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キャンプ上の噂

今回は夏の定番の一つであるキャンプ回です

夏休み・・・それは色んなメジャースポットにいける絶好のチャンスである

そして例に漏れず愛心と奏歌もクラスメイトである明里に誘われて

近くにある有名なキャンプ場へと向かっていた

「てかあんた・・・どんだけ割引や無料券持ってるのよ・・・」

今回ここにきたのも明里が割引券を持っていたからであり

どうしたらそんなに貰えるのだと思っていた

「そりゃあもちろん親のコネってやつですよ!」

それに対して明里は親のコネを存分に使った結果だと胸を張っていた

しかし二人からして見ればそれは明里の親がすごいのであって

そんなに自分で胸を張れることはしていないのではないかと思っていた

「まぁそこはなんでもいいじゃん!とりあずテント張ってご飯の準備しよ!」

その視線を感じ取ったのか明里は軽快に話をそらし

三人は早速テントを張る所から始めていた

「う〜ん・・・やはり始めてだと勝手がわかりませんね・・・」

奏歌はキャンプをこれまでした事がなかったので

どんな風にテントを張ればいいのかと悩んでいると

「それなら私がテント張ってるから奏歌はご飯の準備しておいて」

家族で何度かキャンプに来たことのある愛心がテントを張っておくので

料理のできる奏歌にご飯の準備をしておいてとお願いする

「それじゃあお願いするね?」

奏歌はテントの準備を愛心に任せてクーラーボックスなどに入れてきた材料を見る

「・・・えっと・・・調味料がないんですけど・・・」

するとそこにはなんと肝心の調味料が入っておらず

どうやって調理をすればいいのだと奏歌は思っていた

「・・・誰だっけ・・・材料用意したの・・・」



「・・・・・」

それを聞いていた犯人である明里は全力で目を逸らしていた

「はぁ・・・とりあえず責めるのは後にして・・・

 調味料ってキャンプ場で買えたっけ?」

愛心はないものは仕方ないのでどこかで買えないかと思っていると

「それならたしか入り口に売店があったはずだからそこにあるんじゃない?」

キャンプ場の入り口に売店があったらしくそこにあるはずだと明里が言っていた

「「・・・・・」」

それを聞いていた二人は思っていた

((それならさっき買ってきてくれればよかったんじゃ・・・))

しかしそれ以上は本当に考えても仕方ないので

とりあえず奏歌がその売店に調味料を買いに向かった

「よかった〜・・・本当に置いてありました・・・」

売店にはちゃんと調味料が用意されており

必要な分だけを買っていこうと思っていると

向こうのカップルの声が聞こえてきた

「そういえばこの森で新しい植物が見つかったらしいね?」

女性の方がこの森で新種の植物が見つかったのだと言っていた

「そうだよ

 たしか明日、大学の研究員の人が来て本格的に調べるんじゃなかったかな?」

そしてどうやら男性の話では

明日に大学の研究員が来て本格的に調べるのだと言っていた

(新種?そんな特別な植物が見つかるような森には見えませんでしたが・・・)

それをこっそりと聞いていた奏歌はそんな特別な森だとは思えず

本当にそんな植物があるのかと疑問に思っていた

(まぁ私達には関係ないですよね・・・)

そう思いながら奏歌は調味料を買ってその場を後にした



「へぇ〜・・・そんな事があったんだ〜・・・」

手際よく作られた親子丼を食べながら愛心は先ほどの話を奏歌から聞いていた

「でも本当にそんな新種なんてあるの?

 普通はそういったのって農家の畑とか海外とかで見つかるんじゃないの?」

愛心の言う通り日本で新種の植物を作るには品種改良などで作る以外に方法はなく

後は海外で散策されていない森で見つかったりとかじゃないと

滅多に新種が見つかることはないのだ

「まぁね〜・・・だからこそ大学の研究員の人も大慌てなんじゃないの?」

明里はだから大学の研究員も大慌てで調べまわっているのではないかと思っていた

「とりあえず私達には関係ないしとりあえず今日は遊ぼうぜ!」

しかし三人には全くもって関係ないので今は遊ぶのを優先することにした

「それはいいけど・・・何を持ってきたのよ?」

愛心は遊び道具で何を持ってきたのか聞く

「ふっふっふっ・・・見て驚けぇい!」

すると明里は自慢そうに自分のカバンから色んな道具を取り出し始めた

((そんなに入れておいて何で調味料は忘れる・・・))

