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渚の浜辺から

今回は海に行きます

それは突然の出来事だった

「おめでとうございます!一等、豪華ホテル宿泊券ゲットです!!」

どこかの係員が鐘を大きく鳴らしてお祝いしてくれる

「・・・マジか・・・」

そしてその一等を当てた張本人・・・

神道 凶夜はやってしまったと思っていた

事の始まりは少し前に遡る

凶夜は自分の食料を買うために商店街に行き

そこで買い物をしたのだが

「はい!これ!福引の挑戦券ね!ちょうど一回分あるよ!」

買い物を終わらせるとレジのおばちゃんから福引の挑戦券をもらった

(・・・いらないんだが・・・)

しかしもらったのはいいが別に商品を欲しいとも思っていなかった凶夜は

誰か欲しい人に渡せばいいかと思い福引の場所まで行くと

「お客さんも福引をしてくのかい?だったらこっちだよ!」

そこにいた係りの人に捕まり強制的に福引をさせられてしまう

(はぁ・・・仕方ない・・・さっさと終わらせよう・・・)

どうせ当たるわけがない

そう思い凶夜は勢いよくクジを引いて係員に渡し

今の状況になったのだった

「はい!これがチケットです!」

係りの人は先ほとど同じく強引に凶夜にチケットを渡した

渋々、凶夜もそれを受け取るのだった

「はぁ・・・まさか一等が当たるとは・・・どうしたもんか・・・」

凶夜はもらったチケットを見ながらどうすればいいのか考えていると



「ヒャッハァ〜!このチケットはもらったぜ!」



「あっ・・・」

いきなり現れたスクーターに先ほどのチケットを取られてしまう

しかしそこまでチケットに執着してなかった凶夜は

「・・・まぁいいか・・・」

何事もなかったかのように家路に着こうとする

「なんだ?あいつ取られたのが相当ショックだったのか?」

その様子に盗んだ本人すら大丈夫なのかと不安になって振り返ってしまった

「なっ!?」

それがその泥棒の命取りになった

「ハァァァァァ!!」

目の前に蹴りが迫っていることに気がつかず

そのまま泥棒は蹴り飛ばされてしまった

「・・・余計なことを・・・」

そのまま去って欲しかった凶夜からしてみれば

その行動はあまり嬉しいものではなかった

「大丈夫ですか?これ・・・って」

そしてその泥棒を倒した人はなんと愛心だった

「愛心ちゃん大丈夫?って凶夜さん?」

その後ろからは愛心のカバンを持ってきた奏歌の姿もあった

「こんな場所でどうしたんですか?お買い物ですか?」

奏歌はここで何をしていたのかを聞く

「まぁな・・・それじゃ」

凶夜はそう言ってすぐにその場を後にしようとすると

「ちょっと待ちなさいよ!これあんたのでしょ!」

先ほどチケットを奪い返した愛心がそれを手渡してくる



「はぁ・・・お前らにそれやるよ・・・」



「はぁ?何よそれ?てかこれ何の・・・」

愛心は手に持っていたチケットを見て目を見開いた

「・・・何であんたがこんな高級ホテルのチケットなんて持ってるのよ?!」

そして何故、凶夜がこんな物を持っているのか聞く

「福引で当てたんだよ・・・興味ないからお前らにやる」

行く気のない凶夜は二人にチケットを渡すことにしたのだが

「・・・いらない・・・」

何と愛心は受け取る気はないとチケットを突き返す

「なんかあんたからもらったら施しみたいじゃない」

しかもその理由はなんともくだらないものだった

「そんな理由で断るのかよ・・・」

これにはさすがの凶夜も呆れていた

「それじゃあこういうのはどうですか?」

するとそれを見ていた奏歌がとある提案をした



「そんなわけできました!海!!」



「・・・テンション高いな・・・」

水着姿ではしゃぐ愛心とは別に凶夜はげんなりとしていた

「はぁ・・・まさか一緒に来る羽目になるとは・・・」

そう・・・奏歌が提案したのは一緒に行くというものだった

幸いにもチケットは一組四人までとなっており

この三人だけなら余裕で入ることができたのだ

だからこそ奏歌はこの案を提案したのだ

そして凶夜も最終的にすごい粘られて頷くしか選択肢になかった

「・・・やっぱり断ればよかったか?」

そんなに風に思いながらぼーっとしていると

「どうかしたんですか?」

その後ろから奏歌が現れた

「・・・・・」

そしてその姿を見た凶夜は思わず見とれてしまう

(・・・前のプールの時はそこまで気にしてなかったが・・・

 結構あるな・・・胸・・・)

それは女性の象徴とも言える場所なのだが

明らかに日本女性の平均よりも上のものを持っていた

「?どうかしましたか?」

するとじっと見られていることに気がついたのか

奏歌がどうしたのかと聞く

「いや・・・なんであの提案を受けてしまったのかと

 後悔しているだけだ・・・」

それに対して凶夜は先ほどまで考えていた提案の後悔の方だけを言って

胸に関することは秘密にしておいた



「何よ?こんな美少女二人と一緒に旅行できるのに何が不満なのよ?」



「・・・美少女か?お前?」

そう言われた凶夜は愛心の色んな場所を見て

その言葉に疑問を持った

「あら〜?どこを見て言ってるのかしら?」

その視線に気がついた愛心は殴りかかりながら詰め寄っていく

「自分でわかってるのなら言う必要がないんじゃないか?

