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兄弟コンビネーション

今回は空の思いと兄弟のコンビネーションが光ります

あれから何とか二人の喧嘩を止めることはできたのだが

「「フン!」」

やはりお互いの怒りは収まっていないようで

目を合わせようとすらしていなかった

「う〜む・・・やはりあの光線が原因とみて間違いないじゃろうな・・・

 しかしこのままだとまずいかもしれん・・・」

来島博士はこのままこの状況が続くのはまずいかもしれないと言っていた

「どういうことですか?」

海はその意味がわからずに何が起こるのか聞く

「このまま怒り続けてしまったら自律神経が乱れ

 体を酸化させる活性酸素が出てしまい体が錆びついてしまう・・・

 つまりは・・・命の危険に関わるということじゃ」

それを聞いてようやく空達は今の状況を理解した

つまりはこの二人もそうだが

それよりも前に暴動を起こした人達も未だに暴れている

早くなんとかしなければその人達の命が危ないということだ

「これは早くなんとかしないと・・・!」

空はなんとかしてこの状況を打破しなければと焦り始める

「まぁそこまで焦るでない・・・

 どのみち相手の居場所がわからないのでは手の打ちようがないんじゃ

 ならば今はこの二人を治せないかどうかを試してみようではないか」

来島博士はとりあえずフラスが見つかるまでの間に

この症状をどうにかできないか試すことにした

「まずは定番中の定番である鎮静剤を試すかの」

なんでそんなものを持っているのか気になったが

何も気にせずにとりあえず試してみることにした



「「オラァァァァァ!!」」



「う〜む・・・どうやら全く効いていないようじゃのう・・・

 そうなると・・・次はやはりこれを試してみるかのう」

そう言って来島博士が取り出したのはガスボンベだった

「これには手術とかで使う睡眠ガスが入っておる

 これで一旦、寝かしてみれば少しは進行が防げるじゃろう」

そう言って来島博士はマスクを二人に押し付けてみるが

「・・・全く寝ないのう・・・」

数時間たっても全く寝るような気配はなかった

「やはりフラスを倒さんといかんようじゃのう・・・

 そうなると・・・やはりあやつを見つけるのが最優先か・・・」

その後も色々と試したが何もいい結果は示してはくれず

やはりフラスを探して倒すしか方法はないと来島博士は考えていた

「しかし見つけるにしてもそんなに時間を掛けるわけには・・・」

だが先ほどのようにあまり時間を掛け過ぎても危険であり

今の彼らに求められているのはすぐにフラスの居場所を調べる方法だった

「そんな事もあろうかと先ほど大婆様と連絡を取って

 このレーダーマップを強化させたところじゃ!」

それについてはすでに来島博士が手を打っていたらしく

フラスの居場所がレーダーマップに映されていた

「さすが博士ですね!それじゃあ早速」

そう言って空が飛び出していこうとすると

「少し待たんか!」

すぐに来島博士に呼び止められる

「なんですか博士?早く行かないとみんなの命が!」

なんで止めるのだと空は大声で聞く



「お前さん・・・あの光線に対して対策はあるのか?」

来島博士の言う通り何の対策もなしに

あの光線を浴びるのはあまりにも無謀だった

「・・・・・」

それを聞いて空も立ち止まるしかなかった

もしも自分も同じ目に遭って仕舞えば

もはやフラスと戦える相手はいないからだ

だからこそここは悔しながらも立ち止まるしかなかった

(・・・!いや方法ならおそらくあいつが知っているはずだ!)

しかしそこで空はフラスの光線を何とかする方法を思いつき

そのまま基地を出て行ってしまう

そしておそらくは方法を知っているであろう人の元へと向かう

「・・・いいんですか?」

海は止めなくて本当に良かったのか聞く

「仕方あるまい・・・それに儂らも他にやる事があるしのう・・・

 フラスの相手は()()()()に任せるしかないわい」

来島博士は自分達のやるべきことをやるのに忙しく

フラスの事は全て空に任せることにしたようだ

「・・・あいつら?」



「それで俺に会いに来たってわけか・・・」



「ああ・・・君ならフラスの事を知っているはずだと思って・・・」

空が会いに来ていたのは凶夜だった

彼なら魔人の弱点や対策なんかを知っていると思ってきたのだ

「悪いが対策もクソもない・・・俺は弱い奴と真剣に戦う気はないからな

 おまけにあいつの能力は光線に浴びない限り効かない

 つまりはあの攻撃を避ければいいだけだ」

しかし凶夜は対策も何も持ってはいなかった

何故ならば凶夜にとってはあんな光線は躱せばいいだけの話で

そんなに具体的な対策は一つもなかったのだ

「そうか・・・躱せばいいのか・・・!」

しかしその単純な方法こそが逆に唯一の解決方法だった

ようは最初の一撃を躱してその後は光線を発射する暇がないほどに

攻撃を繰り返していけばいいのだ

それこそがフラスに対する必勝の策

(問題はその最初の光線を避けれるかどうか・・・

 そして俺一人でどれだけ手数を増やせるか・・・だな)

