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執着する心

今回フィアーナイトは出てきません

スピリットメイデンの前に立ち塞がったリリム

しかしその力はあまりにも前とは変わっており二人は苦戦を強いられていた

「本当に強いわね!前の時でも苦労して追い払っただけなのに!!」

ノワールはここまで強くなったリリムに対してどうすればいいのだと悪態をついていた

「ともかく今は相手の攻撃を避けて反撃の隙を伺いましょう!」

ブランはとりあえずは何もせずに攻撃を躱して相手の動きを見定めることにした

(それに・・・このまま攻撃を続けさせれば

 リリムさんが変わってしまった理由がわかるかもしれません・・・)

それと同時にリリムがどうして変わってしまったのかブランはわかるかもと考えていた

しかしその考えはすぐに覆される結果となってしまう

「アァァァァァ!!」

二人が攻撃を躱しているとそれを見て怒りが高まってしまったのか

リリムは一方的な攻撃をやめて範囲的な攻撃を繰り出してきた

「なっ?!」

さすがの二人のこの範囲攻撃を躱すことはできず直撃してしまう

「くっ!なんて力・・・!躱す事すら出来ないなんて・・・!」

あまりの威力に二人は立つ事すらままならなくなってしまった

その隙にリリムは第二波を放とうとするがその瞬間にスカイレッドが現れて攻撃を阻止する

「二人とも大丈夫か?!」

スカイレッドは倒れている二人の元へと行き大丈夫かと安否を確認する

「ええ・・・ですが気をつけて下さい・・・彼女の強さは比べものになりません・・・!」

ブランはスカイレッドに彼女の危険性を指摘し気をつけるように伝える

「ああ・・・さっきの攻撃でもあまり効いてないみたいだからね・・・

 とりあえず今はみんなが来るまで粘ってみるさ・・・!」

スカイレッドはとりあえず他のみんなが来るまで足止めをする事にした



「スカイレッド・・・お前も・・・敵だ・・・!!」

リリムはスカイレッドを見た瞬間にさらに怒りが高まり凄まじい攻撃を放つ

(早い!だがこれぐらいだった避けれる!!)

確かにその攻撃は凄まじいものだったがこれまで色々な戦闘を潜り抜け強くなったスカイレッドは

その攻撃すらも軽々と躱すだけの技術をすでに会得していた

「鬱陶しい奴め・・・!落ちろ・・・!!」

リリムは自分の攻撃が当たらないとわかるや上空へと飛び

そこから下にいるスカイレッド目掛けて巨大なレーザーを放った

(くっ?!さすがにこの攻撃は躱せない!!・・・だったら!!)

