オーデションを守れ!
今回は目立つサブキャラが出てきます
そしていよいよオーディション当日となり空達は会場へと向かったのだが
「ダメダメ!ここは関係者以外立ち入り禁止だよ!
女の子もオーディション用紙がないなら通すわけにはいかないよ!」
警備員が出入り口を完全に塞いでおり会場の中に入ることができなかった
「やっぱり俺達が中に入るのは難しそうだな・・・残るは・・・」
やはり男である自分達は会場の中に入れないと知り
空は入れる可能性のある女性陣を見つめるが
「でも・・・先ほどの警備員さんの話では
オーデションの紙がないと入れないと言っていましたよ?
さすがに今から手に入れるのは無理なのでは・・・」
霧の言う通りここを通るにはオーデションの申し込み用紙が必要であり
それは事前にもらっていなければ手に入れることはできない
つまりここを通ることは絶対にできないと言うことだった
「何か困ってるみたいね!」
するとそこへなぜか明里が姿を現した
「・・・もうツッコまないわよ・・・」
さすがの愛心もこの登場に慣れてきてしまったのかもう何も言う気力はなかった
「まぁとりあえずこれを見てくださいな!」
そう言って明里は三枚の紙を取り出した
それは愛心と奏歌そして何故か明里の分の申し込み用紙だった
「いやまぁ・・・確かが必要だったんだけどさ・・・
何でちゃっかりあんたの分まであるのよ・・・
そしていつの間に私達で勝手に応募してんのよ?!」
もはやツッコミどころが多すぎて色々と混乱してきてしまったが
何はともあれこれで会場の中に入ることができるようになったのだった
「へぇ〜・・・さすがはアイドルオーディションなだけあって
可愛い娘や綺麗な娘でいっぱいね〜・・・」
会場に入るとそこにはアイドルになろうと集まった女性でいっぱいだった
しかもアイドルになろうというだけあってかなりに美形が揃っている
(・・・何か・・・私だけ場違いな気がしてきた・・・)
それを見た愛心は自分だけなんでここにいるんだろうという気持ちになっていた
奏歌は名家のお嬢様というだけあってやはり容姿は整っているし
明里も自分を売り込むだけあって男性受けする可愛い顔をしている
それに比べて愛心は確かに美形ではあるがどちらかというと男性よりの顔をしており
男性ではなく女性に受けそうな容姿をしていた
なのでこのアイドルオーディションでは一人だけすごい目立っていた
「大丈夫?愛心ちゃん」
その様子を見た奏歌は愛心に大丈夫かどうか確認する
「うん・・・でも本当にすごいわね・・・人に酔いそう・・・」
実際は人に酔いそうなのではなく単純にここに居辛いだけなのだが
そんなことを言えるわけもなく愛心は顔を逸らしながら嘘を言うのだった
「う〜ん・・・できればスクープが欲しかったんだけど・・・
何かこれっていう人があんまりいないな〜・・・」
明里はこの中から誰が優勝するのか予測して取材をしておきたかったようだが
どうやらあんまり目立つ人物がいないようで誰になるのか迷っていた
「あらぁ〜ん?ここに庶民っぽい人達が迷い込んでいますわね〜?」
すると何やら背後から自分達を馬鹿にする声が聞こえてきて三人は振り返ってみると
そこには何やら凄まじい髪型をした女性が立っていた
「えっと・・・どなた様ですか?」
奏歌は一体誰なのか確認する
「残念ですが私は自分のライバルになりそうな人物にしか名前は明かしませんのよ!
あなた方では私の足元にも及びませんわ〜お〜ほっほっほっほ!」
しかしその女性は自分の名前を名乗らず最後まで偉そうにして帰って行った
「・・・何か嵐みたいな人だったね・・・」
奏歌のその言葉を聞いた二人はまさにその通りだと力強く頷く
(まぁ・・・私達の狙いはあくまであの鬼・・・正直勝ち抜く気は全くないけど・・・
あそこまで馬鹿にされて黙っているわけにもいかないわよね・・・!)
