人の心をつかむ悪魔
今回はライフレンジャーだけしか出てきません
三人がいない中で街にはとある噂が出回っていた
「謎の宗教か・・・」
それはとある一つの宗教の話だった
つい最近この宗教は復興し始めて
そこに入団した者は必ずと言っていいほど幸せになると言われて
実際にそれによって助けられた人物もいるらしいのだが
「その中には行方不明になっている者もいるのか・・・」
問題はその中には行方不明になっている人がいると言う事だった
「規模こそは少ないが・・・
これまでのを合わせたら結構な数になるらしい
しかもその人達は捜索届けを出されていないらしい」
しかも捜索届けは出されておらず
実質的な事件にすら発展していないのだ
「確かにそれはおかしいな・・・
警察は独自に動いていないのか?」
森はそれに対して警察は動いていないのか聞く
「動いてはいるらしいが・・・
宗教者が集まる場所についての検討がついてないんだ
だから捜査もそこでストップしている」
しかし集会をしている場所を特定できていないので
警察の方も捜査は完全に止まってしまっているらしい
「そこで俺達の出番ってわけか・・・」
だからこそ空は自分達の出番なのだと理解した
「頼んだぞ!今、この街にはお主らしかいないんじゃからな!」
来島博士の言う通りこの街にはこの五人しかいないので負ければ後は無かった
「さてと・・・まずはどうする?」
街に出てきた空はまず何からすればいいのか聞く
「とりあえずはその宗教に入ってる人を探すことからかな?」
大地はまず宗教に入っている人を探しに行くことにしようと提案する
五人はバラバラになって探しに向かって向かうことにしたのだった
「それにしても人がいなくなってるのに何で宗教に入っちゃうのかしら?」
霧と一緒に捜索している海は何で危険な噂が出ているのに
そんな宗教に入ってしまうのかと思っていた
「多分・・・危険と同じくらいに得る物が大きいんだと思います・・・
人は欲望に忠実ですから・・・」
霧の言う通り人は欲望に忠実であり
その為にはたとえどんな危険な事があろうとすがってしまうのだろう
「はぁ・・・魔人とかも厄介だけど・・・人も厄介よね・・・」
それを聞いて海は人を襲う魔人も厄介だが
騙されてしまう人も厄介だと思っていた
「そうですね・・・でも人もそんな人ばかりではないですよ・・・
そうでなかったら私達みたいな人も出てきませんよ」
しかし霧の言う通りそれだけが人でもなかった
自分達というヒーローが出ているのが証拠だった
「そうね・・・それだけが幸いなのかもね・・・」
そう思いながら二人は宗教者探しを続けていくと
「あれ?あそこに人が入っていかなかった?」
寂れた廃工場に人が入っていくのを目撃した
「普通あそこには誰も行かないわよね?」
そう思って二人は後を追ってその廃工場に入っていくのだが
「あれ・・・?」
しかしそこには誰の姿も見えなかった
一方で大地と森の兄弟は街に繰り出して聞き込みをしていた
「・・・やっぱり情報操作をされているのか・・・
あまり確実な情報はなかったな」
かなり長い時間、聞き込みをしていたがやはり警察の人と同じく
あまり良い情報は得られていなかった
「だな〜・・・やっぱりこういうのは本職の人に任せて
僕達はしらみ潰しに探していくしかないか〜・・・」
なので二人はこれ以上の聞き込みは中止し
色んな場所をしらみ潰しに当たっていくことにすると
「あれ?あの子は確か・・・」
近くの潰れた病院に来てみると
そこには愛心達のクラスメイトである明里がいたのだ
「ん?あっ!助けてくれたお兄さんじゃないですか!」
すると明里もこちらに気がついたらしく二人に近づいてくる
「また危ない場所に来ちゃったのかい?」
大地は注意する意味でそう質問をしたのだが
「はい!それが私のジャーナリズムというやつなので!」
本人は全くと言っていいほど何も感じていないらしく
「全く反省してないぞ・・・こいつ・・・」
これにはさすがの大地も頭を抱えていた
「あのね・・・確かに情報に危険は付き物だけど君は女の子なんだよ?
