表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/300

諦めない心

今回は青春的なお話です

ともかく三人はどうやって戦うのかは後にして

次に狙われる学校について調べてみることにした

「とは言ったものの・・・

 次に狙われる学校の検討はついてないんですよね・・・」

しかし次に狙われる学校については全く見当がついていなかった

何故なら先ほどの学校から直線上にはもう学校が一つもなくなってしまったのだ

つまり次の狙いが全くと言っていいほど見当がつかなくなってしまったのだ

「他の法則性でも探しますか?

 それとも近場の学校を探してみますか?」

愛心はこれからどうやって怪物を追い詰めるのか聞く

だが霧もその問いに答えることができない

確実に捕まえる手がない以上、下手に動くことができないのだ

「・・・もう一度、襲われた学校を回ってみましょう」

すると奏歌が襲われた学校を再び回ろうと宣言する

二人はそれを聞いてどんな狙いがあるのだと考えるが

特に出来ることもないので奏歌の提案に乗ることにした

三人はそれぞれの学校に向かって調査を開始する

奏歌は自分の学校で調査をしていたがやはりいい結果は出なかった

「う〜ん・・・何かあるかと思ったんですが・・・」

他に何かないかと考えながら歩いていると

「「あっ・・・」」

奏歌の前に例の被害者が現れた

「この前はごめんね・・・みっともない所を見せちゃって・・・」

その女性とはこの前の出来事を申し訳なさそうにしていた

「いえ・・・怪我は大丈夫なんですか?」



「・・・正直・・・大丈夫じゃないかな?」



「・・・・・」

奏歌はそれを聞いてとても痛々しい気持ちになった

大婆様から聞いた話によれば相手の能力は痛みを継続的に与える能力

おそらくその痛みは想像を絶するだろう

試合で普通に動くなど絶対に無理だ

「でもね・・・やっぱりみんなと一緒に大会に出ようと思ってるの」

しかし彼女は諦めずに試合に参加しようとしていた

「たぶん・・・みんなには迷惑をかけるだろうけど・・・

 やっぱりみんなと一緒に試合したい・・・だから・・・!」

どうやら彼女はみんなと最後に試合をすることを選んだらしい

後悔は残ることになってしまうだろう

それでもやらないよりは後悔しないだろうと考えたのだろう

「・・・頑張ってください・・・!」

奏歌は心を込めて頑張るように伝えるしかなかった

彼女はその言葉を聞いて笑顔になって帰って行った

おそらく奏歌が彼女の為にできるのは早く怪物を倒すことだけだろう

(・・・その為には早く次の狙いを読まないと・・・!)

次に狙われている学校を定めるべく動こうと思っていると

「・・・!そうか大会だ!」

奏歌は大会というワードが気になって先ほどの彼女に話を聞きに向かった

「すいません!その次の大会はいつなんですか?」

彼女はそう聞かれて少し驚いた後に

「来週の金曜日よ?それがどうかしたの?」

来週の日曜日と聞いて奏歌はやはりと思っていた

「ありがとうございました!」

奏歌はそう言ってみんなと合流しに向かう



「わかりました!怪物が相手を狙う法則性が!」

奏歌はようやく怪物の狙いがわかったと二人に言う

「それは本当ですか?!」

霧は驚きながら奏歌に確認する

「はい!怪物がターゲットを決めているのは

 おそらくここ数日中に大会に出る学校をターゲットに選んでいるんです!」

どうやら怪物の狙いは数日中に大会に出る学校の生徒を狙っていたらしい

それに気がついた奏歌はすでに次の目標である学校についても調べていた

「次に狙われるとしたらこの高校の野球部です!

