地中の戦い
今回はライフレンジャーがメインです
こうして二日の時は流れてようやく大婆様から連絡が来た
『敵の居場所を突き止めました・・・
博士のマップに座標を送っておきます』
そう言って大婆様からの連絡は切れ
博士のマップに敵の座標が送られてきた
「さすがじゃのう・・・
相手が移動しておるのにちゃんと正確に捉えておる」
それを見た来島博士はさすがだと言っていた
「それじゃあ作戦を開始するぞ!」
そしていよいよ地表に引きずり上げる作戦を開始するのだった
「まずはこの場所に行くぞ!」
早速、空達は敵のいる場所へと向かうことにした
みんなその場所へと向かうと前と同じ地震が発生した
しかも震源地に近いからなのかすごい揺れだった
「どうやらこの下で間違いないな・・・!」
空達は変身し全員が武器を構える
そしてブルーのロッドにロープをつなげて
それをスカイレッドの腰に巻きつける
準備ができたのを確認すると
「はぁ!」
グリーンとイエローが地面を砕いて
おそらく敵が通ったであろう穴を暴き出した
「それじゃあ行ってくる!」
そしてその中にスカイレッドは果敢に入っていった
この中から無事に帰ってこれるかは彼次第だろう
残された者は彼の無事を祈るしかなかった
「それなりの中は入り組んでいるな・・・」
穴の中に入ったスカイレッドはその大きさに驚いていた
それと同時にどれくらい歩けばいいのだろうとも思っていた
「・・・考えても仕方ない・・・今は前に進もう・・・!」
だがそんな事を考えても無意味だと判断したスカイレッドは
それ以上考えるのをやめてそのまま穴の先を進んで行く
しばらく進んで行くとかなり開けた場所へとついた
「ここは一体・・・?」
スカイレッドは辺りを見渡しながらここは一体なんなのかと思っていると
「ここは地獄の入り口・・・我ら鬼の住まう場所の少し手前だ」
後ろから突如として声が聞こえ振り返ると
「・・・鬼か・・・」
そこには大きな巨体に体と同じくらい巨大な腕
そして頭から一本の角が生えた鬼が立っていた
「我が名は地響鬼
鬼の中で唯一の番人・・・ここより先は行けぬものと知れ」
そう言って鬼はすかさずスカイレッドに攻撃を仕掛ける
「不意打ちは卑怯なんじゃないの?!」
なんとか攻撃を躱したスカイレッドは不意打ちは卑怯だと告げる
「それがどうした・・・我は鬼なり・・・
故にどんなことをしてでも勝つ・・・それが我らの流儀だ・・・」
しかしそんな言葉如きではこの地響鬼を動かすことはできない
スカイレッドはどうやって戦おうか考えていると
「そんなに悩んでいる時間はないぞ・・・!」
どうやら地響鬼は何かを企んでいるらしい
スカイレッドはそれが何なのかを確かめながら慎重に戦っていく
「・・・そんなものか?」
そしてそれから数十分が経ちお互いに譲らぬ攻防を見せるが
「・・・そろそろ時間のようだな・・・」
急に地響鬼は攻撃をやめ天井を見始めた
スカイレッドも気になって天井を確認してみると
「なっ?!」
なんと天井にヒビが入り今まさに崩れ落ちようとしていた
「ここは鬼の中でも最重要の場所・・・
故にそう簡単に入られるわけにはいかぬ・・・
よって・・・我と共に沈んでもらおうか・・・!」
どうやら地響鬼は最初から心中するつもりでここにおびき寄せたらしい
「悪いけどみんなに帰るって約束したからな・・・
そう簡単に死ぬわけにはいかないんだ!」
しかしスカイレッドも諦める気もなく再び攻撃を仕掛ける
「なるほど・・・意志は折れぬか・・・
ならば望みどおり・・・この地中を墓場とせよ・・・!」
それを見た地響鬼もこれ以上の問答は無用だと再び攻撃の体勢に入った
「いざ尋常に・・・勝負!」
こうして再び譲らぬ攻防が始まった
(くそっ!なんとかしてこいつを地上に出さないといけないのに!)
