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砂を攻略せよ!

思ったほど戦闘がないかも・・・

「うるせぇな・・・いきなり耳元で大声出すなよ」

現れた瞬間に大声で叫ばれた凶夜は耳を痛めてしまう

「いっいきなり現れるのが悪いんでしょうが!」

しかし実際にいきなり背後に現れたのは凶夜なので驚かせたという意味では彼に非がある

「それで?何か俺に話があるって言ってたが・・・何かあったのか?」

どうやら先ほどの話はそれなりに聞いていたらしく凶夜は何があったのか二人に聞く

「・・・実は・・・」

二人は例の事件について凶夜に説明した

「・・・俺の記憶の中ではそんな能力を持った奴は魔人の中にはいない・・・

 おそらくは犯人は鬼の仕業で間違いないだろうな・・・」

どうやら愛心の予想は当たってしまったようで今回の犯人は鬼だったようだ

凶夜はそれを聞いた瞬間に先ほどとは違った真剣な顔へと変わってしまう

「砂を操る鬼か・・・しかも触れたものの水分を奪い取る・・・

 確かにそんな能力を防げるのは俺くらいだな・・・」

この件を解決できるのは自分しかいないとわかった瞬間

凶夜はその場と後にしようとするが

「ちょっちょっと待って!」

それをなんとか引き止めなければならないと思った愛心に腕を掴まれて止められてしまう

「なんだ?早く解決しないといけないのは事実なんだろ?なんで止める?」

凶夜の言う通り今すぐにでもこの事件を止めないといけないのは愛心もわかってはいるが

それと同時に彼のその顔が気になってしまったのだ

まるで全てを忘れて突っ走ってしまうようなそんな顔をしていたのだ

そう・・・自分の命すら顧みないようなそんな顔を・・・

「・・・今、博士が空さん達に砂に対抗できるようにスーツに改良を施しているはずです

 ・・・それを待ってからではダメですか?」



「悪いが俺はそんなのを待っていられるほど気が長くないんでな」

そう言って凶夜は愛心の手を振り払いその鬼を探しに向かってしまった

「・・・行ってしまいましたね・・・」

二人はその後ろ姿を見たまま立ち竦んでいた

「・・・とにかく空さん達にあいつの事を話しに向かいましょう!」

しばらくして二人はこの事を空達にも説明しておかなければならないと思い連絡した

『・・・そうか・・・彼ならそこまで心配する事はないと思うが・・・

 確かに一人では心配だな・・・俺達の方も改良がもうすぐみたいだから

 終わり次第すぐに彼の後を追うよ』

空達の話ではどうやら来島博士の改良がもうすぐ終わるらしく

それが出来次第すぐに凶夜の後を追いかけてくれると約束する

「わかりました・・・一応私達もあいつの後を追いかけます・・・!」

本来なら何も出来ないので追いかける必要はないが

それでも凶夜が無茶をしないように止めないといけないと思っていたので

愛心は危険だが凶夜を追いかけると言って通話を切った

「・・・いいんですか?私達ではお役には立てませんよ?」

奏歌は自分達が役に立てないのに本当に行くのか聞くと

「ええ・・・それでもあいつを止めるくらいはできるでしょ」

たとえ役に立たなくても凶夜の無茶を止めてみせると愛心は言い

奏歌もそれを聞いて頷き二人はそのまま凶夜の後を追いかけていく

「はぁ・・・はぁ・・・あいつどこまで行ったのよ・・・?!」

二人は精一杯後を追いかけたのだが凶夜の速度は半端ではなく

完全に見失ってしまい体力も使い切ってしまった

「てか・・・最近・・・私達・・・走って・・・ばっかじゃ・・・ない・・・?」

確かに愛心の言う通りここ最近の彼女達は走ってばっかりだろう

しかしそれが正義のヒーローの務めというやつだ



「はぁ・・・なんかまともに追いかけるのは馬鹿らしいわね・・・」

疲れ切ってしまった愛心はまともに追いかけるのは無理だと言っていた

「それなら先に犯人の方を見つけてみませんか?」

すると奏歌から目的である犯人の方から探さないかと話し始めた

「えっと・・・探すってどうやって探すの・・・?」

何を言っているかわからない愛心は探すとはどういう事なのか聞く

「おそらくですが犯人は深夜にしか行動しないのかと考えてます

 なので深夜に木々の多い場所を探索すれば見つかるかもしれません」

奏歌の考えではこの前にあった時には深夜にあの砂と出会ったので

もしかしたら犯人は深夜に行動するのではないかと考え

それならば木々の多い場所で待ち構えていれば会えるはずだと思っていた

「なるほどね・・・確かに見つけられないあいつを探すよりはそっちの方が良さそうね

 おまけに深夜だったら空さん達の改良も終わってるはずだし」

愛心もそれを聞いて追いかけるよりはそうやって待ち構えていた方が確実だと考え

その提案通り深夜に空達と合流してから行動する事にした

「問題はあいつよね・・・深夜まで見つけられたら完全に私達の作戦も無駄になるけど・・・

 こればっかりは運に頼むしかないわよね・・・」

問題は凶夜がそれまでに鬼を見つけないかどうかだった

しかし自分達では彼の行動を予測できないのでこればっかりは運に頼むほかないと考えていた

こうして時間は深夜になり二人は空達と合流を果たした