 ここは前回の大会で甲子園出場権を獲得しているらしいです!」

次に狙われる学校は甲子園出場を決めているらしく

おそらくその野球部のエースが次のターゲットで間違いないだろう

「わかりました!すぐにこの学校に向かいましょう!」

三人はすぐにその学校へと向かう

「えっ?!今、野球部は学校にいないんですか?!」

学校に着いた三人はすぐに野球部がどこにいるのか尋ねると

どうやら甲子園に向けて合宿をしているらしく

学校には一人も来てはいなかった

「そんな・・・どこで合宿しているか知りませんか?!」

奏歌はどこで合宿をしているのか所在を確認するが

どうやら知っているのは野球部のコーチ達が場所を提案したらしく

残された人で知っているのは合宿を認めた校長先生だけだった

しかしその校長先生も今は出張で学校にはいなかった

「本当にタイミングが悪いわね・・・!

 でもこれはこれでよかったと思うべきなのかしら?」



「いえ・・・おそらく怪物が狙ってくるタイミングはあるはずです」

そう思った奏歌は別のことを聞くことにした

「それでは壮行会が行われるのはいつですか?」

壮行会・・・つまりは甲子園に行く野球部を送る会のことだ

甲子園出場を決めたのならおそらくそれくらいの事を学校でするはずだ

だからこそ怪物はそのタイミングを逃すわけがない

そう思って奏歌はその日に狙いをつけていたのだ

そして学生さんの話では壮行会が行われるのは来週の金曜日だった

「?!」

それを聞いて奏歌はとても驚いていた

その日は彼女が言っていた大会と同じ日だったのだ

(まさか同じ日が決戦の日になるなんて・・・

 でもやるしかない・・・!)

奏歌は彼女のために絶対に勝たねばならないと思っていた

「問題はどのタイミングで襲われるかですね・・・

 さすがに部外者の私達が当日に学校の中に入るわけにもいきませんし・・・」

確かに霧の言う通り自分達は当日に学校の敷地の中に入るわけにもいかない

しかし怪物は姿が見えないのでいつだって侵入し放題だ

つまりこちらの方がどう見ても部が悪い

だからこそ襲ってくるタイミングが重要だった

入場や退場の瞬間なら外に出るので三人にもチャンスはある

しかしそれ以外は事件が発生してからでないと中に入るのは無理だ

「・・・いえ・・・一つだけ方法があるわ・・・!」

しかし霧は一つだけ自分達も学校の中に入れる方法が一つだけあった

「他に策はありませんからそれに賭けましょう!!」



そして金曜日・・・野球部の壮行会の日となった

「いよいよですね・・・!」

三人は壮行会の開始時間前に学校の前に着いた

「それじゃあ作戦通りに・・・いいですね?」

霧のその言葉に愛心達は静かに頷いた

そしていよいよ壮行会が始まる時間となった



「・・・あん?誰もいねぇじゃねぇか?

 今日が壮行会だって話はデマだったのか?」



「・・・いえ・・・今日が壮行会で間違いありませんよ・・・!」



「?!」

そこにいた誰かは驚いてその場を見てみると

そこにはすでに変身していたホワイトとスピリットメイデンの三人がいた

「なんで俺の姿が見えていやがる・・・?!」

そして姿が見えないはずの怪物はなぜ姿が見えているのだと驚いていた

「それはこの大婆様がくれた目薬のおかげよ!

 これを目につければあんたの妖術も効かないのよ!!」

大婆様からの協力で妖術を破る目薬をもらっていた三人には

この怪物の姿がちゃんと見えていたのだ

怪物は量の腕の爪が鋭く伸びている鬼の姿をしていた

「なるほど・・・あんたは鬼だったわけね・・・!」

愛心はその姿を見て彼が鬼だったのだと思っていた

「いかにも!俺の名前は疼鬼(うずき)

