変わらぬもの
今回は最後の方に新しい展開があるかも?
リリムから伝言とトバリの弱点を聞いた愛心達はその事を空達に話していた
「なるほど・・・確かにあれほどの能力なら
それくらいの制限はあってもおかしくはないのう・・・」
来島博士は二人の話を聞いてトバリの弱点に納得がいったように頷いていた
「・・・問題はその黄金像に隠されてる秘密の方だな・・・
親玉の側近が気にするほどの代物・・・おそらく敵の手に渡ったらおしまいだな」
森はその話とは別の黄金像に隠された秘密の話を聞いて
絶対に相手の手に黄金像が渡るのは阻止しなければならないと考えていた
「そうだな・・・博士の方は何かその秘密に関して収穫はありましたか?」
空はその事については同意だと頷きながらその秘密に関して
来島博士の方では何か新しい発見がなかったのか確認する
「残念じゃが何もなかったわい・・・やはり新発見されたものじゃからのう・・・
専門家も日本に着くまではそこまでは詳しくは見せてもらえんそうじゃ」
どうやら来島博士の話では例の探検家は日本で色んな鑑定などもしたいらしく
詳しい鑑定はまだ行ってはいないらしいのだ
「う〜ん・・・故郷を賑やかにしてくれる気持ちは嬉しいんだけど・・・
今の私達にとってはありがた迷惑でしかないわね・・・」
海はその話を聞いて街の人は大盛り上がりだろうが
自分達は苦労するだけじゃないかと思っていた
「まぁ相手は何も知らなくてやっているんだから仕方ないんじゃないですか?
それに今回の事件のおかげで展示の話もなかった事になるかもしれませんし」
そんな海に霧は色んな事を言って必死でフォローしようとするが中々伝わらない
「それなんじゃがのう・・・確かに一回はその話が出たらしいのじゃが・・・
どうやら向こうでも例の怪物に襲われたらしいのじゃ・・・」
すると来島博士から衝撃の事実が発表される
「はぁ?!なんで今まで黙ってたんだよ?!」
森はそれを聞いてどうして今までそれを黙っていたのだと来島博士を責める
「儂も知ったのは今朝だったんじゃよ!おまけに黄金像は無事だと言っておったしな
しかし・・・その事件のせいでどこにいても安全ではないと確信されてしまい
探検家達は当初の予定通りに黄金像をこちらに持ってくるそうじゃ」
来島博士の話ではその情報が出たのは今朝の話らしく
どこにいても結果は同じだと思った探検家達は当初の予定通りに黄金像を運び
日本で厳重に管理しようという話になっていたらしい
「おそらくその残党はあの時の戦闘であそこにあった飛行機に紛れ込んでいたのでしょうね・・・
そして目的の場所に着いたら行動を起こしてこっちに来るように誘導する・・・
間違いなく本命はこの日本の輸送中に奪うことですね・・・」
霧はそれを聞いて相手の狙いは日本で輸送中に奪うことだと予測していた
「だが輸送手段はいろいろある・・・俺達もそれを知らない以上は対策が打てない」
大地の言う通り輸送する手段は陸路や空路そして海路など挙げればキリがないだろう
襲われた事のある空路はもうないとしても海路という手段もあれば
別の方法でこの日本に持ち込む方法だってある
それを知らない大地達は絶対に後手に回るしか方法がないのだ
「おまけにいつそれが運ばれるのかもわかってないんだろ?
だったら悪いが今の俺達にはどうにもする事はできない・・・悔しいがな・・・」
さらに森は黄金像が持ち出される時間すらこちらはわかってはおらず
今の自分達にできる事はないのだと言って悔しさを露わにしていた
「う〜む・・・せめてどこのルートを行くかさえわかればなんとかなるのじゃが・・・」
来島博士は輸送してくるルートだけでもわかればそこに集中して網を張れるのだがと思っているが
それが分かればこんなにみんなが苦労する事はないだろう
「あの〜・・・それなら私に考えがあるのですが・・・」
すると奏歌が一人だけ作戦があると言って静かに手を挙げる
「えっと・・・本当にそれを実行するのかい?」
空はその話を聞いて苦笑いをしながら困惑していた
それほどまでに奏歌の提案した作戦は奇抜なものだったのだ
「正直な話をすればそれが一番いいと思ったんですけど・・・
やっぱりやめておいたほうがいいですかね?」
奏歌自身もこの作戦の特殊性には気づいており空のその表情を見てやめようかと思っていると
「いや・・・儂はその作戦でいくべきじゃと思う!」
来島博士は奏歌の提案した作戦を強く賞賛しそれでいこうと告げる
「そうだな・・・おそらく速攻で相手にはバレると思うが・・・
それでも黄金像の安否だけは確実に保証できる」
森もその作戦なら黄金像を安心して運べると確信しており他のみんなも同じように頷いていた
「・・・マジか・・・」
その作戦の要である空ただ一人を除いて・・・
「それでは早速作戦を開始するとしよう!空!あとは頼んだぞ!!」
みんなはその作戦で異議なしだと言って持ち場へと飛んで行き
空はそれを見て渋々ながら自分の役目を果たしに向かうのだった
そしてとある国の飛行場では・・・
「さて・・・ここまでかなり安全なルートを選んだつもりだが・・・
やはり得体の知れない相手である以上は不安が残ってしまうな・・・」
黄金像を発見した探検家はそれを運ぶルートを一通り決めるが
魔人が相手というだけあってどんなに考えても一抹の不安を残してしまっていた
「それなら私がその黄金像を運びましょうか?」
そこへ黄金像を日本へ運んでくれるという人が話し掛けてきた
探検家はその言葉を聞いて急いで振り返ってみるとそこにはスカイレッドの姿があった
「君は・・・確か日本で活躍しているライフレンジャーの一人だよね?
