・・マジで私を何だと思っているのよ・・・?!」
愛心はもうリリムが自分をどうゆう風に見ているのか逆に気になってきていた
「そうだ!ならリリムさんも一緒にボランティアに参加しませんか?!」
すると何を思ったのか奏歌はリリムに自分達のボランティアに参加しないかと提案する
「・・・は?」
これにはさすがのリリムも何を言っているのかと口をあんぐりさせる
「あんたね・・・それをマジで言ってるの?」
愛心も本気なのかと奏歌の理性を疑っていた
「先生だって言ってたじゃないですか!他校の友達でもいいからお手伝いが欲しいって」
「他校って・・・私学校自体通ってすらいないんだけど・・・」
リリムは行きたくないと思い拒否しようとするが
奏歌の顔が目前にまで迫っており否定できるような感じではなかった
「はぁ・・・わかったわよ・・・その代わりどうなっても知らないわよ・・・」
観念したリリムは仕方なく手伝いを了承したのだった
「よかった!それじゃあ早速、器具を買いに行きましょう!」
リリムの了解を得た奏歌はすぐに立ち上がって手を取り彼女の分の器具を買いに向かう
「それで?そのボランティアでは何を作るの?」
器具を選ぶにしても作る料理がわからないと選べないのでリリムは何を作るのかを確認する
「普通に無難なクッキーを作るつもりよ?」
作るお菓子はどうやらクッキーを作るようだ
それを聞いたリリムはクッキーに使う器具の場所へと向かった
「う〜ん・・・子供と一緒に作るんだから可愛い系の型抜きがいいわよね?」
そして最後に来た型抜きでリリムは可愛いのがいいか普通のにするかで悩んでいた
「そうですね〜・・・でも複雑なのだと形が壊れてしまうので
買うとしたらこっち系がいいんじゃないですか?」
そう言って奏歌が提案したのは猫の顔をした型抜きと熊の顔をした型抜きだった
「そうね・・・だったらこの二つを買って行きましょうか」
リリムはその二つを買うことにし全ての器具を持ってレジに並び始めた
「そういえばそのボランティアっていつやるの?」
するとリリムはボランティアの日付を聞いていない事を思い出しいつやるのか確認を取る
「「明後日」」
それを聞いてリリムはもはや何の言葉も出てこなかった
「あんたらね・・・時間がないにしてもほどがあるでしょ・・・」
リリムはどれだけギリギリになって手伝いを探しているのだと学校側にも呆れ
それに手伝わなくてはいけない自分にも呆れるのだった
「随分と楽しんでいるみたいだね・・・それじゃあ・・・その顔を一気に絶望に染めてあげよう・・・!」
「この新しい四天王である・・・ナキアがね・・・!」
いよいよ現れた新しい四天王ナキア!
果たしてこいつは何をしようと企んでいるのだ?!




