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白い弱点

今回は久々のロボットが出ます

三人はクレープ屋のおじさんが話していた占い師がいた場所へと向かった

「おじさんの話だとここだったわよね?・・・別にそれらしい人はいないけど・・・」

愛心はその場所について周りを見てみるがそれらしい人はいなかった

「まぁそうだろうな・・・さすがに同じ場所でそんな事をしてたら嫌でもバレる

 なら場所を悟られないように毎日移動し続けるのは当たり前だ」

凶夜はおそらくここにはいないだろうと考えてはいたがそれでもここに来る理由があった

「とりあえずはここでどこに向かったのか聞いて回るか・・・」

それはここにいる誰かなら次の目的地に関して何か知っているではないかと思っていたのだ

三人はそれぞれバラバラに別れて周辺の人に対して聞き込みを始めた

「そうですか・・・どうもありがとうございました」

奏歌が最後の一人から聞き込みが終わりがっかりとした表情を浮かべていた

どうやらあまり良い成果はなかったようだ

「そっちはどうだった?」

すると愛心も聞き込みを終えたようで成果はどうだったのか聞く

「ううん・・・残念だけど何もわからなかった・・・」

奏歌は成果を話すと愛心は複雑そうな顔を浮かべていた

「そうか〜・・・私の方も全然使えるような情報はなかったよ・・・」

どうやら愛心の方もいい情報は出てこなかったらしい

最後の頼みの綱は凶夜に託す以外になくなってしまい二人が帰りを待っていると

「待たせたな・・・こっちは一つだけ成果があったぜ?」

凶夜の聞き込みの方では一つだけ良い成果があったと報告していた

「本当ですか?!」

奏歌はどんな情報を手に入れたのか気になり前のめりになって聞きに来る

「ああ・・・つってもそれは本人の居場所の情報じゃなくてこれだけどな?」

そう言って凶夜が二人に見せたのは一枚の小さな紙でそこには数字が書かれていた



「もしかしてこれ・・・あいつの連絡先?!」



「多分な・・・とりあえず試しに電話しても損はないだろ?」

凶夜はそう言って携帯を取り出してその番号を入力する

何回かのコールの後でようやく相手が電話に出てくれた

『もしもし?こちら色彩占いですが?』

どうやらその占い師のやっている店の名前は色彩というらしい

「すいません占いをしてもらいたいんですけどどうすればやってもらえますか?」

凶夜は占いをやってもうという嘘をついてどこに行けば会えるのか聞く

『そうですね〜・・・今日はもう仕事はお開きにしてしまったので

 明日の昼頃に中央公園に来てください』

どうやら今日は会うのは無理らしく明日なら大丈夫だから中央公園に来るように指示される

「・・・わかりました・・・昼に中央公園ですね・・・」

凶夜は二人に目をやりながら待ち合わせの場所を確認させ電話を終える

「さて・・・どうやら今日はこのまま帰るしかないみたいだな・・・」

先ほどの話の通りに会うのなら今日はもうやることはないと凶夜は二人に言う

「そうですね・・・では今日はこのまま解散としましょうか?」

奏歌は特にやる事もないのならこのまま解散しようと提案する

「正直に言うとあんまり遅くはなりたくないんだけどね・・・

 でも居場所がわからないんじゃさっきの待ち合わせに賭けるしかないか・・・」

愛心は襲われた人達の事を心配しており本当なら今日中に終わらせたかったらしいが

今の時点で居場所がわからないのではいくら焦っても仕方ないと思い

とりあえずは明日の待ち合わせに賭けて今日は何もせずに帰ることにした

「それじゃあ明日は中央公園に集合でいいな?」

それを聞いた凶夜は明日の待ち合わせを中央公園に決めてそのまま解散する事になった

「それにしても・・・明日までもどかしいわね・・・」

口では納得したつもりだったがどうやら心までは納得していなかったらしく

愛心は明日までもどかしい気持ちを持ったまま過ごす事になった



そして翌日・・・三人はお昼前に中央公園にて集合していた

「さてと・・・まず作戦だが・・・奴との接触は俺がやる」

凶夜は敵との一番最初の接触は自分がやると言い出した

二人はそれを聞いて驚いていた

何故なら一番最初に接触した相手は敵の能力にかかる可能性が高いからだ

「そんなもん別にあんたじゃなくてもいいでしょうが!」

もちろん愛心はそんな危険な事をさせれるわけがないと凶夜に告げる

これには言葉は発しなかったが奏歌も同意見だった

「ああ・・・だがお前らは目が見えなくて相手を倒す事ができるのか?」

しかし凶夜のその言葉で先ほどの考えは変わりそうになってしまう

確かに自分達は目が見えない状態でも戦えるほど強くはない

だが凶夜はたとえそんな状況でも戦う事ができる

つまりは二人と凶夜とでは圧倒的に場数が違うのだ

そんな相手に対して二人は先ほどのように反対できるほど強くはなれなかった

「・・・どうやらもう反対の案はないみたいだな・・・それじゃあ話を続けるぞ?」

二人の反応を見てこれ以上の問答は必要ないと思った凶夜は次の話に移った

「最初の接触で俺がそれなりに時間を作る・・・その間にお前達でそいつに忍び寄り

 相手が逃げないようにしろ・・・その準備ができたら戦闘開始だ・・・いいな?」

凶夜は作戦として自分が相手をしている間に逃げ道を塞ぎ

その準備ができたら戦闘開始すると告げる

「・・・わかりました・・・でもあまり無茶はしないでくださいね?」