それを見ていた二人は何で調味料は忘れるのに

遊び道具は一つも忘れていないのだと思っていた

「さぁ!どれから遊ぶ?!」

明里は早速どれから遊ぶか二人に聞く

「そうね〜・・・やっぱりまずは無難にフリスビーじゃない?」

そう言って愛心はフリスビーを手に取った

「それじゃあ最初は私と明里で始めますか」

最初は愛心と明里がフリスビーをすることになり

そのまま三人で楽しそうに遊んでいるとすぐに夕方になってしまった

「そろそろ夕飯の準備をしたほうがいいわね」



三人はそのまま仲良く夕飯の準備を始めていた

愛心がご飯の炊き出しの面倒を見て

奏歌と明里が材料を切ったり焼いたりをしていた

「う〜ん・・・なんかこうしてみると

 やっぱり奏歌さんは料理うまいよね〜・・・」

すると明里が奏歌の手さばきを見て

同じ女性なのに圧倒的にうまいと嫉妬していた

「まぁ・・・それくらいしかしていませんでしたから・・・」

しかしそれに対して奏歌はあまり誇らしく思っていなかった

「ふ〜ん・・・そういえば・・・噂の森って今はまだ入れないんだっけ?」

これ以上はさすがに聞けないと思ったのか明里は例の森について聞き始めた

「はい・・・先ほど試しに見に行ってみましたけど・・・

 どうやら明日の視察が終わるまでは全面的に封鎖するらしいですよ?」

奏歌の話では例の森は封鎖をされているらしく明日の視察が終わるまでは

入ることを禁止されているらしい

「なぁ〜んだ・・・残念・・・」

それを聞いた明里はせっかくのスクープを逃したとがっかりしていた

「先ほどまで自分は関係ないと言っていませんでしたか?」

明らかに先ほどまでと言っている内容が違う明里を見て奏歌は少し呆れていた

「だってさ〜・・・やっぱり近場にそんなスクープがあったら

 記者としては血がうずくというか〜・・・」

どうやら先ほどの発言は我慢して出た言葉らしく

本音は今すぐにでもあの森に入って新種の植物を撮りたかったようだ

「でも仕方ないと思いますよ?

 やはりその植物に毒などがあったら一大事になりますから」

奏歌のいう通り植物には毒性の強いものもあり

もし新しく発見されたそれに毒があれば不用意に近づくのは愚策

だからこそ森の封鎖は当たり前だと言っていいだろう



「そうなんだけどさ〜・・・

 はぁ〜・・・ここにきたの失敗だったかな〜・・・」

明里はせっかくの休みだったのにここにきたのは失敗だったかと思っていた

「ご飯炊けたよ〜・・・って・・・何してるの?」

そこへ愛心が炊けたご飯を持ってきたのだが

二人の微妙な雰囲気を見て何があったのだと思っていた

「何でもな〜い・・・とりあえずこっちもできたみたいだし

 ・・・ご飯食べよう・・・」

明里は何でもないと先ほどの思いと振り払う為に

ご飯を食べて気を紛らわすことにした

「う〜ん・・・!やっぱり外で食べるご飯は格別・・・!」

そう言いながら明里は晩御飯のカレーを美味しそうに食べていた

「外でご飯食べたらおいしいって・・・

 それってある意味、料理人泣かせじゃない?」

それを聞いた愛心はそれを言ったら

料理を作ってくれた人が泣くんじゃないかと思っていた

「まぁ・・・結局は食べる人の気持ちで美味しさも変わりますからね・・・

 そこはいわゆるご愛嬌ってやつなんじゃないですか?」

実際に料理を作っていた奏歌は食べる人の考えによって違うと考えているので

それに関しては深く責めるつもりはないらしい

「あんたも結構優しい性格してるわね・・・

 でもあんまり優しすぎると損するわよ?」

愛心はそんなんだといつか損をするはずだと奏歌に忠告する

「う〜ん・・・やっぱりそうかのかな〜・・・」

どうやら奏歌は自分の性格に不安を感じてはいたらしく

どうにかできないかとは思っているらしい



「え〜・・・奏歌さんが変わっちゃったら私の味方がいなくなっちゃうよ」

しかし明里は優しい奏歌のままでいてくれないと自分の味方がいなくなってしまうから

あまりその性格を変えて欲しいとは思っていなかった

「あんたね・・・さすがにその考え方はどうかと思うわよ・・・」

それを聞いた愛心はどんだけ自分優先なんだと呆れていた

「あははは・・・」

そしてこれにはさすがの奏歌も苦笑いするしかなかった

「フゥ〜・・・食べた食べた・・・」

そんな話をしながら三人は夕食を終えた

「それじゃあテントの中に入って寝る準備でもしますか?」

そして夜になり外も暗くなってきたので三人はテントの中に入る

「・・・さすがにこの大きさじゃこれが限界か・・・」

愛心が持ってきたテントはサイズが小さく

三人が寝るスペースはあるがかなりくっついて寝ることになってしまっていた

「まぁこれもある意味キャンプの醍醐味だと思って」

すると明里はこれもキャンプの醍醐味だとポジティブな思考でいこうと言って

寝袋の中へと入っていった

「私もこんな感じで外で寝るのは初めてなので緊張します・・・!」

奏歌もそんな事は気にしておらず

むしろ外で寝る楽しみで胸がいっぱいになっていた

「・・・なんかこれだと私だけバカみたいじゃない?」

自分だけ寝るスペースの話をしていたのかと

愛心はなんだか悲しい気持ちになっていた

「とりあえず忘れて寝よう・・・」

愛心はそれ以上考えるのはやめて寝ることを優先するのだった






しかし三人は知らなかった

その新種の植物がのちに

とんでもない事を引き起こすきっかけになるとは・・・

果たして森の植物の正体とは?!

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