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正義

今回は少しだけいい話のつもりです

三人は幸酒の話を聞いておそらく勉南には犯罪に協力してくれている仲間がいると考えていた

「いやでもね〜・・・その女性とは偶然会っただけだろうから同じ人の可能性は低いし

 それに勉南さんは優秀な政治家なんだよ?なんでわざわざ疑われるような真似を・・・」

確かに幸酒の言う通り目撃された女性が同じ女性である可能性は大いに低いし

わざわざ疑われるような真似をする理由が今の所分かっていなかった

「そうですね・・・女性の方に関しては変装とかで別人に成り代わるのは可能ですけど・・・

 確かに動機の方がイマイチわかりませんね・・・」

明里も何を思って勉南は今回の事件を引き起こしたのか謎だった

「・・・ねぇ・・・あいつらって正体は怪物なのよね?

 だとしたら襲われる理由なんてないんじゃないの?」

愛心は相手が怪物なら何も考えず単純に人を襲っているのではないかと考えるが

「いえ・・・仮にも政治家になりすまそうとしている人物が

 そんな浅はかな考えで行動するとは思えません・・・

 やはり襲われる動機があったと考えるのが妥当だと思います・・・」

奏歌は今回の犯人はかなり頭のいい者だと考えておりそんな者が何の考えもなく

自分が疑われるように人を襲う可能性は低いと思っていた

「・・・その調査なんだが・・・私にも協力させてもらえないかな?」

そして二人が色々と考えていると幸酒が自らもその調査に協力したいと言ってきた

「・・・私達としてはとても嬉しいのですが・・・いいんですか?かなり危険な事ですよ?」

奏歌にとってはその提案はとても魅力的だったが本当にそんな事に首を突っ込んでも大丈夫なのか

幸酒の目を見て確認する

「勉南さんは優秀な政治家だ・・・だからこそそんな事してないって確認したいし・・・

 もししてるなら・・・どうしてそんな事をしているのか知りたいんだ・・・!」



「・・・わかりました・・・それじゃあ協力の方よろしくお願いします」

三人は幸酒のまっすぐな瞳を見て大丈夫だと判断し協力するのを許可した

「しかしどうしますかね〜・・・

 肝心の勉南は出張でここに帰ってくるのは少し後になりますからね〜・・・」

明里の言う通りこれ以上調べるには本人がいないと無理だと思い

この後、どうしたらいいのかと思っていた

「それなんだけど・・・襲われた人達について調べないかい?」

すると幸酒が勉南ではなく襲われた人達の方を調べようと提案してきた

「確かに・・・もし襲われた人達に共通点があったのなら何か手がかりがあるかも・・・!」

愛心は襲われた人の共通点を調べるのと何か勉南につながる手がかりがあるかもしれないと思い

幸酒の提案に乗ることにした

「でもどうするんですか?襲われた人は企業のお偉いさんとか議員さんですよ?