スカイレッドはどうすればこの状況を打破できるのか
必死になって考えながら戦う
「我を地表に出したいのか・・・だがそう簡単には行かぬぞ」
しかし地響鬼もそう簡単には地表に上げることができず
如何あってもここで倒れる覚悟で臨んでいた
(確かに・・・このままだと確実に道連れだ・・・!)
「全く・・・やっぱりこうなるのかよ・・・」
「?!」
知っている声が聞こえてスカイレッドは後ろを振り返る
するとそこにはフィアーナイトが立っていた
「なんで・・・」
スカイレッドはなんで彼がここにいるのだと驚いていた
「手伝ってくれと言われたんでな・・・仕方ねぇから来ただけだ・・・
しかし・・・まさか鬼の本拠地の前まで来れるなんてな・・・!」
フィアーナイトは仕方なく参加していたが
予想外の収穫に思わず笑みが溢れてしまっていた
「フィアーナイト・・・まさか貴君にこの場所がバレてしまうとはな・・・
だが・・・ここももうすぐ閉じる・・・無駄足だったな・・・!」
さすがにフィアーナイトが現れるのは地響鬼も想定外だったが
すでにここが閉じるのは避けられない事なのであまり焦ってもいなかった
「いや・・・そうでもないな・・・
地下にあいつにつながる入り口があるとわかっただけでも
俺にとっては十分な収穫だ・・・後はここを脱出するだけだ」
フィアーナイトはすでに目的は果たしたとスカイレッドを連れて
地上に戻ろうとしていた
「そう簡単に行かせると思うのか?」
しかし地響鬼もそう簡単に逃がしてくれるわけもなく
自身の能力で洞窟全体を振動させて洞窟を崩した
スカイレッドはもうダメだと諦めていたが
「悪いが・・・これくらいじゃ俺は止められないんだよ・・・!」
そう言ってフィアーナイトは剣にエネルギーを溜める
『ブラ・・・ッド・・・』
その機械音と共にフィアーナイトは崩れ落ちてくる天井を切り裂いた
「・・・なんとか”無事”に脱出できたな・・・」
「どこが”無事”なのよ?!私達があともうちょっとで切られてたわよ!!」
どうやら先ほどの一撃はノワール達のすぐ横を通ったらしい
「でも無事だったろ?」
しかしフィアーナイトは別に悪いとは思っていなかった
「まぁ・・・あいつを連れてきたのは褒めてあげるわよ」
そう言いながらノワールは地表に出てきていた地響鬼を見ていた
「馬鹿な・・・なぜ我がここにいる・・・!」
当の本人は何で自分がここにいるんだと思っていた
しかしその答えは至って単純なものだった
フィアーナイトはスカイレッドを連れて地上に上がる前に
地響鬼を地表まで蹴り飛ばしたのだ
そして自分達もそのまま地上へと上がってきたのだ
「まさか・・・そんな芸当が・・・!」
地響鬼はそんな芸当ができるわけがないと思っていたが
目の前の男を見てすぐにその認識を改めた
(そうだった・・・こいつは星童の腕を斬りとばすほどの強者
むしろこれくらいのことはできて当然なのだ)
地響鬼は改めてフィアーナイトへの認識を変えた
倒すべき相手から絶対に止めなければならない強者へと
「どうやら・・・やる気になったようだな?」
それを見てようやく本気で戦えるとフィアーナイトは剣を構える
「待ってくれ!」
すると後ろにいたスカイレッドが待ったをかける
「・・・なんだよ?」
せっかくやる気になったのに強制的に止められたフィアーナイトは
気分を悪くしながらなんで止めるのかを聞く
「ここからは・・・俺達にやらせてくれ」
「・・・どうしてもか?」
フィアーナイトはスカイレッドが本気なのか確かめる為に目を見ると
