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魔人が集めし物

今回はスピリットメイデンの二人がメインです

「なるほどのう・・・確かにそれは奇怪じゃな?」

来島博士は二人の話を聞いて魔人の狙いが何なのかと思っていた

「もしかして例の黄金像と何か関係があるのか?」

森はそれを聞いて例の黄金像の一件を思い出していた

「黄金像か・・・確かにあやつらはあれを狙っておったが・・・

 調べた結果は特に何も変わったことはなかったんじゃがのう・・・」

来島博士もあの黄金像に関して調べたらしいが特に変わったものは発見できてはいなかった

それもそのはず中身に関してはすでに魔人の手に渡ってしまっていたのだから

「でも狙われた事には変わりありませんよね?

 どうしますか?一応その展示館を見張っておきますか?」

空はすぐにでもその展示館を見張るべきかどうか尋ねる

「う〜む・・・実はあの事件があってから警察があの展示館を警護しているらしいのじゃ

 さすがにそこで怪しい行動をしていれば捕まる可能性も高い

 今はここで相手が何を狙っているのかを調べるべきじゃと儂は思っておる」

しかしどうやらすでん展示館は警察が厳重な警備を引いているらしく

そこで怪しい行動を取っていたら捕まってしまい身動きが取れなくなってしまうので

来島博士は見張りよりもまずは相手の狙いを見極めることから始めることにした

「でも黄金像には何の反応もなかったんでしょ?それなのにどうやって調べるんですか?」

海は黄金像から何の情報も得られなかったのにどうやって調べるつもりなのか確認すると

「まずはあの展示館と他では何が違うのかを調べる所からじゃな」

そう言って来島博士はパソコンを起動させてその展示館を調べ始める

「なるほどのう・・・この展示館は城と隣接して作られておるのか・・・

 じゃがこれくらいなら特に問題はない・・・展示されている物は・・・

 ふむ・・・神社やお寺で使うような儀礼品が多いのじゃな?

 ならばおそらくはこの中にあやつらの狙いの品があるということか・・・」



「えっと・・・博士は大丈夫なんですか?」

愛心はあまりにも熱中して調べている来島博士を見て本当に大丈夫なのかと思っていた

「大丈夫よ・・・あれはいつものことだから・・・」

海はあの状態は来島博士にとっていつもの事らしく放っておいても大丈夫だと言っていた

「・・・そういえば気になっていたんだが・・・

 その襲撃の中にはディーズ以外はいなかったのかい?」

すると空が例の襲撃にディーズ以外の魔人の姿がない事に気がついた

「そういえば・・・確かに貴重な品なんだから普通は現れるはずなのに・・・!」

前の黄金像の一件では上級魔人が自ら姿を現して戦ったのに対して

今回はディーズだけが現れて肝心の上級魔人に関しては声すら聞いていなかった

「それってつまりは上級魔人が現れるほどの緊急性はなかったって事?」

海はそれを聞いて今回は上級魔人が現れるほどの必要がなかったからなのかと思っていたが

「いや・・・それならあそこまでのディーズは現れないはずだ・・・

 むしろ相手は慎重なんだ・・・自分が姿を見せるのすら嫌うほどに・・・!」

しかし空は逆に重要だからこそ姿を隠してディーズに任せたのだと判断していた

そしてそれは今回の相手は容易な敵ではないという事も現していた

「もし直接姿を見せることがあったら用心するに越したことはないだろうね・・・」

そんな相手なら十分に警戒しておく必要があると大地が考えていた

「それにしても・・・警察も随分と面倒な事をしたな・・・

 あんだけの人数で守られたらこっちが潜入することすらできない」

森はテレビに映る展示館の映像を見ながら

どうしてこんだけの人数で守る必要があるのだと呆れていた

「今回の事件は普通に考えたら凶悪な犯行みたいなもんだからね・・・

 警察からしてみればここまで事件を大きくした犯人を逃すわけにはいかないさ」

大地の言う通りこんなに事件として大きくされてしまっては

警察だって名誉の為に大々的に警備をせざるえないだろう



「・・・!しまった!これじゃあ相手の思う壺だ!!」

すると空が何かに気づいたらしく急に飛び出して行ってしまう

「ちょっ?!急に飛び出してどうしたのよ?!」

海達は急いで空の後を追いかけて何に気づいたのか尋ねると

「あの大袈裟な警備はあの中に紛れる為の罠だったんだ!

 いうならば最初の事件は斥候みたいなもので本命はこの潜入だったんだ!」

空の考えでは一番最初の襲撃はあわよくば探している品を探す為のものであり

本当の狙いは騒ぎを起こして事件を大事にすることだったのだ

そしてそれに反応した警察が警備を大袈裟にしてその中に紛れ込み

本命の品を探し出す為の時間を作り出したというわけだ

「確かに警備している警察が長時間館内にいて展示品を見ていても不思議はないからな・・・!」

森もそれがようやくわかり展示館へと急いで向かうが

「なっ?!」

なんと展示館の前ではすでに警察がディーズとの戦闘を始めており負傷者も出ていた

「俺達が来るのも計算づくで配置してたってわけかよ!

