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鬼の真価

いよいよ熊童が本気を出す?!

「酷い傷・・・やはり幹部クラスの実力は侮れませんね・・・」

秘密基地に着いた愛心達は襲われた空達の傷の具合を見ていた

空はそこまででもなかったが大地と森に関してはかなり深刻だった

おそらくは骨の何本かは折れており普通なら絶対安静の状態だ

ヒーロースーツを着ていてもそれだけの怪我を負うほどの相手

二人は改めて業鬼衆のその力に圧倒されてしまう

「それで・・・これからどうするんですか?」

愛心はこれからどうする気なのは空に確認する

「今は行動するつもりはない・・・

 来島博士のパワーアップアイテムが完成するまではね・・・」

空は来島博士のパワーアップアイテムが完成してから

熊童の場所に行こうと考えていた

「しかし問題は・・・奴がその間おとなしくしてるか・・・なんだ」

来島博士の完成が先かそれとも熊童が暴れ出すのが先か

その時間との勝負は明らかにこちらの方が不利だった

だからこそ空は彼女達を呼んだのだ

戦力を増やし来島博士が開発する時間を稼ぐために

「しかし凶夜くんは一緒じゃないのかい?」

そしてその為に二人から凶夜に伝えてもらおうと思っていたのだが

なぜかその場に凶夜の姿はなかった

「残念ですが凶夜さんは鬼の住処を探すと言っていたました・・・

 もしかしたらそこで他の幹部と遭遇し戦闘をしているかも・・・」

奏歌の予想通り凶夜は今、茨童との戦いに真剣で

こちらに来る余裕など微塵もなかった

「そうか・・・なら・・・俺達だけでやるしかないな・・・!」



「チィ!あの野郎ども・・・!よくもやってくれやがったな!

 このまま地の果てまで追いかけてぶっ殺してやる・・・!」

ようやく爆発から目が見えるようになってきた熊童は早速空達を追いかけ始めた

「にしてもどこに行ったんだ?ちまちまと探すのも面倒だな・・・

 ここはいっちょ派手に暴れておびき出すとするか!!」

熊童はそんな悠長に探すわけにはいかないので

手っ取り早く暴れておびき出すことにした

「さてと・・・それじゃあまずはあそこからだ!」



「「「「「?!!」」」」」

突如として秘密基地にある非常ブザーが鳴り響き

五人はすぐさまメインモニターを写した

するとそこでは熊童が街で暴れている映像が映っていた

「やはり先に暴れ出してしまったか!すぐに向かうぞ!」

空達はすぐさま熊童が暴れている場所へと向かっていった

「おっおい?!まだ何もできておらんのじゃぞ?!」

来島博士も慌てて出てきたみんなを止めようとするが

すでにその場には傷だらけになっている大地と森しか残されていなかった

「全く・・・あのバカ者どもが・・・!」

来島博士は呆れながらとりあえず開発へと戻っていく

「頼むから生き残ってくれよ・・・!」



「オラオラオラ!逃げまどえ!そして恐怖し叫べ!」

熊童は街で暴れながら人間に逃げるように言う

何故ならその声を聞きつけてくるはずだからだ

「そこまでだ!」

そう・・・彼らヒーローが・・・

「ようやく来やがったな?さぁ・・・暴れようか?!」

熊童はようやく現れた彼らを見て凶悪な笑みを浮かべていた

それを見たスカイレッド達は体が強張ってしまう

それほどまでに彼の笑みは邪悪な心を表していたのだ

しかしここで退くわけにもいかない

スカイレッド達は覚悟を決めて武器を構える

「ニィ・・・行くぞ!!」

熊童はこの前と同様に大きく拳を振り上げて攻撃してくる

みんなはそれを避けてそれぞれに攻撃を開始する

ホワイトが援護をしながらスカイレッドとブルーが攻撃

それをノワールとブランがカバーする形で攻撃を続ける

しかし実際に攻撃が効いてる気は全くしていなかった

(このままではいずれ私たちの方が保たない・・・!

 何か一つでもいい・・・弱点があれば・・・!)

ブランはこのまま戦い続けるのはまずいと思い

何とかして熊童の弱点を見つけようと観察していた

しかし実際に弱点を見つけられたところでどうやってそこを攻めればいいのか?

本当に自分達の攻撃で何とかできるのか?

そんな不安がブランの頭をよぎっていた

(ううん!何も考えるな!今は自分にできることを精一杯するんだ!)

ブランはのちの結果は後回しにし自分にできることを最優先にした



「やはり俺達の攻撃では有効打にはならないか・・・!

 それでも足止めだけはする!」

スカイレッドはたとえ攻撃が効いていなくても

来島博士の開発が終わるまでは絶対に足止めをしようと考えていた

「どうしたどうした?!そんなもんかお前らの攻撃は?!!」

しかしそんな考えとは裏腹に熊童は体を動かし

反撃すら行えるほどの余裕があった

「チィ!先ほど以上に手数を増やしているのに・・・!」

攻撃が全然通じていない熊童の姿を見て

スカイレッドは本当に勝てるのか疑問に思ってしまう

だがその考えはすぐに頭の中から取り払った

今この場で戦意を喪失してしまったら何よりも負けだと思ったからだ

(たとえ力で負けたとしても!心で負けるわけにはいかない!!)