そこには絶対に諦めることのない闘志で満ち溢れていた
「・・・わかった・・・だが危なくなったら強制的に変わるからな」
フィアーナイトは勝てないと判断したら変わることを条件に
戦いを変わることを許可して後ろに下がっていく
「まだ我の相手をするか・・・
残念だが何人集まろうと貴君らでは我に勝つことはできぬ」
自分の前に立ち塞がるスカイレッド達を見て
地響鬼は絶対に勝てないと宣言する
「それはやってみなければわからないさ・・・!」
しかしスカイレッドはその言葉に臆することなく
みんなと一緒に武器を構える
「まずは俺からだ!」
最初に仕掛けたのはグリーンだった
勢いよくハンマーを振り下ろして攻撃するが
「なるほどパワータイプか・・・
だが・・・我も貴君と同じパワータイプだ!」
地響鬼もパワーで戦っているので片手で受け止められてしまう
「だったらダメ押しでどうだい?!」
するとさらにその上からイエローが斧を振り下ろす
「グゥ?!」
さすがの地響鬼もこのパワーには押されるらしく
両手に切り替えて防御する
「腹がガラ空きよ!」
そしてその攻撃に気を取られていた隙をついて
ブルーとホワイトが腹に向かって攻撃する
「がはっ?!」
「まだまだ!」
しかしそれでもまだ地響鬼は倒れず四人を力で吹き飛ばした
「だったらこれで止めだ!ライフバズーカ!」
スカイレッドは生半可な攻撃ではダメだと
みんなの武器を合体させた必殺武器ライフバズーカで止めを刺すことにした
「ファイヤ!」
ライフバズーカから放たれたエレルギー弾は一直線に地響鬼へと飛んでいく
「ヌゥン!!」
しかし地響鬼も負けるわけにはいかずその場で受けて立った
最初は地響鬼が受け止めているようにも見えていたが
「ぐっ!」
徐々に押され始めて行き
そしてとうとう・・・
「ガァァァァァ?!」
必殺の一撃が当たった
攻撃を受けた地響鬼はそのまま地面に倒れこんだ
「くそ・・・だが・・・まだだ!」
しかしそれでも闘志は消えてはおらず
酒瓶を取り出してそれを一気の飲みほして巨大化した
「巨大化したか!鋼獣合体!」
スカイレッド達はマシンを呼び出して合体ライフキングになって応戦する
「ヌゥン!」
地響鬼は地面を割ってそこにライフキングを落とそうとする
「なんの!」
ライフキングは翼を使って上空に上がりその攻撃を回避した
「デュアルフェザーブレード!」
「ライフストレートフィニッシュ!!」
「グァァァァァ?!!」
真っ二つに切り裂かれた地響鬼はそのまま倒れ込み爆発四散した
「どうやら勝ったみたいだな・・・」
そして戦いを見届けたフィアーナイトはそのまま去ろうとする
「ありがとうございました」
協力をお願いしたブランは感謝を述べると
フィアーナイトはただ手を振って帰っていった
「なるほどね・・・あんたの自信はあれだったわけか」
ノワールは先日のブランが言っていた絶対とは彼のことだったのだと理解した
「確かにあいつなら安心だもんね・・・」
ノワールはそこまでフィアーナイトの実力を買うようになっていた
そしてそれを見ていたブランは笑っていた
「なっ何よ?」
ノワールはなんで笑っているのか尋ねると
「ううん・・・なんか随分と心を許してるんだなって」
ブランはそんなに彼のことを信用しているんだと思っていたようだ
「べべべ別にそんなんじゃないわよ!実力を信じてるだけ!!」
するとノワールは顔を赤くしながら全力で否定した
「ふぅ〜ん・・・」
「本当になんでもないんだってばぁぁぁぁぁ!!」
必死で弁解する愛心ちゃん
果たして本当はどうなのでしょうか?




