動物大騒動!
今回はスピリットメイデンの二人をメインにしていきます
ある朝・・・愛心の家のインターホンが鳴り玄関を開けてみるとそこには明里の姿があった
「・・・先に言っておくけど・・・行かないわよ?」
嫌な予感がした愛心は明里が何か言う前にその提案を断った
「私何も言ってないんだけど・・・てか行かないの?動物園」
明里はそう言いながらとある動物園のチケットを3枚見せる
「・・・動物園?」
「なるほど・・・ご両親が仕事で行けないからその代わりというわけですね?」
どうやら明里の話では両親と行くはずだった動物園のチケットだったのだが
その両親に急な仕事が入ってしまいどうしても会社に行かないといけなくなってしまう
それで余ってしまったチケットをそのまま捨ててしまうのはさすがに気がひけるので
愛心の奏歌の二人を誘いに来たらしい
「あんたの両親って報道関係の仕事だもんね〜・・・そりゃあ急な仕事も入るか・・・」
明里の両親はどちらも報道関係の仕事をしており緊急のニュースなどが入ったりしたら
すぐさまテレビ局などに行かないといけない仕事なので急な仕事なんて日常茶飯事だった
「まぁね〜・・・でも私はそんな両親を尊敬してるし憧れてるよ」
しかし明里はそんな両親に対して怒りではなくちゃんとした尊敬と憧れを持っていた
だからこそ自分も何か特ダネになりそうなネタを探し続けているのだ
「でもいいんですか?私達がこのチケットを使ってしまって?」
奏歌は自分達がそんな大切な両親と約束したチケットを使っていいのかと不安に思う
「だってそのチケットの有効期限って今日だよ?残る選択肢が捨てるだけなんてやじゃん
それに両親とはまた別の日に行けばいいだけだしね?」
明里はチケットの有効期限が今日までであり使わない方がかわいそうだと言っていた
「そうね・・・今回は私達だけで思いっきり楽しみますか!」
そんな期待を持って三人はその動物園へと向かったのだが
「・・・なんで休園なのよ・・・」
なぜかその動物園は休日でもないのに休園になってしまっていた
「おかしいな〜・・・確か先週まではちゃんとやってたはずなんだけど・・・」
明里の話では先週まではちゃんと機能していたらしい
では一体何が起こって休園になってしまったのかと思っていると
「あれ?明里じゃない!どうしてここにいるの?」
何やら大きなカメラやマイクを持った男の人を引き連れた女性の人が明里に話しかけてきた
「お母さん?!」
何とその人は明里の母親だったようだ
「そっか〜・・・今日行くはずだった動物園ってここだったんだ・・・」
明里から話を聞いた母親はまさか
ここが自分達の行くはずだった場所だとは思っていなかったようだ
「それよりもお母さんは何でここにいるのよ?」
そして今度は明里が母親にここで何をしているのかを聞く
「まぁどうせこれから報道する事なんだけど・・・実はこの動物園で飼育している動物達が
昨日一斉に逃げ出してしまったらしいのよ・・・」
なんと明里の母親がここにきたのはこの動物園から動物が逃げ出してしまったらしく
それを報道する為にここへ来ていたらしい
「動物が一斉に逃げ出すなんて・・・そんな事あるんですか?」
愛心はそれを聞いてそんな事が本当に起こったのかと疑問に思う
「現にここの園長さんは警察に対して捜索願を出してるのよ・・・
警察の話によれば誰かが檻を開けて脱走を手引きしたらしいんだけど・・・
そんな怪しい人影は園内の監視カメラでは映されてなかったの・・・
それどころか施錠式の檻なんて勝手に開いたような映像だったらしいのよね〜・・・」
何と明里の母親の話では脱走の手引きをしたらしい人影は微塵も映っておらず
それどころか勝手に檻開いたような映像として残っていたらしい
「・・・それってかなり怪しいですよね?」
愛心はその映像が本物なのかどうかを確認する
「どうやら専門家の話では映像を改ざんしたような痕跡はなかったらしいわ・・・
あっ!もうなんか呼んでるみたいだしみんなも気をつけてね!
逃げた動物の中には凶暴なのもいるらしいから!」
明里の母親は映像は改ざんなどされてなく本物の映像で間違い無いと言って
他のスタッフに呼ばれて持ち場へと戻って行ってしまう
「逃げた動物に勝手に開いた檻か・・・確実に人の仕業じゃないわね・・・!」
愛心は先ほどの会話を聞いて犯人は只の人間ではないと判断していた
「ですね・・・とりあえず空さん達にこの事を報告しておきますね」
奏歌は空達にこの事を報告して詳しく調べてもらおうと思っていた
「逃げた動物か〜・・・それって結構ヤバい話だよね〜・・・よし!」
その一方で明里は逃げた動物の話を聞いて何かを決めていた
「二人とも!私達でその消えちゃった動物達を探しに行こう!」
何と明里はこの三人で消えてしまった動物達の捜索をしようと提案してきた
「あんたね〜・・・話を聞いてたでしょ?逃げた動物の中には危険な肉食動物だっているし
そもそも何匹逃げてしまったのかすらわかってないのよ?