どうしてここに・・・?それに黄金像を運んでくれるってどういう事だい?」
どうやら探検家はライフレンジャーの事を知っているらしく
スカイレッドにどうして黄金像を運んでくれると言っているのか聞く
「簡単です・・・その黄金像は魔人が喉から手が出るほど欲しいものであり
私達にとっては魔人の思うようにはしたくない・・・だからこその提案なのです」
スカイレッドは魔人が相手だからこそこんな提案をしに来たのだと説明するが
果たしてこんな言葉で本当に相手を信用させられるのかどうか不安に思っていた
「・・・・・」
探検家はそれを聞いて少しの間だけ顎に手を当てて悩んでいたが
「・・・わかった・・・君達に任せる事にしよう・・・!」
なんとすぐにスカイレッドの提案に乗ると言ってきたのだ
「へっ?本当にいいんですか?正直な話、私達もそんな簡単に信用しませんよ?こんな話」
あまりに早い返事にスカイレッドはそんなにあっさりと信用していいのかと聞いてしまう
「実は私の息子が君達の大ファンでね・・・そんな息子が信用しているんだ・・・
だったら父親である私も信用しないとね?」
どうやら探検家の息子さんがライフレンジャーの大ファンであり
だからこそここまで信用して任せる事ができるのだと話してくれた
「・・・わかりました・・・黄金像は必ず無事に届けて見せます!」
スカイレッドは探検家にそう約束して黄金像を受け取りライフイーグルで飛び立った
「さて・・・できればこのまま何事もなく行きたいんだが・・・
おそらくそうもいかないんだろうな・・・」
スカイレッドは空を飛びながらこのまま飛んでいけるかと思っていたが
それは無理だろうと考えを改めた瞬間に後ろから攻撃が仕掛けられた
「やっぱり来たか?!」
後ろには明らかに見たことのない戦闘機が迫ってきていた
おそらく自身の能力で作り出した物なのだろう
「だがこれで予定通りに事が運べる!まずは誘導だ!」
しかしこの襲撃は彼らの予想通りでありスカイレッドはそのまま離れの小島へと降りていく
それを見てトバリも同じくその島へと降りていった
するとそこではすでにライフレンジャーが待ち構えていた
「なるほど・・・どうやら私をこの島に誘導したみたいですね〜?
おそらくは私の能力を封じる為でしょうが・・・忘れていませんかね〜?
私はこの地面ですら自分の能力で帰ることができるのですよ!!」
トバリはそう言って勢いよく地面に手を触れて物体の構造を変えようとするが
「?!」
なぜかうまくいかなかった
「なんでって顔をしているな?そりゃあそうだろ・・・ここは島じゃない・・・
ここは・・・でかい蔓の上だ・・・!」
なんと彼らがいた場所は地面などではなく巨大な蔓の上にいたのだ
「お前の能力は無機物・・・命のない物に対しては無類の強さを発揮するが・・・
その反面・・・命を宿すものには全くと言っていいほど効果がない・・・
つまり呼吸しちゃんと成長をしている植物にもお前の能力は通用しない!」
「・・・なるほど・・・まさに私は袋のネズミというわけですか・・・
だったら能力を使わずに直接この手で始末するだけですよ!!」
能力が使えないのだと理解したトバリは自慢のスピードで突っ込もうとするが
「?!」
なぜか足が動かなかった
「っ?!これは!!」
どうしてなのか足元を見てみると足場になっている蔓が自分の足を拘束していたのだ
「残念だけどこの蔓は私達が作り出したものなのよ!こんなに大きいのは初めてだったけどね!!」
なんと足場となっている蔓はスピリットメイデンの二人が作りだしたものであり
それを使ってトバリを拘束したのだ
「これで終わりだ!ライフバズーカ!ファイヤ!!」
それを狙っていたライフレンジャーが武器を合体させて必殺の一撃を放つ
「ガァァァァァ?!!」
攻撃を食らったトバリは爆発に巻き込まれる
「ぐっ?!まだだ!!」
しかしそれでも倒れてはおらずそこからボトルを飲み巨大化する
「巨大化したか!だったらこっちも『待つんじゃ!!』?!」
ライフレンジャーはそれを見てライフキングで対抗しようとすると
来島博士から通信が入り合体を中止させられた
『あやつの能力は無機質の物には何でも発揮する!
機械であるライフマシンも同様にその効果を受けてしまうのじゃ!!』
何とライフキングではトバリの能力を餌食になってしまうと告げられて
ライフレンジャーは足を止めるしかなかった
「そんな・・・それじゃあどうすれば・・・!!」
もう何も打つ手がないのかと思っていたその時だった
『全く・・・なんか騒がしいと思ってきてみたら魔人の方かよ・・・!』
何と上空からイビルエンペラーが降りてきたのだ
「フィアーナイトさん!!」
ブランはそれを見て救世主が来たと思って喜んでいた
「フィアーナイトだと?!しまった!奴のマシンには私の能力は通用しない!!」
トバリは最悪の天敵が来たと思いすぐさま逃げようとするが
「逃がすわけがねぇだろうが!ハウリングホールド!!」
胸の口から発射された電撃にとって拘束されて逃げる手段をなくされてしまい
「幻魔総咆撃!!」
必殺の一撃を受けて海の藻屑へと還っていった
その勝利にみんな喜んでいた
もうすでに黄金像の中身がなくなっているとも知らずに・・・
「ふむ・・・これが例の秘宝か・・・確かに興味がそそるものじゃわい・・・」
その男は赤く光る石を持ちながらただ笑い続けていた
果たして赤い石が持つ力とは一体何なのか?!
そして最後に現れた男は何者なんだ?!




