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灯りの消えた夜

今回は夏の代名詞であるお祭り回です!

夏もいよいよ佳境に入り街はすっかり祭りの季節となっていた

「・・・祭りか・・・」

凶夜はその光景を見て自分はそんな風に祭りを楽しんでいたのは

一体いつぐらい前だっただろうかと思っていた

「・・・感傷に浸るなんて・・・らしくないな・・・」

こんな弱気な気持ちになるのは初めてだと思っていた凶夜は

すぐにその場から立ち去ろうとすると

「ぎゃははははは!テメェらの電気は全部俺のもんだ!!」

その場に両腕がまるでコンセントのようになっている鬼が現れた

「まさかこのタイミングで現れるのかよ・・・」

凶夜はすぐにベルトを取りだして装着しボタンを押す

『ヘン・・・シン・・・』

ベルトの牙が開閉しフィアーナイトへと変身を遂げてすぐさまその鬼に向かって歩き出す

「ん?ゲェ?!お前はフィアーナイト!なんでここにいやがるんだ?!」

その鬼はすぐにフィアーナイトの存在に気がついて驚きを隠せないでいた

「別にどうでもいいだろ?・・・どうせお前はここで消えるんだしな・・・!」

そう言ってフィアーナイトが拳を構えて殴りかかろうとした時だった

「悪いがそう簡単に捕まるわけにはいかねぇんだよ!」

鬼はすぐさま回れ右をしてその場からすごいスピードで逃走していった

「なっ!待ちやがれ!!」

フィアーナイトもすぐに後を追っていくが中々追いつくことができず

「チッ・・・!逃したか」

しばらくしてとうとう姿を見失ってしまった

「あの野郎・・・今度会った時は絶対にぶっ倒してやる・・・!」

フィアーナイトは次こそは逃さないと拳を握り締めていた



一方その頃、来島研究所では・・・



「へぇ〜お祭りで特等席で花火を観れるのか〜それは羨ましいな!」

空は愛心達の話を聞いて何やら羨ましそうにしていた

「はい!奏歌の家のコネで特等席をとってもらえたんです!

 それで明里も含めた三人でみることになったんですよ!」

どうやら愛心の話では奏歌の家の知り合いが旅行で毎年参加している祭りに来れず

それで知り合いだった奏歌のお祖父さんに特等席のチケットをくれたらしく

それは明里を含めた三人で見に行くことになったそうだ

そして愛心はそれに空も誘おうと思ってここまで来たのだが

「そっか〜・・・俺達は今回その花火の打ち上げを手伝うことになったんだ!

 そういう事なら綺麗な花火をちゃんと打ち上げないとね!」

どうやら空達は来島博士の手伝いで花火の打ち上げを手伝う事になっていたらしく

愛心は誘う前にすでに振られてしまっていたようだ

「来島博士って花火も作ったりするんですか?」

ショックを受けている愛心を余所に奏歌は来島博士も花火を作ることに対して疑問を投げかける

「いんや普段はこんな事はせんのじゃが今回は知り合いの花火職人が腰をやってしまっての

 仕方なく儂が代わりにその花火を制作する事になったというわけじゃ」

どうやら来島博士は知り合いに頼まれて今回の花火を制作する事になったらしい

「まぁそんなわけじゃから今回は凄い花火になると断言してみせるぞ!楽しみにしておけ!」

そして来島博士はその花火にかなりの自信を持っているらしく

特等席でみる二人に楽しみに待っているようにと宣言していた

「正直手伝わされるこっちの身になってほしいけどな・・・」

それを聞いていた森は別に手伝いたくないのに手伝わされる身にもなってほしいと思っていた

「まぁまぁ・・・花火の打ち上げなんて

 そうそうできるもんじゃないしこれもいい経験だと思ってさ」

そんな森に対して大地はこれもいい経験になると言って宥めながら作業を続けていた



「でも女子の私達は正直やることないんだけどね・・・」

しかし同じく作業を続けていた海と霧はあまりやることはなかった

何故ならば花火の仕掛け自体は火薬を使うので

そう言った免許のある人じゃないとダメだし

その後は基本的に発射台を作ったりなどの力作業なので基本的に活躍できる場所がないのだ

「まぁそういうなよ

 ちゃんと海達だって手伝ってくれてるんだからさ!」

空の言う通り全くと言っていいほど役に立っていないわけではないので

そこまで落ち込む必要はないはずだと慰める

「そういえば・・・魔人や鬼のことは大丈夫なのか?