先ほどの女性の喧嘩を本来なら買わなくてもいいのだが
あれほどまでに馬鹿にされてはさすがに負けるわけにはいかないと思っていた
「それでは早速、第一次審査を始めます!順番にお呼びしますので
呼ばれた方はステージの上に登って下さい!」
すると審査が始まるらしく係員さんが大声でアナウンスしていた
「そういえばオーディションってなにするの?私全然知らないんだけど」
審査が始まると言われても愛心と奏歌はちゃんとこのオーディションの内容を見ていないので
どんな審査をしなければならないのか全然知らなかった
「えっとね・・・一次審査が歌で二次審査が踊り最後が演技力だって」
明里の調べた限りではどうやら今から行われるのは歌の審査だそうだ
そしてその後に踊りと演技力を審査するらしい
「う〜ん・・・ダンスは別にいいとしても・・・歌と演技は自信ないな〜・・・」
愛心はダンスだけなら大丈夫だと思っていたが歌と演技に関しては自信がなかった
「私も歌は自信がありますけど・・・ダンスはちょっと・・・」
奏歌も歌だけなら自信はあるがダンスに関しては少し不安があった
「私は演技力かな〜・・・人を騙してスクープをいただくのは得意だから!」
明里は演技力だけに自信があった
それを聞いた二人は明里にどれだけの人間が騙されたのだろうと思っていた
「それじゃあ次!50番!」
そしてその次の番号を呼ばれて出てきたのは先ほどの派手な髪型をした女性だった
「へぇ・・・威張るだけあって中々上手いじゃない」
その歌声は先ほどまで喧嘩腰だった愛心達すら絶賛する声だった
しかし愛心達はこの瞬間だけ忘れてしまっていた
ここにきた本当の理由を
「あ〜やっぱりいっぱい女性がいた〜!」
ステージの後ろから声が聞こえて全員が振り返るとそこには例の鬼がいた
「現れた!明里!みんなを避難させるわよ!」
愛心はそれを見てすぐさまみんなを避難させようと行動を開始する
会場にいたみんなはパニックになって出口はつまりそうになってしまうが
愛心達の迅速な行動のおかげでなんとか避難は順調に進んでいた
「そう簡単に逃がさないよ〜!」
しかし鬼もそんな簡単に逃がすわけもなくみんなの方に向かおうとすると
「待ちなさい!あなたの相手ならこの私がしてあげますわ!!」
先ほどの派手な女性が鬼の目の前に立ち塞がった
「はぁ?!なにしてんのあいつ?!普通の人が勝てるわけないでしょうが!」
愛心は急いで助けようとするが既に遅くその女性の髪は全て抜かれてしまう
「おぉ〜!すごいいい髪だ〜!これなら他も期待できそう!」
鬼の方はその髪を見て当たりだと言っており他の娘の髪も抜こうとしていた
「そんなことさせるわけないでしょうが!」
そこへ変身を果たしたノワール達が現れて鬼を蹴り飛ばす
「痛いな〜!お前らの毛も抜いてやるぞ〜!」
しかしあまりダメージはなくむしろ鬼を怒らせてしまっただけらしく
鬼はノワール達の髪も抜こうと突っ込んでくる
「残念だがこれ以上お前の好きにはさせないぞ!」
そこへスカイレッド達が空から現れて鬼を攻撃する
鬼はその攻撃を間一髪で躱し一回距離をとる
「お前が騒ぎを起こしてくれたおかげで潜入する大義名分ができたからな
それじゃあ早速で悪いが・・・倒させてもらおうか・・・!」
先ほの混乱に乗じて会場に入ることのできたグリーンは鬼に感謝ししながら武器を構える
「う〜!また邪魔が増えた〜!もうこうなったら先にお前らから倒してやる〜!」
鬼はこれ以上、邪魔されない為に先にスカイレッド達を倒すことにした
