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夜空に輝く光の花

今回はフィアーナイトがカッコイイ回です(出てくるの最後だけど・・・)

しかしあれから鬼の情報は出ておらずいよいよ祭りまで残り一日と迫っていた

「まさかここまで情報が何も出ないとは・・・鬼も諦めたと思いたいが・・・」

空は全くと言っていいほど情報の出てこない鬼に対してもう諦めたのかとも思っていたが

これまでの行動からしてそれはないだろうと考えを改める

「だとしたら・・・やはり狙いは明日の祭り当日か・・・!」

ならばおそらく鬼の狙いは間違いなく祭りなのだと森は判断していた

「けど結局祭りで何をしようとしているのかまではわからないわね・・・」

だが問題は鬼が祭りで何を狙っているのかが問題だった

それがわからない限りたとえ鬼が狙っていたと知っていても何の対策もできない

「ええ・・・せめて何かヒントでもあればいいのですが・・・」

霧はせめて些細な事でもいいからヒントがないかと思っていた

しばらくみんなで色々と考えていると一つだけ可能性が出てきたものがあった

「電気・・・そうか!相手の狙いは電気だ!」

その狙いとは電気だ

この前の襲撃で鬼は屋台にあった電化製品を全て使い物にならなくしていた

つまりそこにあった全ての電気を奪い取ったのだろう

ならばおそらく鬼の狙いは祭りそのものを壊すことなのだ

「なるほど・・・それがあいつの狙いってわけか・・・!」

鬼の狙いがわかったのもあり残りはどういった対策をとるかとなっていた

「確か祭りの電気ってバッテリーや近くの建物から繋いでるのよね?

 だとしたら私達はその場所を守るってこと?」

海は自分達がとる行動としてはバッテリーや建物からの電気の供給を守ればいいのかと聞く

「いや・・・だとしても一斉に電気を奪うには不十分だろう・・・

 だとしたらおそらく狙うのはもっと別の場所だ」

しかし森はそんな風にチマチマとした狙いではなく

もっと大きな何かを狙っているはずだと考えていた



「だとしたらおそらく相手の狙いは電磁パルスかもしれんのう・・・」

すると話を聞いていた来島博士は相手が使う手に電磁パルスをあげていた

「電磁パルスはパルス状の電磁波を発生させてあらゆる電子機器を破壊する・・・

 相手が電気を使う相手なら尚更その手でくる可能性が高いじゃろうと思ってな」

来島博士のいう通り確かに電磁パルスなら

全ての電子機器を一斉に破壊し祭りを台無しにすることが可能だろう

そして自分はその隙に逃げてしまえば戦闘すらせずに目的を果たすことができる

「なら警戒するのはその電磁パルスを発生させるのに最適な場所ですね?」

ならば自分達がするのはその行動を阻止する為に最適な場所を見張ることだと霧は判断した

「う〜む・・・問題はそこじゃな・・・何せ相手の電磁波がどれほど強力なのかによって

 範囲は決まってくるからのう・・・下手をしたら祭り会場の外からだって

 電磁波を放つことは可能じゃ・・・」

しかし来島博士もその最適な場所の絞り込みは不可能だと思っていた

というのも相手の能力の上限が全くわからないからだ

もしも相手が自分達の想像以上の能力を持っているのなら

会場の外からだって電磁波を放つことは可能であり

そうなってしまえば相手がどこに現れるかなんてわかるわけもない

それを聞いたみんなは一気に黙り込んでしまう

「う〜む・・・やはりマップの修理を急ぐ以外に方法はないみたいじゃのう・・・」

来島博士はこの状況を打破するにはマップの修理を急ぐしかないと考え

急いで作業へと戻っていった

「・・・博士も頑張ってくれてはいるが・・・おそらく明日までには間に合わないだろうな・・・」

来島博士が消えた後で空は明日までにマップを直すのは無理だと判断していた

「そうなると・・・やっぱり自分達で居場所を突き止めるしか方法がないか」

森はならば自分達の力で鬼が現れる場所を突き止めるしかないと告げる

「ああ・・・多分みんな大変だろうけどそれしか方法はない・・・!」



こうしていよいよ祭り当日となり会場は人でいっぱいになっていた

「すごい数・・・人混みだけで酔いそう・・・」

それを見た愛心はすでに人で酔いそうになっていた

「ちょっと〜愛心はもう満身創痍なの〜?祭りは始まったばっかりだよ?」

すると明里が祭りは始まったばかりなのに

ダウンしている場合ではないと目を輝かせながら言っていた

「あはは・・・とりあえず花火まで時間がありますし屋台を回ってきましょうか?」

そのやり取りを見ていた奏歌は苦笑いしながらまずは屋台を回ろうと提案する

「そうだね!やっぱり祭りといえば屋台!まずは・・・わたあめ!」

明里はその提案に乗りまず最初に向かったのはわたあめ屋だった

「そこで一番最初にわたあめ行くあたりあんたも大概ね・・・」

愛心はこいつは花よりも団子のタイプだと判断していた

「だって普通はわたあめ行くでしょ!次は・・・焼きそばください!」

それに対して明里はそんな事はないと言いながら次は焼きそばを買いに向かっていた

二人はそれを見てやっぱり優先するのはご飯じゃないかと思っていた

「そういえば空さんでしたっけ?あの人達もこの祭りに参加してるんですよね?