 今頃になって出てこられても手が離せないぞ?」

すると森は魔人や鬼の出現に対して気にしていることを話していた

「う〜む・・・実はのう・・・」

それを聞いた来島博士は何かを隠しているらしくすごく言いづらそうにしていた

「どうしたんですか?」

奏歌は何を黙っているのか確認すると

「いや〜・・・この前から調子がおかしくて今メンテナンス中なんじゃわい」

なんと実はあの魔人発見マップはこの前から壊れていたらしく

今はそれの修理をしている為、魔人や鬼が出ても反応しないのだそうだ

「それをもっと先に言いやがれ!!」

森はこんな事をしている場合ではないと作業の手を止めて街に向かおうとする

「ちょい待ち!お前さんは魔人や鬼の場所を知ってるんかい?!」

しかしすぐに来島博士のその言葉を聞いて足を止める

「安心せい・・・確かにマップはメンテナンス中じゃが街からの情報はチェックしておる

 何か事件が起きればちゃんとお前さんらに知らせるわい」

そう言って来島博士はみんなを安心させる



しかしこの情報も正確ではなかった



なぜなら今の時点で先ほどの鬼に対しての情報が出ていなかったのだから



「はぁ〜・・・全く来島博士にもハラハラさせられるわ・・・」

先ほどまでの話を聞いていた愛心は内心ドキドキで不安だったらしい

「確かに・・・でもちゃんと目撃情報自体は確認できてるらしいので

 そこまで心配する必要もなかったですね」

奏歌は来島博士がちゃんと対策を取っていて安心したと胸をホッと撫で下ろす

「そうね〜・・・まぁこれなら祭りも安心していけるわね!」

愛心も安心してお祭りにも参加できると安心していた

こうして二人は家へと無事に帰って行っていたが

その頃、秘密基地では二人に内緒で会議が行われていた

「俺達を急に集めたってことは・・・何か現れたのか?」

森はすぐに集められた理由が魔人か鬼絡みなのではないかと感づいていた

「うむ・・・実は今朝方祭りの準備をしていた屋台の前に鬼が現れたらしい・・・

 幸いそこにフィアーナイトが現れて鬼は逃げていったようじゃが・・・

 警戒はしておいたほうがいいじゃろうと思ってな」

来島博士は今朝方にあった鬼の出現に対して警戒するようにみんなに伝える

「やっぱり現れたか・・・しかも今朝ってことはだいぶ前の出来事か・・・!」

空はそれを聞いてだいぶ前の話だと知り少し焦ったような表情を浮かべていた

それもそうだろう

今の話を聞いてる時点ですでに時間は夕方近くになっており

もしフィアーナイトが現れていなければ

自分達が現場に着くまでにどれだけの被害が出ていただろうか?

それを考えれば焦らないわけがなかった

「まさかここまでのタイムラグが出るとはのう・・・

 やはりマップに関しては早めに修理をしたほうがよさそうじゃな」

来島博士もまさか目撃情報にここまでタイムラグが出るとは思っておらず

このままではまずいと急いでマップの修理をしなければならないと思っていた



「問題はその鬼の目的だな・・・そいつはそこで何をしようとしていたんだろう?」

大地はその鬼が一体何を考えてその場所に現れたのかと考えていた

「目撃した者の話では何やら鬼が現れた後で電化製品が何個か使えなくなったらしい

 おそらく奴は電気を操る鬼なのじゃろうな」

どうやら鬼の目的は電気的な何かではないのかと来島博士は考えていた

「だとしたら次に狙うのは発電所とかですね・・・一番近くの場所だとどこにあるんですか?」

霧はおそらく次に鬼が狙うのは発電所ではないかと思い

ここから一番近くにあるのはどこなのか尋ねる

「いや・・・儂もそう思ったのじゃが・・・

 だとしたら何故一番最初にそこを狙わなかったのじゃ?」

しかし来島博士はその考えは間違っているではないかと思っていた

何故なら鬼は一番最初に発電所に向かうのではなく祭りの準備をしていた普通の屋台に現れた

つまり鬼の狙いは別にあるのではないかと来島博士は思っていたのだ

「・・・考えれば考えるほど鬼の狙いがわかりませんね・・・」

空はそれでは全くと言っていいほど鬼の目的がわからなくなってきたと思っていた

「じゃろうな・・・ともかく一度襲われた屋台に関しては

 これからも警戒しておいたほうがいいかもしれんな・・・」

来島博士は鬼の狙いが何にしても一度襲われた屋台に関しては

引き続き警戒をするように指示を出す

「わかりました・・・ところでフィアーナイト・・・凶夜くんは?」

みんなはそれに対して納得した後

空は肝心の鬼を追い払ったフィアーナイトはどうしたのか確認する

「目撃者の話では鬼を追いかけていったらいいが・・・

 まぁあやつのことじゃし負けるようなことはないじゃろう

 おそらくは鬼の足が恐ろしく早く逃げ切られたいったところじゃろうな」

来島博士は鬼が逃げ出しフィアーナイトはそれに追いつけなくて逃したのだと考えていた



「ハックション!・・・誰か俺の噂をしてるのか?」



「ともかく祭りが始まるまであまり時間はない・・・

 全身全霊を持って何としても楽しいお祭りを死守するぞ!」

空達はみんなが楽しみに待っているお祭りを絶対に守るとやる気を出して解散した

果たして空達はお祭りを守りきることはできるのだろうか?!

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