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地下深くの戦い

今回は後半にバトルがあります

フィアーナイトが鬼と戦っている時、空達は迷路の中をとにかく前へと進んでいた

「それにしても・・・出てくるのは雑魚ばかり・・・本当にもう戦うだけの力はないわけね」

海の言う通り出てくる敵は全て骸兵だけであり肝心の鬼は一切出てこなかった

それもそのはず残されている鬼は全て奥の方で待っているのだ

「だが・・・一番の問題はやはりこの迷路だな・・・これが動いている以上は

 本当に出口に向かっているのかすら怪しいものだ・・・」

森は迷路が怪しく蠢いているのを見て自分達が出口に向かっているとはとても思えなかった

「だとしてもせめて愛心ちゃん達とは合流しないと・・・

 それこそこの迷路の餌食になってしまう・・・!」

しかし空の言う通りせめて逸れてしまった愛心達とは合流しないと

たとえ自分達が抜けても彼女らがこの迷宮に閉じ込められてしまう

「それは俺もわかってはいるが・・・その期待は薄いだろうな・・・」

そんな事は森もわかってはいるのだが先ほども話したようにこの迷路が蠢いている時点で

都合よく愛心達に会える可能性は皆無だろう

「ここは出口に出るのも踏まえて迷路の攻略法を考えた方がいいかもしれないな・・・」

すると大地が出られないのも含めて

この迷路を自由に進める方法を考えた方がいいかもしれないと告げる

「だがこの迷路は壊してもまた復活するんだぞ?そんな簡単にいかないだろ?」

しかし森の言う通り迷路の攻略法なんてそんな簡単には思いつかないだろう

無理やり壊して進むにしてもこの迷路はすぐに再生を始めてしまうし

もしも壊した先に愛心達がいたら攻撃の巻き添えを受けてしまう

そんな安易に壊したりなどは今の状況ではできない

「・・・実はさっきのフィアーナイトの攻撃で思いついたんだけど・・・

 再生するなら出来ない状況にすればいいんじゃないかな?」

すると大地には何やら考えがあるようで自信のある顔をしていた

「・・・わかった・・・ひとまずはその作戦を聞いてからにしよう・・・」



一方、愛心達も空達と同じように迷路の中を警戒しながら先へと進んでいた

「早く空さん達と合流したいけど・・・なんか・・・逆に遠ざかってない?」

愛心は進むにつれて本当に近づいているのか疑問に感じていた

「多分だけど・・・あんたのその予感は正しいと思うわよ?」

するとリリムが愛心のその感覚は正解だと告げる

「・・・やはりこの迷路は私達を分断するのが目的のようですね・・・」

奏歌はこのままでは絶対に空達とは合流できないと考えていた

「だけど・・・私達の持っている技じゃこれを超える事は出来ない・・・

 ここは大人しくこの迷路に従うしかないでしょうね・・・」

しかしこの三人の技では迷路を壊す事は出来てもそこから状況を打破できる技は存在しない

つまり空達が何か行動をするまでは大人しく従うしかないのだ

「それはわかってるんだけどさ・・・ここまで離れてて本当に大丈夫なのかな?」

愛心もどうしようもない事だとはわかっていはいるのだが

それでも自分達が少しでも力になれないのかと考えてしまうのだ

「・・・もしも彼らの事を思うのなら・・・尚更、力は温存しておきなさい・・・」

すると愛心の思いに気がついたリリムがそれならばなおのこと力は温存するように告げる

「彼らが助けてくれたとして・・・その後はどうするの?

 また彼らに頼るの?・・・違うでしょ?私達が今度は彼らを助けるのよ・・・!」

それを聞いて愛心はようやく理解した

この状況に悔しいと思っているのは何も自分だけではないのだと

奏歌もリリムも同じように悔しい思いをしているのだと

しかしそんな思いだけでどうにかできるわけもない

だからこそ今の自分に何ができるのか何をしなければいけないのか

必死で感情を殺し冷静になって考えているのだ

「・・・そうね・・・ありがとう・・・!おかげで迷いは吹っ切れた!!」

愛心の目に光が戻り再びやる気を出し始めた時だった



「「「?!!」」」

突如として壁が崩れて三人が大きく後ろに下がると

「さすがにもうそろそろ限界だ・・・」

その崩れた壁からなんと変身したライフレンジャーが出てきたのだ

「空さん?!どうやってここまで?!!」

まさかの登場に愛心達は驚きを隠せなかった

それほどまでにこの複雑に変化していく迷路を突破してきた方法が分からなかったのだ

「・・・これは・・・氷?・・・!そうか!凍らせて再生させなくしたんだ!」

リリムは彼が出てきた壁を見て凍っている事に気がつきどうやってここまで来たのかを理解した

そう・・・彼らは壁を凍らせてそれを砕いてここまでやってきたのだ

いくら再生する壁といえども再生させる部分が凍ってしまえば

出口を塞がれた迷路も同然に出てくる事は出来なくなる

しかも壁の機能しかない以上は氷を溶かす手段もないだろう

「まぁ・・・ぶっちゃけ思いついたのはこの迷路のおかげなんだけどね・・・」

イエローはこの幾重にも変化を続ける迷路のおかげでこの方法を閃いたそうだ

「なんかそれはそれで釈然としないが・・・とにかくこの迷路を脱出しないとな・・・!」

スカイレッドは急いで出口に向かわなければと立ち上がろうとするが

「いや・・・三人とは合流できたし一度、休憩するぞ・・・

 闇雲に壁を破壊しても出口にたどり着かないのはわかったしな・・・」

グリーンの言う通り愛心達とは無事に合流はできたのだが

肝心の出口には未だにたどり着けてはいなかった

つまりはそれだけのこの迷路の全貌が大きいという事なのだろう

(せめて出口の方向さえ分かれば一直線に迎えるんだが・・・)

