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百獣大行進

今回は明里がメインになりそうですね

「まさかライオンの赤ちゃんまで脱走してるなんてね・・・

 さすがに昨日の今日だから栄養不足で死ぬなんてないわよね?」

愛心は目の前に現れたライオンの赤ちゃんを見て

こんな子まで脱走しているとは思っておらず体力とかは大丈夫なのかと不安に思う

「見た感じ生後三ヶ月は経ってるし今から動物園で餌とかあげれば大丈夫だと思うよ?」

そのライオンを抱っこしている明里は様子を見て今から動物園で保護してもらえば

特に大事にはならないだろうと診断した

「それじゃあ一旦、動物園に戻りますか・・・どのみち逃げた動物の種類が分からなくちゃ

 明里が持ってる動物の音源も使えないし」

それを聞いた愛心は一度、動物園に戻ろうと提案した

「それもそうだね!それじゃあ早速、動物園に向かって出発!」

明里もその意見に賛同しライオンを抱っこしたまま動物園へと足を運ぶ



「さてと・・・到着しました!」

そんな話をしているとようやく動物園に到着した

「それじゃあ早速だけどあそこのスタッフにその子を返しに行くわよ」

愛心は周辺を見て動物園のスタッフらしき人を発見し三人はその人の元へと向かった

「そうか・・・君達があの子を見つけてくれたんだね・・・どうもありがとう」

スタッフは三人の話を聞きライオンの頭を撫でていた

「こいつは園長がサバンナに行った時に出会った子なんだ・・・

 両親が周りにいなくて今にも死にそうだったこの子を園長がこの日本に連れてきて育てていたんだ」

どうやらスタッフの話では親はこの子を残してどこかに消えてしまい

それをこの動物園の園長さんが発見しここで育てていたらしい

「しかし困ったな・・・この子の餌とかは動物園の中にあるけど肝心のケージがないんだよな〜」

そしてスタッフはこの子を見てかなり困っていた

どうやら動物を入れておくためのケージがまだ来ていないらしい

「前と一緒のケージじゃダメなんですか?」

明里はいつも使っているケージはどうして使えないのかと聞くと

「この脱走騒動の時に全部の鍵が壊されていたんだ・・・さすがに全部修理するのは・・・」

どうやら動物が脱走する時に鍵を壊されてしまい修理がまだ終わっていないらしい

「それじゃあ捕まえてきた動物はどうするんですか?」

愛心はそれならばこれから捕まえる動物はどうするつもりなのか聞く

「一応近くにある牧場の地主さんに事情を説明してそこでしばらくは過ごしてもらうつもりだ

 でも新しいケージもまだついてないらしいし・・・

 すまないがしばらく君達で面倒を見てもらえないかい?」

スタッフの話では牧場の地主さんに頼み込んでそこにおいてもらう予定らしいが

動物を入れておくケージがまだついていないらしく自分も手が回らないので

その子の面倒をそのケージが来るまで見てもらえないかと三人にお願いしてきた



「とは言われたものの・・・まさかその子を連れて

 探索を続行する羽目になるとは思ってなかったわ・・・」

愛心達は仕方なくスタッフさんのお願いを聞いてライオンのお世話をする事になったのだが

その時に明里が動物を保護しておく牧場の場所を聞いて自分達が直接そこに運んでいくといったのだ

「だってこの子も仲間がいないのに一人で動物園で待ってるのなんて寂しいじゃないですか!