問題は光線を本当に躱せるのかという事と

自分一人で反撃の隙を与えないほどに

攻撃を繰り出し続けられるかどうかだった

この二つが完璧にできてこそフラスへの完璧な対策だと言えるだろう

しかしこれは人数が少なければ少ないほど失敗の確率が上がる

そしてライフレンジャーは三人しか残されていない

「だが・・・だからと言って退くわけにはいかない・・・!」

空は覚悟を決めてフラスの元へと向かっていった

「・・・相変わらず無鉄砲な奴だ・・・」



「見つけたぞ!フラス!!」



「この前の奴か・・・俺様に直々にやられに来たのかぁ?!」

フラスはまるで挑発するかのように声をはりあげる

「いや・・・お前を倒しに来た!」

そう言いながら空は変身して突っ込んでいく

「そうか・・・だったらお前のお仲間と同じようにしてやるぜ!!」

フラスは突っ込んでくるスカイレッドに対して真っ向から挑んでいく

そう・・・フラスの強みはあの光線を抜きにしても

イエローを退けるほどのパワーなのだ

ライフレンジャーの中で一番パワーのあるイエローが押させるのだ

おそらくだがスカイレッドがその拳を食らってしまったら

吹き飛ばされるだけでは済まないだろう

お互いに譲らぬまさに紙一重の攻防をしていた

(ぐぅ・・・!やはり俺だけの攻撃じゃあびくともしない!

 かといって溜めのある攻撃を繰り出すには隙がなさすぎる!

 光線を出させない為にはこれしか方法がないが・・・

 これじゃあ結局ジリ貧になってしまう!)

このままではいずれ自分の方が先に参ってしまう

そう思ったスカイレッドはどうにか状況を打破できないかと思っていると

「どうした?!隙だらけだぞ!!」

その隙をついてフラスが大きく振りかぶって攻撃してきた

スカイレッドは咄嗟にその攻撃を回避するべく大きく後退するが

それは悪手だった

「!しまった!」

距離を取ってしまったが為に光線を放つ隙を与えてしまった

しかも自分は無理に攻撃を避けた所為で体勢を崩してしまっている

これでは攻撃を躱すことはできない



「全く・・・少しは考えてから戦えよ・・・」



「?!」

呆れたような声と共に現れたのはフィアーナイトだった

フィアーナイトはフラスから放たれた光線を

持ってきた大きな鏡に反射して自爆させた

「・・・グルァァァァァ!!」

自身の光線を浴びたフラスは先ほどとは違い理性が失ったように暴れ出した

「なるほど・・・自身に浴びると凶暴化するのか・・・

 確かにパワーは桁違いだが・・・さっきより楽だな!」

パワーは先ほどよりも上がってはいるが理性を失った分

攻撃がとても単調になっていた

だから避けるのも先ほど以上に簡単になっていたのだ

「だが・・・避けているだけでは・・・!」

しかし二人とも避けるだけで精一杯で攻撃をする暇がなかった



「「だったら俺達の出番だ!」」



「!イエロー!グリーン!!」

なんとそこに現れたのは喧嘩をしているはずのイエローとグリーンだった

「二人ともどうして・・・」

スカイレッドはなんで二人が普通に戻ったのか疑問に思っていると

「スピリットメイデンの二人のおかげでね・・・

 彼女らの技ならあの光線を無効化できるらしい」

どうやら二人を元に戻したのはノワール達だったようだ

今は他の光線を浴びた人を元に戻しに行っているらしい

「なるほど・・・心強い味方が戻ってきたな!」

スカイレッドは心強い味方が戻ってきたと安心していた

「いや・・・感動するのは後回しだ・・・今はあいつを倒すぞ!」

グリーンはすぐさま武器を構えて突撃していく

しかしフラスも本能的なのかその攻撃を躱す

「悪いけど避けちゃダメだよ?」

すると避けた先にはすでにイエローが待ち構えていたらしく

空中で避ける場所のないフラスを殴り飛ばした

そのままフラスは飛んでいくと

そこにはグリーンがすでに振りかぶっていた

「はぁ!!」

そしてタイミングばっちりとばかりにフラスを殴り落とす

「これぞ兄弟のチームワーク・・・てね?」

まさに兄弟だからこそ為せる技だと言っていいほど

華麗なコンビネーションだった

「まぁ・・・とどめを刺すのは俺達じゃないけどね?」

しかし二人ともこれ以上責めることはしなかった

なぜなら止めを刺すのは



「ハァァァァァ!!イーグルストレート!!」



「ガァァァァァ?!!」

スカイレッドの止めの一撃を喰らったフラスは

そのまま地面に倒れ込み爆発した

「・・・お疲れさん」

イエローとグリーンはフラスを倒し終わった

スカイレッドに駆け寄りお疲れと伝えた

「はぁ・・・だいぶ疲れたよ・・・

 もう今日はこれ以上戦いたくないわ・・・」

さすがのスカイレッドもこれ以上は戦えないと疲れた顔を浮かべていた

「・・・お前もありがとうな・・・フィアーナイト」

そしてスカイレッドはフィアーナイトにもお礼を言う

「・・・次からはもっと考えて行動することだな・・・」

そう言ってフィアーナイトは去っていった






おまけ



「そういえば・・・兄さんと喧嘩した時の理由を思い出したよ」



「えっ?なんだったんだ?」



「俺が危険なことをしようとして兄さんがそれに怒ってたんだよ」



「・・・意外と普通だったな・・・」



「・・・まぁな・・・」

次回は夏がテーマの話にしたいな〜・・・

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