方向さえ掴めれば先ほどの方法で出口まで一直線に迎えるのだが

今の彼らにはその方向を掴めるような方法は持っていなかった

(・・・いや・・・待てよ・・・!そういえばこの場にはあいつがいない・・・!!)



「「「「「?!!」」」」」

グリーンがこの場にいないとある人物について考えていた時

遠くの方から激しい爆発音が聞こえてきた

「やはりフィアーナイトはすでに出口までたどり着いていたか!」

どうやらグリーンはすでにフィアーナイトが出口にたどり着いていると予想していたようで

彼が何かしらの行動を取ってくれれば出口がどこだか分かると考えていたのだ

「とにかくこれで出口の方向はわかった!あとは一直線に進むだけだ!」

先ほどの疲れがまるで嘘だったかのように壁を破壊して突き進んでいくと

ようやく彼らが望んでいた出口と思える巨大な扉があった

しかし彼らが見ていたのはその扉ではなかった

(・・・なんだ・・・あれは・・・?!)

彼らが見ていたのは荒々しく立ち塞がる物を全て破壊するような戦いをしているフィアーナイトだった

「ぐっ?!まさか我ら兄弟がここまで追い込まれるとは・・・さすがと言っておこう!」

フィアーナイトと対峙する牛頭鬼と馬頭鬼はもはやボロボロの状態になっており

もはやどちらが優勢なのかは誰の目から見ても明らかだった

それでも彼らには門番としての意地があり決して退こうとはしていなかった

「喰らうがいいフィアーナイト!これが我ら兄弟の全力である!!」

そう言って牛頭鬼と馬頭鬼は最後の力を振り絞り全力でフィアーナイトに攻撃する

・・・しかし・・・

「「?!!」」

その攻撃はいとも簡単に受け止められてしまった

「言ったはずだ・・・今日の俺は・・・一切の容赦もしないとな・・・!」

フィアーナイトは呆然とする二人を殴り飛ばしそれでもまだ足りないと追撃する

その荒々しい戦いを見ていた愛心達は恐怖を覚えていた

「・・・これが・・・あいつの・・・戦い・・・!」

愛心達は初めて見るフィアーナイトの本気に味方にも関わらず箸が震えて動けなかった



「ゴハァ?!バカな・・・!我らが兄弟がこんな・・・一方的に・・・!」

もはや立ち上がる力すらない残されていない牛頭鬼と馬頭鬼は

目の前に立っているフィアーナイトを見上げる

「どうした・・・まさかこんな程度で門番を止めているわけでもないだろ?」

もはや今のフィアーナイトにはいつもの余裕は存在していなかった

あるのはただ憎しみの心・・・復讐への執念だけだった

それは誰から見ても畏怖の対象でしかなかった

「まぁいい・・・俺が本当に会いたい相手は・・・この向こう側にいるんだからな・・・!」

フィアーナイトは彼らにもう戦う力がないのを見ると後ろを向いて扉へと歩いて行った

それは今の彼らにとっては最大の屈辱と言えるだろう

「ふざけるなよ・・・!我らは最後の砦!最後の門番なのだ!

 それを倒さずして先に進めると思うなぁぁぁぁぁ!!」

彼らは悔しさなのかそれとも意地なのかいずれにしても再び立ち上がりフィアーナイトへと向かっていく

「そうか・・・そこまでして俺に殺されたいのか・・・!ならば望み通りにしてやる!!」

フィアーナイトは彼らへと向き直り剣を構える

『ブラッ・・・ド・・・』

剣から放たれた黒い斬撃は容赦なく牛頭鬼を切り裂いた

「牛頭鬼!!」

兄弟を倒された馬頭鬼は思わずそちらを見てしまった

「よそ見をしていていいのか?」

それが彼に致命的な隙を作ってしまった

『デッ・・・ド・・・』

フィアーナイトはベルトのボタンを押し足にエネルギーを溜める

「・・・くたばれ・・・!」

そしてそのまま馬頭鬼の矛を砕き胴体を貫いた

「馬鹿な・・・?!我ら兄弟が・・・こんなところで・・・!」



「「グァァァァァ!!」」

二人は絶叫と共に爆発四散した

「・・・・・」

残されたフィアーナイトは何も言わずにそのまま出口へと扉へと向かっていくのだった

門番を倒し終えたフィアーナイトは

いよいよ鬼の本拠地へと乗り込んでいく!

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