 後、学校で男装してくれとか言われたことないか?」

しかしその拳は簡単に凶夜に受け止められ

むしろ先ほどの質問に対して答えてるような発言をしてきた

「なんですってぇぇぇぇぇ?!!」

それを聞いて愛心は頭にきてそのまま取っ組み合いをしそうになる

「まぁまぁ二人とも落ち着いて」

一触即発の中で奏歌が割ってはり二人の喧嘩は終わりを迎えた

興が覚めた凶夜が近くにあった海の家に向かった

「そういえば・・・シーズン真っ盛りにしては客が少ないな?」

凶夜は店員に注文をお願いした後でそれに気がついた

「わかりますか?実は数日中に台風が来るって噂されてるんですよ」

すると注文の品を持ってきた店員がその理由を教えてくれる

「台風?とてもそんな雰囲気には見えないが?」

しかし一面は青い空に覆われており

とてもすぐに台風が来るとは思えなかった

「ええ・・・でもこの前もそんな感じで油断してた時にきたんです・・・

 おかげさまでなんの準備もしてなかった店は倒壊

 客を寄せることもできなくなってしまったんです」

なんとその台風は何の前触れもなく発生しここ一帯を吹き飛ばしたらしい



(予兆のない台風の発生か・・・何か引っ掛かるな・・・)



「悪いんだがそれがいつか覚えてないか?」

その不自然な台風に興味が湧いた凶夜はその台風が発生した日付を聞く

「そりゃあもちろん覚えてますよ!」

店員はその台風が来た日付をしっかりと覚えており

それを聞いた凶夜は注文した飲み物を飲みながら考えていた

(先月か・・・確かに先月は台風の情報など一つもなかった・・・

 だがこの日本で突然、台風が発生するなんてあるのか?

 いや・・・おそらくだがこの台風には何か裏がありそうだ)

凶夜は例の台風が何者かの犯行だと判断し

即座に調べようと思ったのだが

「ちょっとそこの姉ちゃん一緒に遊ばないかい?」



「はぁ?誰かあんたらみたいなのと遊ぶって?」



「はぁ・・・また面倒なことになってるじゃねぇかよ・・・」

なぜか凶夜の目の前で愛心と奏歌がナンパにあっていた

「おいそこのバカ共・・・ナンパならよそでやれ」

凶夜は渋々愛心達の方に行きナンパの男達から助けようとする

「はぁ?テメェ何もんだよ?」

すると先ほどまでのナンパ男達が急に声色を変えて凶夜に突っかかる

「そこの二人の保護者だよ・・・不本意だけどな・・・」

凶夜は不本意ながらその二人の保護者だと弁明した

「保護者だぁ?だったら二人を遊ぶ許可でももらいましょうか?」

そう言いながらナンパ男達は凶夜を取り込んでいく

「悪いが二人は無理だな・・・俺なら遊んでやってもいいぞ?」

しかし凶夜はそれでも態度を変えずに挑発を続ける

「だったら無理やりにでも許可をもらってやるよ!!」

そう言ってナンパ男は殴りかかったが

「ブェ?!」

あっさりとカウンターを食らい

まるで水切り石のように海を飛び跳ねていった

「ほう・・・意外と飛んだな・・・さて・・・

 それじゃあ次は誰が俺のおもちゃになってくれる?」

そう言いながら凶夜が他の面々を見た瞬間

「「「すいませんでしたぁぁぁぁぁ!!」」」

他の面々は謝罪をしながらあっという間に消えていってしまった

「全く・・・あんなのに絡まれるなよな・・・」

凶夜はそのまま二人に近づいて行きそう注意した

「ちょっと待ってよ?私達の所為じゃないわよ!

 あいつらが勝手に話しかけて来たのよ?!」



「凶夜さんありがとうございました」



「なんであんたはお礼を言ってるのよ?!」

自分達が怒られているのになんでお礼を言っているのだと愛心は奏歌に聞く

「それよりもだ・・・気になることを耳にした・・・一旦ホテルに行くぞ」

それを聞いて二人は首を傾げながら凶夜と一緒にホテルに向かった

果たして台風を起こしている者の正体とは?!

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