スカイレッドは攻撃を躱せないと悟るや剣を取り出して攻撃を受け止め始めた

「ぐうっ?!なんて力だ・・・!このままじゃ押し切られる・・・!!」

しかしその攻撃はスカイレッド一人だけでは受け止めきれるような攻撃ではなく

受け止めているスカイレッドは徐々に膝をつかされ始めていた

「これで終わりだ!!倒れろ!!」

リリムはここぞとばかりにレーザーの威力を上げて止めを刺しに来た

「させません!!」

そこへようやく現れた残りのライフレンジャーが攻撃を中断させた

「チィ!!またしても邪魔をするか!!」

二度にわたって止めを邪魔されたリリムの怒りはすでに頂点にいこうとしていた

「はぁはぁ・・・助かったよみんな・・・しかし・・・本当に強いな・・・

 足止めすらままならない感じだ・・・正直みんなが来ても負ける可能性があるな・・・」

スカイレッドはすでに一回の攻撃だけでかなりの体力を消費してしまい

そのあまりの強さからたとえみんなで戦っても勝てはしないと思っていた

「あんたにそこまで言わせるなんてね・・・どうする?一度撤退する?」

ブルーはその話を聞いてどうにかして一度撤退をするかどうか聞く

「そうしたいところだが・・・果たして相手がそんな簡単に許してくれるかどうか・・・」



「潰す・・・兄様を縛る邪魔者は・・・すべて・・・消す!」

リリムはすでに正気を失っているような感じすらしており

どうやらスカイレッドの読み通り彼らを逃がす気は毛頭ないようだ

「こうなると・・・逃げるのはかなり難しそうだな・・・!」

スカイレッドはその様子を見て逃げるのはほぼ不可能だと思っていたが

「ガァオォォォォォン!!」

そこへ獣のような咆哮と共に黒い巨体がリリムの前に立ち塞がった

「なっ?!シトゥンペだと?!兄様がいないのにどうして?!!」

なんとそれはフィアーナイトが召喚する黒い狐のマシンだった

リリムはそのマシンが現れた事に驚きを隠せずみんなから目を離している

「どうやら今がチャンスみたいだな・・・みんなは愛心ちゃん達を頼む!いくぞ!!」

スカイレッドはその隙をついてみんなを連れて撤退を始める

「しまっ!逃がすかぁぁぁぁぁ!!」

リリムはスカイレッドが逃げ出したことに気がついて迎撃しようとするが

「ガァァァァァ!!」

シトゥンペがすぐにその間に入りリリムの行く道を塞ぎ

そのまま追撃ができなかったリリムはそのままみんなを逃してしまうのだった

「はぁはぁ・・・よかった・・・どうやら無事に逃げ切れたようだな・・・」

しばらく走ってリリムを巻いたことができたのを確認したみんなは変身を解いた

「・・・まさかあんなに強くなっていたなんて・・・正直驚いたわ・・・」

愛心は傷を抑えながら先ほどのリリムの強さに驚いていた

「ですね・・・ですが性格まで変わってしまったのは明らかにおかしいです・・・

 おそらくあの強さと共に変わった原因があると思った方がいいですね・・・」

奏歌は強さと共に人格すら変わっているのを感じおそらく何か原因があるはずだと考えていた

「・・・とりあえず考えるのは後回しにして今は傷の治療をしに向かおう」

そう言って空達は来島博士の待っている秘密基地へと帰って行った



「なるほどのう・・・急激なパワーアップに人格の豹変・・・

 確かに何か原因があるのは間違いないじゃろうな・・・」

空達から詳しい話を聞いた来島博士は奏歌の判断通り何かあるはずだと思っていた

「ええ・・・ですが戦っている時には別に目立った異変はありませんでした・・・

 だとすると他に何か要因があると思った方がいいのかもしれません・・・」

空は戦っている最中も色々と観察していたが特に目立つ変化はなかったと告げる

「いや・・・目に見えないだけでおそらく何かはまだ彼女についているはずじゃ・・・

 そうでなければあれだけのパワーを常時発揮するのは無理なはずじゃからな」

しかし来島博士は目に見えないだけで彼女には原因となる何かは付いていると判断していた

「ですが・・・ああも強いと近くのすら困難ですよ?」

空の言う通りあれだけの強さでは近くのすら不可能だと伝える

「じゃろうな・・・何か対策を考える必要があるが・・・いかんせん原因が分からんのでは

 たとえ動きを止めたとしてもそれを調べるのに使ってしまっては二度目が使えぬし・・・

 原因を取り除くにはそれとは別に作戦を考えねばならぬしのう・・・」

来島博士は原因を調べる為に動きを封じる作戦を使ってしまうと

今度はそれを取り除く為の作戦も考える必要が出てきてしまうと考えていた

「ええ・・・ですが原因がわからないのであれば結局は同じです・・・

 苦難の道ではありますがおそらくそれ以外に方法はないかと・・・」

空はたとえそれが苦難の道であろうとそれ以外に方法がないのであれば

自分達はその道を選ぶしかないのだと言っていた

「う〜む・・・わかった・・・一応対策は色々と考えておいてやるが・・・

 あまりに期待はするなよ?儂もそこまで万能ではないからな?」

来島博士は一応全ての対策を考えておくと言って開発室へと向かっていった

「・・・さて・・・対策の方は博士に任せておこう・・・俺達はとりあえず傷を癒すか」

空は対策を来島博士に任せて自分達は先ほどの傷を癒すことにした



「二人の様子はどうだい?」

医務室へと来た空はそこにいた海と霧に愛心達の容態を確認する

「傷はそこまでひどくはないけど・・・その分体力を根こそぎ取られた感じね・・・

 多分だけどしばらくは全力で戦うのは無理だと思うわ・・・」

海の診断では問題は傷の方ではなく体力の方がかなり消耗しており

しばらくは戦闘に参加させるのは無理だと判断していた

「そうか・・・なら次の戦闘は俺達だけで頑張らないとな・・・」

空は疲れて眠ってしまっている二人を見ながら頑張ることを決意した

「ええ・・・でも正直な話・・・かなり不安なのよね・・・あの強さ・・・

 と言うよりもフィアーナイトに対する異常なまでの執着心・・・

 おそらくだけど今の彼女は何をしてもフィアーナイトを連れ戻そうと考えてるわよ?」

海は同じ女性としての勘なのか今のリリムはフィアーナイトを連れ戻す為なら

どんな手でも使うはずだと思っていた

・・・そしておそらくその手の中には自分すらも犠牲の一つとして考えているだろう

「ああ・・・だからこそ相手はフィアーナイトを足止めしてるんだろうな・・・・」

そして空はだから相手はフィアーナイトの足止めをしているのだと思っていた

リリムの目的であるフィアーナイトが姿を現してしまえばおそらくあの状態は解除され

最悪の場合はそのまま戦闘をやめてしまう可能性すらあるのだから

「それじゃあ私達の目的としてはフィアーナイトが来るまで時間稼ぎをすればいいのでは?」

霧はもし相手が一番嫌がっている手がフィアーナイトの登場ならば

彼が来るまで自分達は時間を稼げばいいのではないかと伝える

「いや・・・さすがのフィアーナイトも四天王を相手にしたらそう簡単には勝てないはずだ・・・

 それこそこっちに来るまでの力もないくらいにな・・・これは俺達で解決するしかない・・・」

空はフィアーナイトがそんなに簡単にこちらに来れるわけはないと考えており

だからこそリリムの相手は自分達でするしかないのだと伝えるのだった

(それに・・・最悪の場合はフィアーナイトすら負ける可能性があるしな・・・)

リリムのあまりの強さに苦戦を強いられる空達

果たして彼女の豹変した理由を突き止めて元に戻すことができるのだろうか?!

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