 私達じゃさすがにそんな所まで入り込むのは無理かと・・・」

問題はどうやって話を聞きに行くかだった

さすがに高校生でなんのツテもない明里達では会社の中とかに入り込んだりするのは無理がある

「それなら大丈夫・・・そこは私がなんとかしてみせるさ!」

幸酒は自分がその聞き込みを引き受けると言って張り切っていた

「・・・それじゃあ後はお願いします・・・!」

襲われた人が運営していた会社の前まで着くと

奏歌達は幸酒に聞き込みをお願いする

「うん・・・!うまく話を聞いてくるよ・・・!」



しばらくすると幸酒が会社から出てきた

「どうでしたか?」

奏歌はどんか感じだったのか幸酒に確認すると

「ああ・・・収穫はあったよ・・・とりあえず向こうで話をしよう・・・」

そう言われて四人は近くの公園へと向かった

「どうやら襲われた社長の秘書さんの話では勉南さんに会いに行く数日前に

 彼の弱みを握ったと自慢していたらしいんだ・・・」

幸酒が聞いた話ではどうやら襲われた社長は勉南の弱みを握っていたらしい

「なるほど・・・それで口封じの為に襲われた・・・そういう事ですね・・・」

明里に言う通りこれで勉南が人を襲う理由ができてきたようだ

「しかし・・・勉南さんがそんなに慌てるほどの弱みなんて・・・

 一体なんなんだろう・・・」

幸酒はあそこまで優秀な政治家がそこまで怯えるほどの弱みとは一体何なのか気になっていた

「・・・もしかしてだけど・・・正体を見破られたとかそんな感じかな?」

愛心はその弱みとは自身の正体を知られた事ではないかと思っていた

「おそらくそれか近しい何かだと思って間違いないでしょうね・・・

 そうでなければいくらでももみ消しやら何やら出来るはず・・・!」

奏歌は愛心と同意見でありそれ以外に人を襲う理由がないはずだと考えていた時に

ふととある疑問が脳裏をよぎった

「思ったのですが・・・もしかして襲われた人達はその証拠を写真とかに残したかもしれません」

そう・・・奏歌の脳裏をよぎったのはその弱みの証拠となるものの所在だった

いくら怪物が議員をやっていると口で言っても証拠がなければただの誤魔化されるだけ

しかし証拠となる写真や動画などがあれば話は別

つまりそれさえ掴めれば勉南の正体を暴けるという事だ

「幸酒さん・・・襲われた人の中にすごく慎重な方とかはいませんでしたか?」



四人は幸酒が知っているとても用心深い議員の一人である男の家に来ていた

「しかし本当にそんなのがあるのかい?もうとっくに処理されたりとかは・・・」

幸酒のいう通りそれが狙いで襲われたのなら

とっくにそんな危険なものは処理されているはずだと普通は考えるが

「用心深い性格の人ならおそらく絶対に見つからない場所にコピーを隠しているはずです・・・

 たとえ本物を処理されてもシラを切られても大丈夫なように・・・」

奏歌は幸酒の話す議員が本当にそんな用心深い人物なら

コピーの一つや二つは必ずどこかにあるはずだと考えシラミつぶしに探していく

「・・・てか・・・こんなんしてたら私らの方が犯罪者じゃない?」

愛心のいう通り今の四人はその議員さんの家を漁りに漁っており

もはや物取りのような感じになっていた

「いやですね〜!別に金目の物は取ってないですし鍵も

 幸酒さんがちゃんと警察から借りてきた物なんですからなんの問題もありませんよ!」

明里は鍵は幸酒がちゃんと警察から借りてきた物だし

金目の物には別に手をつけていないから問題はないと断言していた

「いやそうだけど・・・もういいわ・・・」

愛心はそんな問題ではないと思っていたがもう何を言っても

無駄だと思いそれ以上は何も言わなかった

「それにしても古い時計ですね〜・・・あれ?これって時間になったら扉が開くはずなんですけど・・・

 壊れてるのかな?全然、中が開きませんけど・・・」

すると明里が部屋に置いてある大きな古い時計を見て感動していたのだが

時間になっても仕掛けが動かないのを見て壊れているのかとガックリしていた

「開かない?・・・そんな事はないと思うのですが・・・」

そういった時計に詳しい奏歌はそんなはずはないと思い時計に付けられていた扉を開けてみると

「うわ!」

中から人形が飛び出してその手には USBが貼り付けられていた



そして時間は三日後・・・勉南の事務所に幸酒は来ていた

「・・・なるほど・・・それで?そのUSBには何が入っていたんだい?」

勉南はそのUSBに何が入ってたのか確認する

「・・・これです・・・」

幸酒は自分の持って来たパソコンにUSBを指すとそこには人の姿から

異形の怪物へと変身する勉南の姿があった

「なるほど・・・まさか殺した人間の中にまだ手がかりが残っていたとはな・・・

 このベナウス・・・一生の不覚・・・だが!」

勉南はそれを見た後、動画と同じように自分の姿を魔人へと変化させる

「お前を殺せば結局は事件は水の泡・・・所詮無駄死にだったな!」

そう言ってベナウスは幸酒に向かって手を振り下ろしたが

「させないわよ!」

そこへスピリットメイデンの二人が現れて幸酒を間一髪で助ける

「邪魔をするな!!」

しかしベナウスはすぐに腕の向きを変えてスピリットメイデンの二人を殴り飛ばす

(くっ!さすがに幸酒さんが一緒じゃ本気で戦えない・・・!)

二人は幸酒を守るので精一杯でとてもではないが攻撃に集中できていなかった

「先に邪魔なお前らから始末してやろう・・・!」

そう言ってベナウスは二人に向かって拳を振り上げると

「待ってくれ!」

幸酒がその間に割って入った

「教えてくれ!どうしてこんな事をしたんだ!

 お前は優秀な政治家でその思想に魅力を感じた人達も大勢いた!

 なのにどうして人間を利用するような真似をしたんだ!」

幸酒はどうしてこんな事をしたのかベナウスに聞いていた



「何を言っている・・・元々人間は利用しあい落としめ自分だけがのし上がる!

 それを私はうまうやっただけ・・・貴様らと対して変わらんわ!」



「違う!確かに人間は利用もするし落としめて自分だけ助かろうともする!

 でも支え合い慰めあって助け合うのも人間だ!

 それを信じ少しでも手助けをしたいからと思って私は政治家になったんだ!!」



「・・・いい演説だな人間よ・・・だが・・・魔人である私には届かぬ!」

幸酒の最後の言葉を聞いたベナウスはその腕を幸酒に向かって振り下ろす

「幸酒さん!!」

ノワール達は手を伸ばしても間に合わない



・・・そう思った時だった・・・



「なかなかいい演説だ・・・思わず聞き入っちまったぜ」



「?!」

突如、現れた影によってベナウスの腕は弾かれた

「フィアーナイト?!」

その影の正体はフィアーナイトだった

「近くで爆発が聞こえたんでな・・・このおっさんは俺が守ってやる

 お前らはこの怪物の相手に専念しな!」

フィアーナイトは幸酒は自分が守ると宣言し怪物は任せたと言っていた

「人を守るとは・・・落ちたなフィアーナイト・・・

 ならば貴様ごと葬っガァ?!」

ベナウスが再び腕を振り上げてフィアーナイトを攻撃しようとした時

ノワールとブランが背後から攻撃した

「きっちり借りは返してもらうわよ!」

そう言ってノワールとブランは攻撃を繰り出し続ける

「おのれ!うっとおしい!!」

ベナウスは必死で腕を振り回すが攻撃は全く当たらなかった

「だったら・・・これでも喰らえ!!」

ベナウスは最後の手段として口から光線を吐くが

「私達の狙いは最初からその大技を待っていたんです!」



「「フェアリートルネード!!」」



「ガァァァァァ?!!」

自身の大技をはじき返されたベナウスはそのまま空の彼方へと飛んで行った






「・・・で選挙戦はこのおっさんが当選か」

凶夜の見ているテレビには当選した幸酒さんが映されていた

「ちゃんと見ている人は見ているということです」

奏歌は幸酒が当選したのは当たり前だと言っていた

「ふ〜ん・・・まぁ・・・なんでもいいがね・・・」

そう言いながら凶夜はテレビの中にいる嬉しそうな幸酒を見つめるのだった

次回は四天王と戦う長編です!

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