「すまない!改良の最終調整に時間が掛かってしまった」

二人と合流できた空は予定より遅れてしまった事を謝っていた

「そんなに遅れていませんから大丈夫ですよ

 それよりも・・・改良の方はうまくいったのですか?」

時間はそこまで遅れてなかったので起こってはいなかったが奏歌は遅れた理由である

改良の方は本当に大丈夫なのかと危惧していた



「それなら大丈夫だよ!来島博士の施設で実験もやったしね!」

どうやら採取した砂ですでに実験も済ませたらしく

その反応からまさに上出来と言える出来栄えだったようだ

「それじゃあ早く鬼を探しに向かわないとね?みんなもすでに向かったみたいだし」

すでに他のみんなは鬼の捜索を始めているらしく三人もすぐに鬼を探しに向かった

「しかし木々の多い場所か・・・森林公園とかはもうすでにやられてしまったからな・・・

 他で木々の多い場所と言われると・・・植物園とかかな?」

空は鬼が狙うであろう木々の多い場所について考えるがすでに目ぼしい場所はやられており

残っている場所にそこまでの木々があったかは微妙なところだった

「それなんですけど・・・普通に山とかそういった場所とかも含まれたりしませんかね?」

実は愛心はすでに下調べをしてきており襲われた中には山とかもあったのだ

もしかしたら自分達の学校の裏にある山ならば木々はたくさん生えているので

狙われる可能性としては十分ではないかと考えていたのだ

「なるほど・・・確かにそこは未だに襲われたりはしていなかったね」

空の記憶でもそこは未だ手をつけられてはおらず可能性としては十分だった

満場一致で三人は愛心の提案した裏山へと向かっていくと

そこで例の砂が大きく待っているのを目撃した

「!どうやらすでに誰かが戦っているみたいだね・・・!急ごう!」

それを見た三人は急いで裏山に入っていき砂の発生源に向かうと

そこではすでにフィアーナイトとミイラのように乾いた体をしている鬼の姿が戦っていた

「チィ・・・思ったよりその砂が邪魔だな・・・!」

しかもフィアーナイトはその鬼に対して苦戦を強いられていた

「俺も援護する!チェンジ!」

空もすぐに変身してフィアーナイトの援護に回ろうとするが

「・・・邪魔だ・・・!ハァ!」



「ぐっ?!視界が!グァ!!」

鬼の口から放たれた砂で視界を塞がれその隙に攻撃されてしまう

「空さん!」

愛心は心配してスカイレッドに急いで近く

「まさか水分を吸い取るだけじゃなくて視界を塞ぐ事も出来るとはね・・・!」

今の一撃でかなりダメージを食らったらしくスカイレッドは立ち上がるのに時間が掛かった

その間、フィアーナイトは飛んでくる砂を斬撃で霧散させるが

次々と砂は口から放たれておりこれでは先にフィアーナイトの方が参ってしまう

(クッソ・・・せめて懐に入れさえすれば一撃で決められるんだが・・・!)

フィアーナイトは懐に入れさえすれば決められると思ってはいるが

そこに入る為の隙をどうすればいいのかと考えていると

『ドルフィンレイン!』

上空から声が聞こえてきてその瞬間に上から雨が降ってきた

なんとブルーがライフドルフィンに乗って駆けつけてくれたのだ

「!砂が・・・!!」

水に触れてしまった砂は水分を吸って地面へと落ちていってしまう

これでは新しく口から砂を出しても同じ結果になるだろう

「全く・・・余計な事を・・・だが・・・上出来だ・・・!」

『ブラッ・・・ド・・・』

フィアーナイトは剣のスイッチを押しエネルギーを溜め刃を鬼に当てる

「オラァ!!」

そしてそのまま一気に振り抜いた

「ガァァァァァ?!!」

鬼は真っ二つとなり爆発する

「フゥ・・・どうやらみんなのおかげで助かったみたいだな・・・」



「いや・・・まだだ・・・!」



『オォォォォォ!!』

次の瞬間、鬼のところに札が飛んできて巨大化させた

『この渇鬼(かわき)・・・二度目の敗北はない・・・!』

そう言って渇鬼は再び口から砂を吐いてライフドルフィンに当てる

『キャァァァァァ?!!』

するとライフドルフィンは操作を失ってしまいそのまま落ちていってしまう

「凶獣招来!」

そこへフィアーナイトが自身のマシンを召喚してライフドルフィンを受け止める

「凶獣合体!」

そしてライフドルフィンを地面に下ろすとマシンを合体させてイビルエンペラーになる

「残念ですが・・・あなたには近づけさせません・・・!」

先ほどと同じように渇鬼は砂を吐いてイビルエンペラーに攻撃するが

「生憎もう砂の対処法はわかってるんだよ・・・バットハリケーン!」

イビルエンペラーは翼を翻して風を起こし砂を跳ね返す

「おまけに遠距離攻撃が得意なのはお前だけじゃない・・・スネークハウンド!」

続いて腕を伸ばして遠くのいる渇鬼を攻撃する

「さて・・・それじゃあ止めだ・・・!ハウリングホールド!!」

倒れたところをイビルエンペラーは胸の口から電撃を放ち拘束する

「幻魔総咆撃!」

そして全ての口にエネルギーを溜めて一気に放ち渇鬼を貫いた

必殺の一撃を受けた渇鬼はそのまま倒れ爆発四散した

砂ってある意味、万能だと思っている(主に攻撃として)

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