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表と裏の顔

今回はスピリットメイデンの二人がメインの回です

夏も終わりようやく暑い日々が終わった頃、愛心達はいつも通り学校へと向かっていたのだが

「はぁ〜・・・うるさくて全然勉強に集中できないよ・・・」

道には選挙の車が通っておりどんな時間だろうとアピールをしてうるさいのだ

「しょうがないでしょ?政治家はいい顔してアピールしないと票を入れてもらえないんだから」

明里の言う通りそこまでアピールしなければ選挙では勝てないのが現状である

「でもさ〜・・・ここまでうるさくアピールされると逆に入れたくなくなるんだけど・・・」

しかし愛心の言うことにも一理あった

話を聞いて欲しい人間が人の耳元で話を聞いて欲しいと大声でお願いした場合

その話を聞きたいを思う人間はどれほどいるだろうか?

おそらくだがほとんどの人間は話を聞きたいとは思わないだろう

それと同じでそんなにうるさくアピールされても頭に残るのは良い印象ではなく

悪い印象として残ってしまうので誰もその人に票を入れたいとは思わないはずだ

「でもそれ以外にアピールする方法ってある?路上演説とかもあるけど・・・」

明里はならうるさくする以外にアピールをする方法があるのかと聞いてみる

「まぁそれもあるけどさ・・・普通にその政治家が良い事をしてれば

 それで十分にアピールになるんじゃないの?」

愛心はしつこくアピールするのではなく普通に善業を重ねていけば

それで自然と票は入るはずだと考えていた

「まぁ・・・確かにそれは言えてるかも・・・でも政治家は裏の顔も持ってるからな〜・・・」

確かにそれでも票は入るだろうが政治家の裏の顔を知ってしまい

離れてしまう人もいるはずだと明里は思っていた

「それは善業ではないからアウトに決まってるでしょうが・・・」

愛心の言う通りどんなに詭弁を並べても犯罪として成り立ってしまうのならそれは善業ではない

「はあ・・・なんかここまでくると善業ってなんなんだろうって思っちゃうわ〜・・・」

すると愛心はそもそも善業とはなんなのかと何やらスケールの大きい悩みを持ってしまう



「えっと・・・とりあえずその話は終わりにしませんか?

 多分、考え始めたら永遠に終わりませんから・・・」

奏歌の言う通りその疑問はおそらく永遠に悩みそうな問題になるので

今はとりあえずその悩みを捨て去る方がいいと伝える

「・・・そうね・・・なんか私も少し考えただけで頭が痛くなってきたわ・・・」

愛心は少しそれについて考えたが何やら頭がこんがらがり頭痛がしてきたので

もうその事については何も考えないようにするのだった

「それにしても・・・皆さんえらく気合が入ってますよね〜・・・」

明里の言う通り今回の選挙戦はいつもに増して気合の入りようが違っていた

「そうですね・・・何か特別な選挙なのでしょうか?」

奏歌は一体どうしてそんなに気合を入れてやっているのかと思っていると

「それは今回の選挙は内閣に入る為のものだからね」

後ろからそんな声が聞こえて振り返ると

そこには同じく選挙のタスキをつけた議員が立っていた

「えっと・・・あなたは?」

奏歌は失礼かとも思ったがとりあえず名前を聞いてみた

「私かい?私は幸酒(こうさか)・・・影の薄い政治家だよ・・・」

それを聞いた三人は肯定も否定もできなかった

それほどまでに彼の名前を聞いたことがなかったのだ

「まぁ私は政治家になっても落選ばっかりでこんな歳になってしまった人間だけどね・・・

 でも・・・彼は私とは違い人を率いる力に長けているよ・・・」

そう言って幸酒が見ていたのはとある議員の選挙カーだった

「えっと・・・勉南(べんな)って名字の人で合ってますか?」

奏歌は幸酒の話していた人物が先ほど口にした人で合っているか確認する

「ああ・・・彼は彗星のように現れて数々のボランティアや募金活動に積極的に参加

 まさかに模範的な政治家と言っても過言ではないだろうね・・・」



「それよりもいいのかい?早く行かないと遅刻してしまうよ?」



「やばっ?!色々お話ありがとうおじさん!!」

愛心達は幸酒にお礼を言いながら急いで駆け出していった

そしてなんとか遅刻しないで済んだ愛心達はいつも通り授業を受け

昼休みとなり三人一緒にご飯を食べていた

「いやぁ〜それにしても幸酒さんだったけ?めちゃくちゃ親切だったよね〜!

 ああいう人が善業を積んだ人なんだって思うよ!」

愛心は今朝会った幸酒こそが選挙で当選すべきだと話していた

「いやまぁ・・・あの人の言う通りどんなにいい人でも名前が売れてなきゃ

 選挙での当選は無理ですって・・・」

明里の言う通りどんなにいい人でも名前を知られていなければ意味はない

それが選挙というものだった

「それよりも・・・幸酒さんが話していた勉南っていう政治家なんですが・・・

 どうにも話していた印象とはかけ離れた裏がありそうですよ?」

すると明里は幸酒が話していた勉南という人には大きな裏があると話していた

「裏って・・・てかあんたどこでそんなん調べてきたのよ・・・」

愛心はどうやってそんな情報を集めてきたのだと呆れていた

「まぁまぁ聞いてくださいな?実はつい先週の行方不明になった事件がありましたよね?