それをたった三人だけで探すなんて無理に決まってるでしょ」
愛心は自分達とは違い普通に人間である明里を心配してその提案を断ろうとするが
「別に全部の動物を見つけるわけじゃないよ!自分達で捕まえれそうな動物は自分達で
危険な肉食動物や大きい動物に関しては居場所を警察に連絡するんだよ!」
明里もそこまで無謀な事は考えておらず全部を捕まえるのではなく小さな動物を捕まえて
それ以外は見つけ次第、警察に連絡をして居場所を教えるつもりだったらしい
「そうは言ってもね〜・・・」
しかし愛心はそれを聞いてもあんまりいい顔はできなかった
「・・・わかりました!みんなで捜索しましょう!」
すると意外な事に奏歌がその提案に賛成してしまった
「ちょっと!あんた何言ってるかわかってるの?!」
愛心は奏歌の耳元で小声で何を言っているんだと伝える
それもそうだろう
いくら場所を伝えるだけと言ってもそれはあくまで目視をして居場所を教えるので
十分に襲われる可能性はあるのだ
そんな状況に一般人である明里を連れて行くのはとてもではないが賛同できなかった
「でも多分、明里さんは私達が断った後でも自分一人で探しに行ってしまいますよ?
それなら私達と一緒に行動して無理をさせないようにする方が無難だと思います」
しかし奏歌はたとえここで断ったとしても明里は探しに行ってしまうと思い
それなら一緒に行動した方が何か起こっても自分達が守ってあげられると思ったようだ
「確かに・・・まぁ今回に関しては魔人や鬼でもないしね・・・しょうがないか・・・」
その言葉を聞いて愛心もさすがに折れてしまい結局、一緒に捜索することを了承した
「でもいい?!あくまで小さな動物だけだからね!大型動物に関しては警察に任せるのよ!!」
愛心は先ほど明里が言っていた事は絶対に守るようにと伝える
「わかってるって!それじゃあ早速行ってみよう!」
こうして三人だけで逃げた動物達を探しに向かうのだった
「・・・てか思ったんだけど別に私達が捜索しなくても一般人が教えてくれるんじゃないの?」
しばらく周りを警戒しながら歩いていると
愛心はがふと自分達が捜索する必要はあるのかと思い始めた
確かに街中に動物が出てくれば嫌でも警察に情報は行くだろう
それも人を襲うような動物とかなら尚更だろう
「それがそうでもないんだよ・・・今じゃ森林公園なんてのもあって
動物が身を隠す場所なんていっぱいあるんだよ・・・
警察の捜索でもそう簡単には見つかったりしないよ」
しかし明里の話ではこの周辺は森林などが多く動物が身を隠すにはもってこいの場所が多く
警察の捜索でもそう簡単には見つからないはずだと言っていた
「だったら私達が探しても見つかるわけがないじゃん・・・」
それを聞いた愛心は警察でも苦労するのに
何も知らない女子高生に見つけられるわけがないと思っていると
「チッチッチッ・・・残念ながら私達にはそんなものを凌駕できる最強の兵器があるのだよ・・・!」
すると明里はそんな警察を超える装備を持っていると言って取り出したのが
何やらCDカセットのような機械だった
「これには動物が嫌う音とは違って動物が仲間を呼ぶときに使う音が録音されてるんだ!
つまりこれを使えばほとんどの動物が仲間がいると思ってこっちに寄ってくるって事!」
そう言って明里がCDカセットのスイッチを押すと何やら猛獣のような声が聞こえてきた
「・・・ねぇ・・・今そのCDは何がセットされてるの?」
それを聞いた愛心は嫌な予感がしてCDにセットされている音源は何の動物のなのか聞く
「えっと・・・ライオンって書いてあるね・・・」
三人はCDの音源を聴いて黙り込んでしまう
「「「?!」」」
すると三人の後ろの茂みからゴソゴソと音が聞こえてきてゆっくりと振り返ってみると
その茂みから何かが飛び出してきて一直線に明里へと突っ込んでいった
「明里!って・・・えっ?」
何と明里に飛びついてきたのは獣の王であるライオンには間違いなかったのだが
気高き大人のライオンではなくまだ小さく可愛らしい赤ちゃんのライオンだった
まさかのライオンの赤ちゃん登場に三人はどう対処するのだろうか?
そして消えてしまった動物達を見つける事は出来るのだろうか?!