スカイレッドは絶対に負けないと心で決心し

より一層、攻撃する力を込め始める

「チィ!いい加減鬱陶しいんじゃあ!!」

すると熊童は痺れを切らしたのか量の拳を振り下ろして地面を叩き割った

だがその攻撃は前の戦いですでに使っているので

スカイレッド達には通用などしなかった

「そう何度も同じ手が通用するか!」

スカイレッドは躱したその瞬間に彼の頭の上へと飛び上がり

そのまま剣を突き立てて頭に突き刺そうと落下するが

「馬鹿が!そんなもんは見えてんだよ!!」

さすがの熊童も見えている攻撃を受けるほどバカではなく

そのままカウンターを決めるために拳を振り上げようとするが



「「ドライウッドヴァイン!!」」



「なにっ?!」

その拳はノワール達の技によって止められてしまう

「さすがに全身を拘束するのは無理だけど・・・腕だけでも十分でしょ!」

攻撃する手段を失った熊童はスカイレッドのその攻撃を直撃してしまう

「ガァ!テメェら・・・やりやがったな!」

しかしその攻撃ですら熊童を倒すまでにはいかず

少しだけ肩を貫いた程度だった

「これでもダメなのか・・・!」

さすがのスカイレッドもこれには手応えを感じていたが

そこまでのダメージでないのを見て驚愕を露にしていた

「許さねぇ・・・!テメェらはマジで皆殺しだ!!」

どうやら熊童は完全に頭にきたらしく先ほど以上に暴れ始めた

もはやそれはスカイレッド達だけではなく街すらも破壊しそうな勢いだった

「このままじゃ俺達の前に街がなくなってしまう!」

スカイレッドはそれを見て完全にまずいと判断して

すぐに熊童を別の場所へ誘導しようとする

しかし完全に我を忘れた熊童はそんな誘導についていこうとはしなかった

残るは力づくで移動させることだけだが

そんな力を持っているのは大地と森だけだろう

だがその二人は今はこの場にはいない

つまり熊童をこの場所から移動させるのは無理なのだ

どうにかして熊童を正気に戻せないか考えてはみるが

無造作に攻撃してこれ以上被害を出すわけにもいかないし

それ以外の方法なんてすぐに思いつくものでもなかった

(どうする?・・・このままじゃ本当に街がなくなってしまうぞ・・・!)



「全く・・・俺らが寝ている間に随分とやばいことになってるな・・・!」



「?!」

スカイレッドは後ろから声が聞こえてきて振り返ってみると

そこには寝ているはずの大地と森が立っていた

「お前ら!まだ傷が癒えてないだろ!!」

スカイレッドは怪我を押してまで来てしまった二人を心配する

「そんなことを言ってる場合か・・・!

 今はこいつを街から出すのが最優先だ・・・!」

森の言う通り今は二人の心配をしている場合ではない

熊童をどうにかしなければ街が壊されてしまう

「・・・わかった・・・!援護は任せろ!」

スカイレッドは二人の覚悟を受け取り熊童のことを任せることにした

大地と森はすぐに変身して熊童の足元に立ち足を掴む

「「ウォォォォオ!!」」

そして力一杯人のいない方向に向かって押し出そうとする

「ガァァァァァ!!邪魔だぁぁぁぁぁ!!」

しかしそれに気がついた熊童は邪魔だと言って腕を振り上げて二人を吹き飛ばそうとする

「させないわよ!」

それをブルーがロッドを伸ばして掴み取り動きを止める

「「ドライウッドヴァイン!!」」

そしてそこへノワール達が蔦を伸ばして上半身を拘束する

「もう一度喰らいなさい!!」

さらにホワイトが顔面に向かって矢を放った

それにより熊童は先ほどと同様に目を潰されてしゃがみ込んでしまう

「「これで・・・!どうだぁぁぁぁぁ!!」」

その隙をついてイエローとグリーンは力一杯投げ飛ばした



「はぁ・・・はぁ・・・さすがにもうきついぞ・・・!」

目を閉じられた熊童はビクともしないが

それを追撃できるほどの力は今の彼らには残されていなかった

「でも・・・なんとかなりそうですね・・・!」

ノワールはこれならあと完成までの時間は稼げるはずだと思っているが

「いや・・・そう簡単には終わらないだろうな・・・!」

その願いとは裏腹にゆっくりと熊童は立ち上がる

「テメェら・・・いいぜ・・・!

 ここまで俺を怒らせるとはな・・・!

 だったら俺も本気で戦わせてもらうぜ!!」

熊童が本気でいくと宣言した瞬間だった

彼の周りの地面にヒビが入りだし熊童の周りを取り囲み始める

そしてそこから土の壁が飛び出しドームのように熊童子を覆い始める

「何がどうなっている?!」

完全に彼が見えなくなるとドームにヒビが入りだしドームが砕け落ちた瞬間

・・・奴は現れた・・・



「これが俺の本当の姿だ・・・存分に暴れさせてもらうぜ・・・!」

本気の姿になった熊童!

果たして彼に勝てることはできるのか?!

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