 しょうがねぇ!雑魚の相手をしてやるよ!」

森はすぐに変身して警察の人を助けながらディーズを倒していく

「俺達もこのまま彼らを放っておくわけにはいかない!

 すまないが愛心ちゃん達で展示館の中へと入って行ってくれ!」

空達もこのまま負傷者がいる警察を放っておくことができず

グリーンに混ざる形で入口の戦闘へと参加し展示館の中は愛心達に任せた

「わかりました!皆さんも気をつけてください!!」

愛心達はみんなが戦っている隙間を駆け抜けて展示館の中へと入って行った

「これは・・・!」

中に入るとそこにはおそらく普通に警備をしていた警察の人が倒されていた

「どうやら息はあるようです・・・今はこのままにしておく方がいいかと・・・」



「わかった!それじゃあ先を急ごう!」



二人はそのまま先を進んでいくとやはりというべきかディーズが待ち構えていた

「あんたらの相手はもう十分したんだっての!スピリットメイク!」

二人はスピリットメイデンに変身してディーズを一気に倒していく

しかしその後ろからさらに新しいディーズが現れて二人に襲いかかる

「ああもう!これじゃあ先に進めない!!」

さすがの二人もこの状態ではなかなか先に進むことができず

どうすればいいのかとノワールは叫ぶ

「せめて相手の狙いがどこにあるのかさえわかれば一気に突破するのですが・・・!」

ブランは相手の狙いさえわかればそこまでの突破口を開けると考えていたが

もし間違えてしまえば引き返すのはかなり困難なことになるだろう

『それじゃったらすでに儂の方で割り出しが終わっておる!』

そこへ展示館を調べていた来島博士から相手の狙いがどれなのかわかったという連絡が入った

『あやつらの狙いはこの儀礼用の刀じゃ!これに使われてる宝石は未知のエネルギーを放っておる!

 おそらくはこれがあやつらの狙いの品じゃ!!』

そう言って博士が添付した写真に二人は見覚えがあった

それは二人が前に見たことのある例の刀だったからだ

「ブラン!これの場所がどこかわかる?!」

ノワールはこの刀がどこに飾られていたのか聞く

「向こうの扉の先です!一気に突破しましょう!」

ようやく行くべき道がわかった二人はその場所に向かってまっすぐに突き進んでいく

そしてその刀が展示されている扉を開けるとそこには明らかにディーズとは違う

全身がレンズのようなガラスをつけている魔人がいた

「ふむ・・・どうやらアテト様の御目当ての品はこれで間違いないようだな・・・」

レンズ越しに刀を見ていた魔人はそれが目当ての品だと判断しそのまま持ち去ろうとする

「そう簡単に行かせるわけがないでしょうが!」

その目の前にスピリットメイデンの二人が舞い降りる



「やれやれ・・・私はあんまり戦闘は得意ではないんですがね〜・・・」

その魔人はゆっくりと刀を構える

「だったらおとなしくそれを置いていきなさい!」

ノワールはそう言いながら拳を構えて突っ込むと

「残念ながらそういうわけにはいかないんですよね〜・・・これが」

魔人はいとも簡単にその攻撃を避けて背後から攻撃を喰らえる

「ぐっ?!」

攻撃を当てられたノワールはなんとか体勢を立て直す

「私の名前はルプソン・・・私には人間では見えないものが見えるんですよ・・・

 そして・・・私に死角はありません・・・!」

そう言ってルプソンは背後から攻撃を加えようとしていたブランの攻撃を躱す

「私にはあなた方の弱点が見えるのですよ・・・

 とは言っても本来ならば戦闘は私向きではないので

 おとなしくこの場を立ち去ってくれると助かるのですが・・・」

ルプソンはそう言いながら二人を見るがその顔には一切引く気はないといった顔をしていた

「はぁ・・・わかりました・・・

 それならばあなた方を殺してこれを持ち帰るとしましょう・・・!」

ルプソンはもう覚悟を決めたのか二人を本気で殺す目をしていた

「?!」

すると彼の振るった刀を止める存在がいた

「楽しそうな事してるな?俺も混ぜてもらおうか?」

それはフィアーナイトだった

「オラァ!」

フィアーナイトはそのまま鍔迫り合いから刀を弾き飛ばす

「「フェアリートルネード!!」」

そして彼がしゃがむとそこではすでにスピリットメイデンの二人が必殺技を放つ準備をしていた



「まさか・・・私の計算が狂うとはね・・・」

ルプソンは満ち足りたような表情を浮かべながら消滅していった

「さてと・・・それにしても・・・この宝石は一体何なんだ?」

フィアーナイトはルプソンが落とした刀を拾い一体どう言ったものなのかと思っていた

すると微かにだがフィアーナイトのベルトが反応したように見えた

「・・・まぁいい・・・とりあえずはお前らがこれを持っていろ」

フィアーナイトは興味がないとばかりに刀を二人に渡してその場から消えた






「やれやれ・・・例の宝石の一つはあやつらの手に渡ってしまったか・・・

 じゃが問題はない・・・あれはそう簡単に操れものではないしのう・・・」

果たして宝石が持つ力とは一体何なのだろうか?

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