「いけ〜!集めた毛ども〜!」
号令と共に鬼が集めた毛がスカイレッド達に向かって伸びていく
「この!鬱陶しい!」
毛が絡みついて身動きの取れないグリーンはその毛を切ろうとするが
「ダメだ!これを切ってしまったら毛が戻らなくなってしまう!」
今、絡みついているのはあくまで他人の毛なのでもし切ってしまったら
おそらく元に戻った時にえらいことになってしまうだろう
それを考えたらさすがに毛を切るわけにはいかない
「しかしどうするんだ?!これでは相手に攻撃することができないぞ!!」
しかしこのままではずっと毛に縛られたままになってしまうので
結局のところ毛を元に戻すことができなくなってしまう
「だったら私達があいつを倒します!」
毛に捕まっていなかったノワールとブランが鬼に向かって突っ込む
「君達にはこの毛を使ってあげるよ〜!」
すると鬼は先ほどの女性の髪を使ってノワールとブランを拘束する
「しまった!これじゃあ攻撃できない!!」
捕まってしまったノワールとブランはなんとか髪を傷つけないように
抜け出そうとするがやはりそれは無理だった
「・・・私の事は構わないでください・・・!早くあの者を倒すのです!」
すると先ほどまで倒れていた女性が目を覚まし
自分の事はいいから早く鬼を倒すようにお願いする
「ですが・・・!」
ブランはその言葉を聞いても髪を切るつもりはなかった
むしろその言葉を聞いて逆にさらに抵抗ができなくなった
「全く・・・だったら髪を操っている本体を攻撃すればいいだけだろうが」
すると上からフィアーナイトが降りてきて鬼に直接蹴りを当てる
「グァ?!痛いな!なにするんだよ!!」
攻撃を食らった鬼は再び髪を操りフィアーナイトを拘束しようとするが
華麗な動きで躱されて懐に入り込まれてしまう
「打撃が効かないなら斬撃だな」
『ブラ・・・ッド・・・』
「グァァァァァ?!!」
自分の身に纏っている毛ごと一刀両断された鬼はその場に倒れこむ
「くそぅ!だった奥の手を使うまでだもんね!」
鬼は最後の切り札と酒瓶を取り出してそれを飲み干し巨大化する
「今度こそ俺達でいくぞ!鋼獣合体!」
ライフレンジャーはそれぞれのマシンを呼び出しライフキングに合体させる
「そんなに大きなったら僕の餌食だよ〜!」
鬼は再び毛を伸ばしてライフキングを拘束する
しかもただ拘束するだけじゃなく各部の機関を縛り付けて壊そうとする
「そう簡単にいくわけないでしょうが!ドルフィンスモーク!!」
ライフキングは各部から蒸気を吹き出して髪をとかし拘束を解く
「これで止めだ!ライフストレートフィニッシュ!!」
拘束から解かれたライフキングはデュアルフェザーブレードを掴み
空高く舞い上がって必殺の一撃をお見舞いする
「ガァァァァァ?!!」
またも一刀両断された鬼は今度こそ倒れ爆発する
「・・・で?なんで俺はこんなに熱烈な視線を受けているんだ?」
変身を解除した凶夜は先ほどの女性にしつこく付きまとわれていた
どうやら先ほどカッコよく助けたの事で惚れられてしまったよう
「なぁ・・・助けてくれないか?」
さすがの凶夜もこれにはどうすることもできず愛心と奏歌に助けを求めるが
「さぁね〜・・・私が知るわけないじゃない」
と愛心は顔を逸らしながら言い
「私も少し思うところがあるので・・・」
奏歌も何やら怒ったような表情で助けようとはしなかった
「おいおい・・・勘弁してくれよ・・・」
さすがの凶夜も嫉妬した女の子には勝てないのだった
今回出てきた鬼の名前は毛抜鬼です!