少しは自重をしてくれないと・・・」
それでも大地は何とかしようと説得を試みるが
「あっ!あそこに入って行く人影が!追わないと!!」
明里は全く話を聞かずに廃病院の中に入って行く人を追いかけていく
「あっちょっ!?はぁ・・・」
「あれ?・・・確かに誰かが入ったのを目撃したんですけど・・・」
しかし廃工場の中に入って行くと誰も見当たらなかった
「・・・どうやら何かあるみたいだな・・・」
森は中に入ってすぐに何かがあると判断した
「だろうね・・・悪いけど君はもう家に帰りなさい
ここからは・・・僕達だけで進む」
それは大地も同じ意見だったらしく
明里に帰るように言ってそのまま二人は奥へと進んで行く
「う〜ん・・・確かに危険な匂いはするけど・・・
まぁなるようになるでしょ!大丈夫大丈夫!!」
二人が奥へと行ったしばらく後で明里も奥へと入っていくのだった
「・・・どうやら・・・ここで正解だったみたいだな・・・」
奥に入っていくと二人は何やらおかしな雰囲気の扉を見つけた
「ああ・・・でもここから先に行くのは無理みたいだ・・・」
しかしそこには頑丈な鍵が掛かっていた
「破壊するわけにはいかないからな・・・誰かから鍵をもらうしかないか・・・」
鍵を壊せば相手に悟られる可能性があるので
二人はこの鍵を持っている人を探すことにすると
「ならばここは私の出番ですね!」
二人の後ろから明里が現れた
「いや・・・帰るように言ったよね?僕・・・」
大地は驚きこそしなかったが何でここにいるのだと呆れていた
「まぁまぁ!今はここを開けるのが最優先です!」
しかし明里はそんなことは気にも留めずに
どこからかピッキングの道具を取り出して鍵を開けようとする
「・・・いつも持ち歩いているのか?」
森はそれを見ていつもこんな犯罪スレスレの事をしているのかと軽く恐怖していた
「もちろんですよ!そうじゃなきゃジャーナリストは務まりませんよ!」
それを聞いた二人は本当に女子高生だよな?と思っていた
「おっ!開きましたよ!」
するとようやく鍵が開いたようだ
「はぁ・・・もうこうなったら一緒にいた方が安心できそうだ・・・
その代わり!僕達から離れちゃダメだよ!」
大地は何を言っても無駄だと判断したのか
ここから先は明里も一緒に連れて行くことにしたのだった
「全く・・・面倒なことになったな・・・」
そう思いながら三人は扉の奥へと進んでいった
「まさか扉の奥がトンネルみたいになっているとはな・・・」
扉の奥へと進んでいくとそこはかなり長いトンネルのようだった
「・・・!どうやら着いたみたいだぞ」
長いこと進んでいくとようやくゴールが見えてきた
三人は出口をくぐってみるとそこに広がっていたのは
黒いフードを着ているたくさんの人が
ステージの上にいる誰かに対してお祈りしていた
「なるほど・・・確かにここは異常だ・・・!」
それを見た森はこんな事が普通の人間にできるとは思えなかった
つまり・・・これには間違いなく魔人などが関わっていると判断したのだ
「おそらく・・・あいつが黒幕だろうな・・・」
大地は奥のステージに立っている男がこの事件の黒幕だと判断した
「どうする?このまま一気に片付けるか?」
森はこのまま一気に倒すかどうか聞く
「いや・・・多分ここにいる人達はおそらく催眠か何かに掛かっている
そうなればこの人達自体を人質にされかねない・・・
ここはバレないように観察してどうやって操られているのか
探ってみんなを解放しよう」
そう言って二人はまずこの人達をどうにかして解放させることにした
「・・・って・・・そういえばあいつは?」
すると森は近くにいたはずの明里がいないことに気がついた
「へっ!?一体どこに!?」
大地は心配して一体どこに行ったと確認してみると
「あっ!兄さんあそこ!」
そう言って森はステージの方を指差した
「なっ!?」
そこにはすでに黒幕の腕の中にいる明里の姿があった
「ずいぶんと見ない顔があったのですが・・・
なるほど・・・巷で有名なライフレンジャーでしたか・・・」
どうやら彼は三人の事に気がついていたらしい
「まぁ・・・私には直接的な戦闘能力はないのでね・・・
すみませんが・・・彼女は人質にさせてもらいますよ?」
そう言って彼が指を鳴らすと二人は先ほどいた廃病院へと戻されてしまう
「くっそ!」
大地は自らの失敗を悔しがり拳を地面に叩きつけた
「兄さん・・・悔しがるのは後だ・・・
今はみんなと合流するぞ・・・」
二人は拳を握りしめながらその場を後にするのだった
果たして彼らは無事に明里を助けることができるのか!?