奏歌はその作戦でいいと答えるが同時にあまり無理はしないようにと凶夜を心配する

「安心しろ・・・俺はそこまで弱くはない・・・」

凶夜は心配されるほど自分は弱くなんてないと言ってはぐらかした



「・・・!どうやらあれみたいだな」

時間になり辺りを見回してみるとそれらしい人を発見し

凶夜は二人に合図をしてからそこに向かった

「すいません・・・電話をした者なんですが・・・色彩占いで間違いありませんか?」

凶夜はその占い師に対して色彩占いという名前かどうか確認を取る

「おお!あなたが電話してくれた方でしたか!どうぞお席にお座りください!」

どうやら当たりだったらしくその占い師は席に座るように指示する

「それでは早速ですが占わせていただきますね?」

席に座るとその占い師はすぐに占いを始めると言って道具を取り出し始めた

「私の占いは目を見る占いでしてね・・・それじゃあ目を大きく開けてもらっていいですか?」

占い師は凶夜に大きく目を開いてよく見せるように指示を出す

凶夜は指示通りに動くと占い師の目が光って見えた

「なるほど・・・どうやら貴方はかなり数奇な運命にあるようですね・・・

 とても大変な運命だ・・・それこそ・・・人の身では無理なほどに・・・」

占い師は凶夜の目を見てかなり数奇な運命を持った男だと言っていた

「・・・なるほど?それがお前の手口ってわけか・・・!」

その言葉を聞いた凶夜は二人が準備できたのを確認してそいつの首元を使う大きく投げ飛ばした

しかしその占い師は空中で体勢を立て直し見事に両足で着地してみせた

「なるほど・・・あなたが噂のフィアーナイトでしたか・・・確かに数奇な運命の持ち主だ・・・

 何せ・・・復讐の為だけに人を止めて魔人の力を手にしたのですからね・・・!」

占い師はフィアーナイトの事を知っていたようで先ほどの占いは当たっていたと言っていた

「そりゃあどうも・・・ついでにお前の名前も教えてくれるとありがたいんだけど?」

凶夜は占いの結果ついでに自分の名前も教えてくれないかと聞く

「私ですか?私の名前は色抜鬼(いろぬき)・・・文字通り・・・色を抜き去る鬼です!」

そう言ってその鬼は名前を名乗りながら黒いローブを脱ぎ去る

するとそこには両腕がまるで色鉛筆のようになっており頭もそんな形の姿が現れた



「なるほど・・・色を操る鬼ってだけの体はしているな・・・!」

『ヘン・・・シン・・・』

そう言って凶夜はベルトを腰に巻き変身する

「そう言ってもらえるのはありがたいですが・・・すでにあなたは私の術中ですよ?」

すると色抜鬼はフィアーナイトの姿を見てすでに自分の術中に嵌っていると言っていた

「?!」

その瞬間、色抜鬼の言った通りフィアーナイトの視界から徐々に色が消えていっていた

「なるほど・・・これがお前の能力ってわけか・・・!」

それを見てフィアーナイトはこれが相手の能力なのだと思っていた

「そう・・・私の目を見たものはその視界から全ての色を抜かれる・・・

 そんな視界では私に攻撃を当てるのは不可能でしょう!」

色抜鬼はフィアーナイトのその姿を見て勝利を確信していた

「残念だけどそうは問屋がおろさないのよ!」

するとそこへ逃げ道を塞いでいたスピリットメイデンの二人が姿を現した

「なるほど・・・仲間がおりましたか・・・ですが何ら問題はありませんね!」

だがその姿を見ても色抜鬼は何とも思っておらずそのまま二人に向かって突撃する

「私がそんな能力だけの鬼だと思わないでくださいね!」

そして色鉛筆をまるで武器でも振り回すかのように使っていた

「確かにあんたの戦闘能力は認めてあげる・・・でも!」

しかし二人はその攻撃を紙一重で躱しながら近づいて行き

「そんなもんでやられるほど私達もヤワじゃないのよ!」

ガラ空きになっていた胴に思いっきり拳を当てた

「がはっ!なかなかやりますね・・・!だったらこちらを狙うまでです!」

色抜鬼は二人と戦っては消耗が激しいと思い自分の術中にあるフィアーナイトの方を狙った

『デッ・・・ド・・・』



「オラァ!」



「ガァァァァァ?!!」

すると目がまともに見えてないはずのフィアーナイトから必殺の蹴りをもらってしまう

「う〜ん・・・別に輪郭さえわかれば問題ないな・・・」

どうやらフィアーナイトは相手の輪郭だけで判断し蹴りを放ったようだ

「グフッ!こうなったら仕方ない・・・奥の手です!」

最後に色抜鬼は酒瓶を取り出して飲み巨大化した

「またかよ・・・凶獣招来!」

それを見たフィアーナイトはいつものようにマシンを呼んで合体させようとする

「させませんよ!」

すると色抜鬼が例の技を放ち合体の邪魔をしてきた

「チィ!これじゃあ接続部分が見えねぇ!」

色が見えなくなってしまったマシン達は接続部分が見えず何もできない

・・・そう思っているだろうなと思っていた・・・

「・・・まぁ・・・単体で戦えばいいか」

そう言ってフィアーナイトはそれぞれのマシンに個別で戦うように指示を出す

「馬鹿な?!個体でもこれほどまでの戦闘能力を有しているだと?!」

色抜鬼は完全に計算外だと思い逃げ出そうとするが

「終わりだな・・・獣撃突貫!」

その後ろから全てもマシンが突っ込んできて色抜鬼を貫いた

「そんな・・・馬鹿な・・・?!」

体を貫かれた色抜鬼はそのまま倒れて爆発四散した

・・・合体しなくてもロボットって言えるのかな?

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