 鬼の中で最悪の能力を持った男だぁ!!」

どうやらその鬼の名は疼鬼というらしく

三人はそれを聞きながら距離をとって構える

「ほう?・・・どうやら俺の能力については知っているみたいだな・・・

 だは・・・距離をとったくらいじゃ俺の攻撃は避けきれねぇぞ!!」

自身の能力を知っていると判断されていても全くその強気な態度は崩れなかった

そして疼鬼はその鋭い爪を三人に向かって振り被る

「だからそう簡単には当たらないわよ!!」

すでに対策を取っていた三人はその攻撃に反応し

すぐに飛び退いて距離をとる

「だからそんなんで逃げれると思ってるんじゃねぇよ!!」

すると疼鬼の爪がまるで生きているかのように

三人に向かって伸び始めた



「「「?!」」」

三人はさすがにこの攻撃までは予測をしていなかったので

当たるのを覚悟して目を瞑っているが攻撃の痛みが全然来なかった

三人は不思議に思いながら目を開けてみると

「「「!フィアーナイト!!」」」

そこにはフィアーナイトの姿があったのだ

どうやら彼が三人を庇ったらしく傷を負っていた

「ケッケッケッ!どうやらお前が俺の毒牙にかかっちまったみたいだなぁ?」

疼鬼はとても嬉しそうに攻撃が当たった事を喜んでいると

「悪いが・・・俺はこう言った痛みには慣れてるんだ・・・!」

どうやらフィアーナイトには痛みというものは効かないらしく

疼鬼は普通に攻撃されてしまった

「馬鹿なっ?!俺の攻撃が・・・効かねぇだと!!」

疼鬼は攻撃された箇所を抑えながら驚きを露わにしていた

それもそうだろう

彼は自分の能力に絶対に自信を持っており

攻撃さえ当たれば勝ちだと思い続けていたのだ

それが自分の攻撃が当たって尚も平然の動いている男が目の前にいる

これを見て動揺するなという方が無理というものだろう

「それよりも・・・俺だけを見ていていいのか?」

するとフィアーナイトは自分だけしか見ていない疼鬼に対して警告する

それを聞いてすぐに疼鬼は自分の後ろを見るがすでに遅かった

「はぁ!!」

ホワイトが弓を持って後ろから疼鬼を撃ち貫いた

「ガァ?!」



「ドライウッドヴァイン!!」

さらにスピリットメイデンの二人が疼鬼を拘束する

『デ・・・ッド・・・』

そしてその隙にフィアーナイトがベルトのスイッチを押し

「はぁ!!」

必殺の蹴りを疼鬼に向かって放った

「ガァァァァァ?!!」

必殺の一撃を受けた疼鬼は吹き飛ばされて壁に激突する

「この野郎・・・!ぶっ潰してやる!!」

致命的なダメージは受けた疼鬼は懐から酒瓶を取り出し

それを飲み干して巨大化する

「またこのパターンかよ・・・凶獣招来!」

フィアーナイトは自身のマシンを召喚する

「凶獣合体!イビルエンペラー!!」

そして巨大ロボへと合体させ疼鬼と向かいあう

「これでも喰らいやがれ!!」

そう言って疼鬼は自慢の爪でイビルエンペラーに攻撃するが

「・・・なぁ・・・ロボットにその攻撃は通じないんじゃないか?」

基本的に痛覚のないロボットには疼鬼の自慢の能力も通用しなかった

「はぁ・・・なんか馬鹿らしくなってきた・・・幻魔総咆撃」

何も成す術のない疼鬼はそのまま直撃し爆発四散した



「・・・ところで・・・どうやって学校からみんなを非難させたんだ?」

凶夜はどうやって学校の生徒を非難させたのか聞く

「来島博士に頼んで会場を用意させてもらっただけですよ?」

それを聞いて凶夜は来島博士の悲痛な叫び声を想像していた

「何にせよ・・・あの人がちゃんと試合に出れて良かったです」

そう言っている奏歌の先には例の彼女がみんなと楽しそうに試合していた

諦めなければ願いは叶う

そして自分が戦う意思を見せればどんな事でもできるのだ

彼女らの楽しそうな顔を見て奏歌はそう思っていた

楽しい日々を守るのがヒーローの務めである

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