 だったら一緒に牧場に向かって道中に仲間を探して見つける方がいいと思ったんです!」

明里はこの子が仲間がいなくて寂しい思いをするのではないかと思い

だったら自分達が仲間を見つけて一緒に牧場に向かえばいいと考えたらしい

「私もいい考えだと思いますよ?スタッフさんや警察に自衛隊の方は手が空かないみたいですし

 それなら自分達で出来る限りのことをしておいた方が皆さんの負担を減らせますし」

奏歌もこれくらいは自分達でやった方が他の人の負担を減らせるからと賛同していた

「そこまで言うならいいけど・・・本当に道中にリストの動物なんているのかしら・・・」

そう言って愛心が取り出したのはスタッフからもらった逃げた動物の名前が書かれたリストだった

「えっと・・・トラにパンサーにゴリラ・・・カンガルーにナマケモノ・・・って・・・」

そのリストに書かれている名前は軽く百は超えておりそれを見ていた愛心はげんなりしていた

「こんなもん簡単に見つかるわけ・・・」

そう思って不意に上を見上げてみると

先ほどリストに載ってあったナマケモノが木にぶら下がっていた

「・・・まさかの一匹目発見・・・」

これには二人も驚きを隠せないでおりとりあえず一番運動神経のある愛心が木の上に登り

ぶら下がっているナマケモノを保護したのだった

「まさかこんなに簡単に見つかるとは・・・いや・・・

 ナマケモノだからそこまで長距離の移動ができなかっただけか・・・」

愛心はまさかの展開に思わずため息を吐いてしまうが

すぐさまナマケモノの行動を思い出し偶然なんだと思っていた



「・・・って・・・さっき思ったんだけど・・・」

そう思っていたのもつかの間、今度は三人の前にまさかのシマウマが現れた

「まぁ・・・ここら辺は牧場が多いので絶好の餌場ですからね・・・」

明里はこの辺は牧場が多いのでシマウマがいてもおかしくはないと言っていた

「えっと・・・とりあえず私が行きますね?」

ここは何も持っていない奏歌がシマウマのそばまで行きシマウマを誘導し始めた

「手綱とかはありませんけどちゃんと言うことを聞いてくれてよかったです」

シマウマには手綱などはついていなかったがしっかりと奏歌の後ろをついてきていた

「これでもう3匹って・・・なんか牧場着くまでにえらい事になってそうね・・・」

しかしそう思っていた愛心の予想は外れてそのまま何もなく例の牧場に到着してしまった

「結局成果はこの3匹だけか・・・まぁ普通はこんなもんよね・・・」

愛心はこれが現実だと思い早速、牧場の地主さんに事情を説明しに向かう

「そうかそうか!お前さんらが聞いていた子達か!わざわざすまんかったのう!」

地主さんは牧場の使ってない場所へと三人を連れて行ってくれた

「それにしてもすまんかったのう・・・

 しかし動物園で待っていたかったのはある意味正解だったかもしれんな〜・・・」

地主さんは三人に対してお礼を言いながら動物園は大変な事になっていると言っていた

「動物園が大変って・・・一体どうしたんですか?」

奏歌は一体、動物園では何が起こっているのか聞く

「実は脱走した動物達が一斉に帰ってきたらしくてそのまま人を襲っておるらしい・・・

 まぁ警察や自衛隊の捕獲部隊がおるから大丈夫じゃろう・・・」

地主さんの話では動物園では帰ってきた動物達が人を襲っており警察や自衛隊と交戦しているらしい

「・・・奏歌・・・やっぱりそれって・・・!」



「「?!」」

二人がその話を聞いて動物園に向かおうとした時

なんと他の動物達がこの牧場の柵を破壊して侵入してきていた

「なんじゃ?!なんでここに脱走した動物達がいるんじゃ?!」

これには地主さんも戸惑いを隠せないでいた

「明里!地主さん!その3匹を連れて避難してください!ここは私達で時間を稼ぎます!」

二人は保護した3匹を連れて避難するように明里達に指示して

こっちに向かってきている動物達の相手をし始めた

「わかった!すぐさま警察とかに連絡するからそれまで頑張って逃げ切ってよ!」

明里はライオンとナマケモノを地主さんはシマウマを連れて離れにある家へと避難していった

「さて・・・人目もなくなったし・・・スピリットメイク!」

二人は明里達がいなくなったのを確認してスピリットメイデンに変身する

「どうやらこの動物達は正気を失っているみたいです!正気に戻さないと!」

ブランは動物達の目を見て正気ではないと思い元に戻さなければならないと伝える

「だったらこの技はどう?!ハーブスノーパウダー!!」

ノワールは手のひらから鱗粉のようなものを噴射して動物達にかけると

一瞬だけ正気に戻り動きが止まるがすぐにまた正気を失ってしまう

「チッ!どうやら原因を取り除かない限りダメみたいね!」

ノワールは操られている原因をどうにかしなければダメだと思い

どこかにその原因はないかと探してると

「キャァァァァァ?!!」

離れにあった家の方から明里の悲鳴が聞こえてきて

天井から黒い影が飛び二人の前に降り立った

「我が名はバトス・・・さて・・・こいつの命が教えければ戦闘を中止しろ・・・!」

バトスと名乗った魔人は明里に向かって武器をめけて二人に戦闘をやめるように指示を出す



「・・・わかった・・・!」

二人は素直に相手の指示に従い手を下ろして無抵抗になる

「よくわかっているじゃないかではお前達『あの二人を殺して屍肉を貪れ!』」

バトスがその指示を出すと動物達はその指示を聞いて二人に滲み寄っていく

「?!」

するとその瞬間に一匹がその群れとは別方向に走って行きバトスの腕に食いついた

その一匹とは明里に懐いていたあのライオンの赤ちゃんだった

「ええい!我の命令に背くのであればお前などいらぬ!」

バトスは腕に噛み付いてきたその子を投げ飛ばして

身動きが取れないところを攻撃しようとする

「させるか!」

もちろん二人もそんな事はさせないと思い駈け出すが目の前の動物達が邪魔で届きそうになかった

(間に合わない・・・!)

もうダメだと思ったその時・・・そのライオンを抱えて攻撃を避ける影があった

「もう大丈夫だよ」

その影はなんとランドイエローだった

イエローはライオンをゆっくりと下ろしてバトスへと振り向く

「俺はライオンと結構、縁があってね・・・こんな事をした君を許すわけにはいかないな・・・!」

あの温厚なイエローが珍しく怒りを露わにしていた

「ふっ・・・どんなに喚こうとこちらには人質がいる・・・手出しはできまい!」

しかしバトスは人質をいい事に再び動物をけしかけようとするが

「悪いがその人質はもう返してもらおう」

それを聞いてバトスは振り返るとそこにはハンマーを振り上げているグリーンの姿があった

「グゥ?!」

グリーンの不意打ちを食らったバトスは明里を捕まえていた手を緩めてしまい

その隙にグリーンは明里の手を掴んでその場を離れる



「この・・・!貴様ら・・・!」

バトスは頭を抑えながら振り返ってみると

「ハァ!」

すでに武器を振り上げていたイエローの姿がありバトスはそのまま両断され爆発した

「ハーブスノーパウダー!!」

バトスが倒されたのを見てノワール達は動物達を正気へと戻した

「ありがとうございます・・・!さっきの赤ちゃんは?!」

明里はグリーンの手から離れるとすぐに先ほどのライオンの元へと向かう

「どうやらそこまで大した怪我はないみたいだ・・・よかったね」

イエローはそのライオンを見てみるとそこまで大した怪我はなく無事であり

その子を抱えて明里に手渡す

「よかった・・・ありがとう・・・」

明里はその子を抱きしめ先ほど助けてくれようとしたことのお礼を言うと

ライオンはそれに応えるかのように明里の頬を舐めるのだった

明里の思いに応えてくれたライオンの赤ちゃん

二人の絆の前には敵も敵わないですね

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