 実はあれはその勉南って政治家の事務所付近で起こったらしいんです」

どうやら明里の話ではニュースになっている行方不明事件が

勉南の事務所周辺で起きていたと話していた

「いや・・・それは普通に偶然って可能性の方が高いでしょ・・・」

しかし愛心の言う通り一件だけでは偶然の方が可能性として高かった

「ところがですね・・・同じような事件が他にもその周辺で起きているんです・・・!」

なんと明里は他にもその周辺で同じような事件が発生しているのだと言っていた

「・・・確かにそれは怪しいですね・・・」

奏歌もそんなに何件もあるのなら怪しいと思うのは当然だと思っていた



「でもそんなに多発してるんだったら警察が先に調べてるんじゃないの?」

愛心はそんなにそこで事件が起きているのなら

先に警察が怪しんで調べてるのではないかと話していた

「ええ・・・でも証拠はおろかそこにいた痕跡すらありませんでした」

明里の話では警察の捜査では証拠はおろかその場所にいた痕跡すらなかったらしい

「それじゃあやっぱり偶然なんじゃないの?」

それを聞いた愛心はやはり偶然だと思っていたが

「むしろそれが怪しいんじゃないですか!普通は痕跡の一つや二つ残っているはずなんです!

 それが一つも出ない方が怪しさMAXなんですよ!!」

明里はむしろその完璧さが怪しいと思っており放課後になったら

速攻で調べに行く気満々だった

「・・・その調査・・・私も行っていいですか?」

すると奏歌もその人物は怪しいと思いその調査に同行してもいいか聞く

「はぁ・・・奏歌も行くなら私も行くわよ・・・」

愛心もそこまで怪しいと思っているのなら自分も行くと伝える

「それじゃあ放課後に校門前に集合ね!」



そして放課後になり全員集合すると明里は街中へと向かった

「あれ?直接乗り込んで調べるんじゃないの?」

愛心はてっきり本拠地に乗り込むのではないのかと思って確認すると

「実はその勉南って人は明日まで出張でいないんですよ・・・

 なら留守中はおそらく犯行が起きないと思うので今は情報収集をしようかと!」

明里の話ではその勉南は出張でここにはいないらしく

犯人がいないのでは犯行も起きないだろうと思ったので今は街で情報を集めることにしたらしい

「とは言ってもね〜・・・政治家の話なんてそんなに聞けるもん?」

愛心の疑問も最もだった

政治家は基本的には事務作業が多いので外に出ることなんて稀であり

そんなにちゃんとした話は聞けないだろうと思っていた

「まぁそこはダメで元々なんでとりあえず聞いて回りましょう!」

そこに関しては明里も同じ意見ではあったが何もしないのも退屈なので

とりあえずみんなの話を聞いて回ることにしたらしい

そして三人はバラバラに街の人から勉南の評判を聞いて回ったのだが

「ダメです・・・みんな良い印象だったとしか答えてくれません〜・・・」

出会う人全てが良い印象だったとしか答えてもらえず明里の満足いく結果にはならなかった

「はぁ〜・・・どこかでもっと詳しい話を聞ける人はいませんかね〜・・・」

明里はもっと事情を詳しく知る人物はいないかと思い辺りを見回してみると

「・・・!いたぁぁぁぁぁ!!」

偶然にもその人物を発見するのだった

「いや誰を見つけたのよ・・・」

愛心は呆れながら一体誰を見つけたのかと思ってその人物を見た

「・・・ってあれ幸酒さんじゃん・・・」

その人物とは三人が出会った幸酒だった

明里は凄まじいスピードで幸酒の元へと行き自分達のいたファミレスに入っていく



「勉南さんの話を聞きたい?」

明里から話を聞いた幸酒はどうしてそんな事を聞きたいのだろうと疑問に思う

「はい・・・実は勉南さんにはおかしな噂が出ているのでそれを確かめたくて」

奏歌は明里が話していた例の話が嘘なのか本当なのか知りたいのだと告げる

「なるほど・・・確かにその話は怪しい点が多いんだ・・・」

幸酒もその事件に関しては怪しい点がたくさんあるのだと言っていた

「具体的に教えてもらっていいですか?」

明里はその怪しい点とは何なのか詳しく教えて欲しいとお願いする

「実は事件で消えた人の中には勉南さんと会う約束をしていた人物も含まれているんだが・・・

 本人は会ってもいないし会う約束はしていないって話しているんだよ・・・

 でも被害者のカレンダーとかにはそう書いてあるし・・・どう考えてもおかしいんだよね」

なんと消えた人物の中には勉南さんに会いにいって消えてしまった人物もいるらしいが

それ人達に関しては何も知らないと本人はずっと言っているらしいのだ

「実際にその人を見たって目撃者もいるんだけど・・・

 勉南と歩いているって目撃情報はないんだよな〜・・・」

実際にその消えた人物を見た目撃談もあるのだがそこに勉南はいなかったようだ

「?待ってください勉南さんとって事は他の人と歩いている情報はあったのですか?」

奏歌はその話を聞いて被害者は一人ではなかったのかと確認する

「うん・・・なんか女性と歩いていたって話を聞いてるよ?」

なんと幸酒の話では勉南はいなかったが女性と歩いている姿は目撃されていたらしい

「それってつまり!」



「「「この事件には共犯者がいる・・・!」」」

黒い噂の出ている政治家・・・

果たして三人は真実を突き止めることができるのだろうか?!

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