 何か差し入れとか持っていかないんですか?」

すると明里は空達に対して何か差し入れをしたらどうかと提案する

「そうですね・・・ならみんなで色々と買って持って行きましょうか」

奏歌達はその提案に乗り何が好みなのかわからないので色々と買って

空達のいる場所へと向かうことにした

「・・・さすがに買い過ぎじゃない?」

色々な屋台を回りそこで売っているものを色々買っているといつの間にか

その量はどこかのスーパーでやっている特売から帰ってきたような荷物になっていた

「まっまぁ・・・食べ盛りの男性が三人もいるんですからこれくらいは大丈夫でしょう!」

明里は男性が三人もいるのだからこれくらいの量は食べれるはずだとごまかしていた



そして三人はそのまま花火を打ち上げをする人のテントに来た

「すいませ〜ん・・・ここに来島博士はいますか〜?」

愛心はテントの中に入り来島博士を呼んでみた

「ん?おお!お前さん達か!一体どうしたんじゃ?」

それに気がついた来島博士が急いで三人の方へと向かってきた

「実はみなさんに差し入れも持ってきたんです」

奏歌は差し入れのものを見せながら笑顔でそう答える

「そうじゃったのか〜・・・すまんのう今は儂一人しかおらんから

 あそこのテーブルに置いてもらってもよいか?」

来島博士はさすがに一人でその量を持つのは無理だと思い

三人にテーブルまで運んでもらえないかとお願いする

「別に構いませんけど・・・何かあったんですか?」

愛心は小声で何か事件でもあったのかと確認を取る

「安心せい・・・単純に花火の打ち上げ台に不手際があったから

 それの手直しに向かっておるだけじゃわい・・・」

実際は鬼が現れるのではないかと見張りに向かった空達なのだが

鬼が来ることを知られたくない来島博士は愛心達に対して嘘の話をした

「そうなんですか?・・・それなら別にいいんですけど・・・」

どうやらちゃんと誤魔化せはしたらしく愛心達はそれ以上何も追求してこなかった

「まぁ皆が来たらちゃんとお礼を言うように伝えておくから安心せい

 お前さんらは祭りを楽しんでくるといい」

来島博士はちゃんとみんなに後でお礼を言いに行くように伝えるから

安心して祭りを楽しんでくるように愛心達に行って手を振る

「わかりました・・・それじゃあ花火楽しみしてますね!」

奏歌達はそれを聞いて花火楽しみにしていると伝えてからその場を後にした



「ギャギャギャ!さて・・・準備も整った・・・!一気に行かせてもらうぜ!」



「「「?!!」」」

愛心達が屋台を回っていると急に周りの灯りが消えてしまう

「何が起こってるのよ?!」

愛心は何が起こっているのだと動揺する

「とりあえず落ち着きましょう・・・慌てて動くのは危険です!」

奏歌はこの人混みの中で動くのは得策ではないと思いおとなしくしているように伝える



「ギャギャギャ!いい様だな!人が安心して暮らせる灯りを消してしまえば

 こんなにも動揺して恐怖するなんてな!さすがはこの俺だぜ!」

これを引き起こした張本人はまさに作戦通りだと思って大笑いしていた

「後はさっさとトンズラするだけだな!」

そう言って鬼はそのまま逃げようとすると

「ようやく見つけたぞ・・・鬼!」

その後ろにフィアーナイトが現れた

「またお前か!いい加減しつこいんだよ!」

鬼はまたも現れたフィアーナイトに対してイライラしていた

「だったらここでおとなしく俺にやられることだな・・・!」

そんなに追いかけっこが嫌なら今この場で倒されろとフィアーナイトは言う

「別にいいぜ・・・この電鬼(でんき)様はすでに役目を果たしたからな!」

電鬼と名乗った鬼は役目を果たしたので別にここで倒れても何の問題もないと言っていた

「役目?人から灯りを奪うことがか?・・・だとしたら・・・お前の作戦は失敗だな」

しかしフィアーナイトはその作戦は失敗したと電鬼に向かっていった

「あん?そりゃあどういう意味・・・?!」

電鬼はフィアーナイトの言葉の真意を聞こうとしたその時だった

後ろの方で何か大きな音がして夜空が照らされていた

急いで振り返るとその目に入ってきたのは無数の花火が打ち上げられている夜空だった

それを見た電鬼は口を開けて驚きを隠せないでいた

「残念だったな・・・別に電気だけが人間にとっての灯りじゃねぇんだよ」

フィアーナイトはその花火を見ながらそっとベルトのボタンを押す

『デッ・・・ド・・・』

その機械音と共に彼の足にエネルギーが溜まっていく

「俺の作戦が失敗だと・・・ふざけるな・・・ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」



「お前の失敗はただ一つ・・・人間を良く理解していなかったことだ」



「ガァァァァァ?!!」

フィアーナイト必殺の一撃を受けた電鬼はそのまま空高く飛んで行き

花火と同じく人間を照らす灯りの一つとなったのだった

「・・・だがまぁ・・・祭りが中止にならなかったのは・・・俺も予想外だったがな・・・」

しかしフィアーナイト自身も祭りが中止されずに花火が打ち上げられるとは思っていなかった



おそらくは祭りを中止にしたくない人々の思いがあの鬼を倒したのだと彼は思っていた

・・・そういえば空達はどうなったのかな?

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