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失った物

今回も長編です

「・・・さて・・・どうしたもんか・・・」

凶夜は自宅にてとある事に対してとても困っていた

それは今後の戦いにも大きく作用すると言っても過言ではないだろう

(俺の失った武器とロボ・・・これは早急にどうにかしないとな・・・)

そう・・・凶夜が困っていたのは鬼との戦いで失ってしまった武器とロボの事だった

再び戦うと決めた以上はこの問題をどうにかしたいとは思っているのだが

この二つはどちらもアテトが作った物であり再び作成するのは不可能だろう

(それに・・・同じ物があったとしても新しい俺の力に耐えられるかどうか・・・)

今の凶夜はルナティックパラディンへと進化しており

おそらくこの力に耐えられるだけの武器やロボットなどは

この地球には存在しないのではないかと考えていた

(それじゃあ宇宙にでも探しに行くか?・・・いや・・・非現実的だな・・・)

まさしく八方塞がりな状況に凶夜はため息を吐くしかなかった

「そんなため息ばっかりついていますと幸せが逃げてしまいますよ?」

するとそんな凶夜に声を掛けてくる者がいたので振り返るとそこにはリリムの姿があった

「お前な・・・毎度、言ってるがインターホンぐらいは鳴らせよ・・・」

もはや彼女の不法侵入は当たり前の出来事になってしまっており凶夜も叱っても無駄だと判断していた

「それよりも・・・やはり兄様の心配は自分の装備ですか?」

リリムの質問に対して凶夜は頷いて返事を返す

「そうですね・・・今の兄様の力に耐えきれる素材は確かに地球にはないですよね・・・

 いっその事、空さん達が使っている武器をもらいますか?」

リリムは同じ進化を果たしたアースの武器ならば凶夜の力にも耐えられるのではないかと思うが

「いや・・・あの武器はあくまでアースの力を継いだあいつらだから使えるんだ・・・

 残念だが俺が使おうとしたら拒否反応を起こすはずだ・・・」

どうやら凶夜の話ではあの槍は空達だから使えるのであって

同じ進化を果たしたからといって凶夜が使えるわけではないようだ



(・・・ハァ・・・本当にどうしたもんかね〜・・・)

凶夜はこれからどうしよかと考えていた時にリリムの携帯が鳴り響いた

彼女が電話に出てみるとどうやら愛心からだったようでその声は慌てていた

『あんたどこで何してるのよ!魔人が現れたのよ!急いで来なさい!!』

どうやら魔人が出現したようで凶夜達は急いでその現場にへと向かう

するとそこで待っていたのは今までに見た事のないアンバランスな醜い魔人の姿があった

「どういう事?私もあんな魔人は見た事がない・・・!」

それはかつての四天王であるリリムですら見た事のない魔人だった

「なるほど・・・キグスの奴め・・・!禁術を使ったな・・・!」

しかし凶夜だけは目の前にいる魔人の正体について知っているようだった

「禁術?それって鬼がしてたような事?」

愛心はその禁術について知っていたのは鬼も使っていたという事だった

「ああ・・・元々あの禁術は魔人が使っていた術だ・・・!

 死人である魔人の魂をつなぎ合わせて一体の新しい魔人として復活させる技・・・

 だが・・・復活した魔人は強力な力と引き換えに理性を失い・・・最悪の獣に成り果てる・・・!」

凶夜の言っている通り目の前にいる魔人は見境もなく目に入るものを全て破壊していた

「まずいな・・・!このままだと被害が増える一方だ・・・!」

このままだとまずいと判断した凶夜は急いでベルトを取り出して装着する

「変身!」

『ライトアップ!』

そしてベルトのボタンを押すと中央の宝石が光り出し

凶夜の姿をルナティックパラディンへと変化させる

「さて・・・速攻で片づけさせてもらおうか!」

そう言ってルナティックパラディンが魔人に突っ込んでいくと

魔人は体を変化させて遠距離から攻撃を仕掛けてきた

「悪いが・・・そんな見え見えの攻撃には当たらねぇ・・・?!」



「・・・ほう?俺の気配に気がつくとは・・・どうやら傷は完全に治っているようだな・・・」

魔人の攻撃を躱した背後にはいつの間にかルーレが迫ってきていたようで

ルナティックパラディンは間一髪でそれに気がつき攻撃を受け止めた

「まさかお前が一緒とはな・・・ってことは今回の作戦はよほど重要みたいだな?」

四天王である彼がいるという事はそれだけでよほどの事なのだと凶夜は思っており

今回の襲撃には何かしらの訳があるのだと考えていた

「確かに今回は重要な案件だ・・・だから・・・俺だけでは手が足りない・・・!」

ルーレがそう告げた瞬間にルナティックパラディンはもう一つの気配に気がついて

もう片方の腕で攻撃を受け止めると

そこには体のほとんどが機械化してしまっているアガレプトの姿があった

「久しいな・・・だが今の私は貴様などに用はない・・・あいつを・・・スカイレッドを出せ・・・!」

どうやら今の彼にあるのは自らをこんな姿にしたスカイレッドへの憎しみだけのようだ

「アガレプト・・・俺達の今回の目的は彼らの撃滅ではない・・・わかっているな?」

するとルーレはそんなアガレプトに戦闘を行う事が目的ではないと告げる

「チィ・・・わかっている・・・お前らはせいぜい目の前にいるあいつの相手でもするんだな!」

アガレプトはかなり渋々ではあったがルーレの言う事を聞いてその場を去っていった

「・・・追いかけて色々と聞いておきたいんだが・・・先にこいつをどうにかするのが先か・・・」

ルナティックパラディンが後ろを振り返るとそこには異形の魔人が立っていた

「だったらあんたはそのままあいつを追いかけて行きなさい!こいつは私達で!」

するとノワール達が自分達が相手をするので追いかけるようにと告げるが

彼女達が突っ込んできたのを見た魔人は己の体から大量の虫を出現させてノワール達を襲わせる

「キモっ?!どうなってんのよ!こいつの体は?!」

近づくのは危険だと判断したノワール達は急いで距離をとる

「禁術で合体した魔人は元になった二体の能力も使えるんだよ・・・

 見た感じからすると・・・あいつはエルバとバスンが合体した魔人のようだな」

どうやら目の前にいる魔人はエルバとバスンの力を使えるようだった



(いずれにしても・・・隙をついて近づかないと攻撃を当てられないな・・・)

今のルナティックパラディンは遠距離を攻撃する方法がないので

どうにか隙を作って相手の懐に飛び込もうと考えていた時だった

「みんな待たせた!」

その後ろからライフレンジャーが現れて魔人が気を取られた

(今だ!)

その一瞬の隙をついてルナティックパラディンは

凄まじいスピードで懐に入り込み一撃を当てようとしたその瞬間だった

「「「?!!」」」

なんと突如として魔人の姿が消えてしまったのだ

「なるほど・・・ちゃんと逃す算段をした上で残っていたって訳か・・・!」

どうやら最初から不利な状況になったら転送するようになっていたようで

ライフレンジャーが来たのを見ておそらくは魔人の基地へと逃げたようだ

(しかし・・・あいつらの用事は一体何だったんだ?

 俺達を倒す事が目的じゃないんだとするのなら・・・プラネットジェル絡みか?)

凶夜は変身を解除した後

ルーレとアガレプトはどういった目的があって動いているのだと考えていた

自分達を倒す事ではないとしたら残された可能性はプラネットジュエルだけだが

もはやこの地球には魔人の王であるファーシルを復活させるだけの物は

存在しないのではないかと考えていたのだ

(・・・何にしてもこのままあの二人を放置するわけにもいかないな・・・)

凶夜はどんな考えがあるにしてもあの二人を野放しにするわけにはいかないと思い

できる限り二人はいる可能性の高い場所を探そうかと考えていると

「兄様!どうやら空さん達が博士からお話したい事があるそうなので集まって欲しいと!」

リリムが遠くから空達が呼んでいると言われて凶夜はとりあえず集まる事にした

「それで話って一体何なんだ?」



『おお!ちょうど凶夜くんも居ったのか!実はお前さんの武器をこちらで修理したのじゃが・・・

 それをお主に渡そうと思っていたんじゃ!今すぐに基地まで来てくれ!』

どうやら来島博士は凶夜が使っていた剣を修理してくれていたそうで

それが直ったから秘密基地まで来て欲しかったそうだ

(・・・正直どれだけ持つかは分からないが・・・ないよりはマシか・・・)

先ほどの戦いでやはり遠距離を攻撃する方法がないのは辛いと感じた凶夜は

壊れるとわかっていてもないよりはいいだろうとその剣を受け取りに向かった

秘密基地に着くと凶夜はすぐに来島博士の元へと案内させる

「おお!待っておったぞ!一応は大丈夫じゃと思うが本人に見てもらうのが一番じゃからのう」

凶夜はゆっくりと剣を取ってみるとちゃんと修理されている事が分かった

しかしそれと同時にやはりこれでは自分の全力に耐えられない事も理解してしまった

(・・・やはりこの剣に変わる新しい物が必要だな・・・

 それが見つかるまでは・・・壊れないように使うしかないか・・・)

凶夜はとりあえずはその剣を受け取り代わりの武器が見つかるまでその剣を使う事にした

「それと・・・お前さん達に伝えなければならない事があっての」

すると来島博士が他にもみんなに伝えるべき事があると言ってパソコンを捜査する

スクリーンに映し出されたのは何かの軌道予想図のようなものだった

「博士?これは一体・・・」

空達はこの図が一体何を示しているのか聞いてみる

「実は先ほどこの地球に小型ではあるが隕石が迫っているとの情報が入ったのじゃ」

どうやらこの軌道図は隕石が落下してくるコースの物だったようで

来島博士の話ではこのまま地球に落ちてくるそうだ

「と言っても先ほど言ったように小型じゃからおそらくは大気圏で燃え尽きるじゃろう・・・

 まぁ・・・そこまで心配はせんでもいいと思っておるが・・・どうにも気になってのう・・・」

どうやら来島博士はこの隕石に何か秘密があるのではないかと思い

こうしてみんなを呼んで教えてくれたらしいのだ



(小型の隕石・・・まさかあいつらの狙いはこれなのか?)

地球に迫る小型の隕石

実はこれにはとある秘密が隠されていた!

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