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影に潜む敵

今回はフィアーナイトメインで行きます

「・・・これは・・・許されざる事態ですね・・・」

茨童は他の幹部である二人と共に今の事態に対してかなり切迫していると話していた

「確かにね・・・僕の腕もこんなにされてしまっているし・・・

 業鬼衆のうち二人もすでに倒されてしまっている・・・このままだと呪天様が暴れ出しそうだ・・・」

星童の言う通り鬼の戦力はすでに半数が倒されておりもはや看過できない被害となってしまっている

「それで?どうするんですか?もはや全戦力を持って地上に打って出るのですか?

 そうなると魔人との全面戦争も考えないといけなくなりますよ?」

自分達に残された方法としては全ての戦力を持って地上を侵略する事だが

星童はそんな事をすれば魔人との戦争になる事も予測しており

そうなればおそらくかなりの被害が予想されるだろう

それこそ下手をすれば全滅する可能性だってありえるだろう

「それについてなのだが・・・先ほど呪天様より許可を得た・・・牢にいる全ての鬼を解放する!」

茨童の言葉を聞いて星童と金童は目を見開いて驚いていた

「・・・正気ですか?彼らには忠誠心の欠片もない・・・

 地上に出れてば間違いなく自由気ままに暴れ出すだけですよ?」

星童は牢に入っている鬼がちゃんと働いてくれるとは思っておらず絶対に裏切ると思っていた

「確かにその通りだろうな・・・だが・・・こちらに対しては何の被害もない・・・

 例え彼らが倒されようとも元々いないのも同じだし・・・

 魔人が戦争に仕掛けてきたとしても私達は十分に防衛に力を入れる事が出来る・・・」

どうやら茨童はこの先の事も考えているからこそ牢の鬼を解き放つ事にしたようだ

もしも彼らが倒されたとしても自分達には何の不利益もないからだ

「なるほど・・・確かにそれならば問題はないですね・・・

 ですがもしも彼らが牙を剥いてきたらどうするのですか?」

星童はもしもその鬼達が自分達に牙をむいた時にはどうすればいいのか確認する

「その時は仕方ありません・・・邪魔者は・・・全て排除してください・・・」

茨童のその言葉を聞いて二人は少し笑ったように頷いたのだった



そして場所は移り凶夜の自宅では何故か愛心達がきていた

「・・・おまらな・・・毎度なんで俺の家に来るんだよ・・・!」

もちろん凶夜が呼んだ訳ではないのでどうしているのか問い詰める

「実はお兄様に相談したい事がありまして・・・」

するとリリムがようやく本題について話してくれた

どうやら彼女らがきた理由は新しいパワーアップした姿についての相談があったようだ

「前にも見ていただいた通り私達はまだパワーアップした姿を十分に活かせていません

 そこでピンチの時に使える新しい必殺技のようなものを編み出したいのですがいい案が出なくて・・・」

彼女らも色々と考えてはいるようなのだが出来るどうかを試してほとんど失敗しているようで

新しいアイディアが出るかもしれないと凶夜の元へと来たようだ

「悪いが俺だってお前らの力についてよくわかっていないからな・・・

 そういうのは力を渡している張本人に聞くのが一番じゃないのか?」

確かに凶夜の言う通りそう言った事は力を渡している神精樹に確認するのが一番早いだろう

「すでに聞いてはみたのですが・・・やはり力を渡してくれる以外で協力はしてくれないと・・・」

もちろん奏歌達もここに来る前に聞いてはみたのだがやはりそこまで協力的ではないようで

そこまで教えてはくれなかったようだ

「おまけに空さん達は新しく手に入れた武器の解析もあったから・・・

 もう頼れるのはあんただけしかいなくなったってわけよ・・・」

そして結局残された頼りは凶夜だけであり愛心は仕方なくここに来たのだと話す

「俺は残り物か何かかよ・・・俺だってそんなもん思いつくわけないだろうが・・・」

しかし凶夜とて必殺技らしい技はないのでそんなすぐに何か思いつくわけもなかった

「いえお兄様は別に何もしなくて大丈夫ですから!私達が勝手に盗んだりするので!」

そんな凶夜に対してリリムは自分達に勝手にやるから心配しなくてもいいと告げる

「いや・・・俺に拒否権はないのか・・・」

三人に対して呆れながらも言っても無駄だと思った凶夜は諦めて部屋へと戻っていこうとした時だった

「「「「?!」」」」



外の方から爆発音と悲鳴が聞こえてきて四人は急いでその場へと向かった



「ここか・・・!随分と酷いことになってるな・・・!」

現場に着いてみるといろんな場所で火災が発生しておりしかも骸兵の姿もあった

「雑魚は俺が片付ける!お前らは火をどうにかしろ!」

そう言って凶夜は変身して暴れている骸兵を倒していく

愛心達も変身して火を消しながら逃げ遅れた人達を避難させていく

(おかしい・・・肝心の鬼がどこにも見当たらない・・・一体どこに・・・?)

戦っている最中にフィアーナイトは骸兵に命令をしているはずの鬼の姿がどこにもなく

おかしいと思いながら骸兵を倒していた時だった

「?!」

後ろから攻撃を仕掛けられてきて躱してみると影から手が伸びてきていた

「なるほど・・・今回の鬼は影の中にいるのか・・・だったら!」

フィアーナイトはその影に向かって剣を突き刺したのだが感触としては地面を刺しただけだった

「チッ!逃げられたか・・・!面倒な能力だな・・・!」

その瞬間に鬼は逃げたのだと理解したフィアーナイトは悔しくて拳を握り締める

「遅れました!敵の方はどうなりましたか?!」

すると避難を終わらせたノワール達も合流しどうなったのか尋ねる

「骸兵は全部倒したんだが・・・鬼には逃げられたみたいだ・・・」

フィアーナイトは素直に鬼に逃げられた事を話すと

向こうの方から警察などのサイレンが聞こえてきて急いでその場を後にした

「なるほど影に本体がいるんですね?」

家へと帰ってきた四人は凶夜から先ほど攻撃を仕掛けてきた鬼の特徴を確認する

「ああ・・・しかも影の中に入られたら攻撃も当てられないみたいだ・・・」

それを聞いて三人も困ったような表情を浮かべる

「攻撃を当てられない相手か・・・どうにかして影から本体を出さないといけないみたいね・・・」

愛心はどうにかして鬼を影から出さなければならないと思っていたが

問題はどうすればいいのか全くわかっていないという事だった



「戦った事のない部類の相手だからな・・・正直何が弱点なのか一切分からん・・・」

凶夜もこればっかりはどうすればいいのか全くと言っていいほど分からなかった

これまでに戦った事のある相手で似たようなのは四天王であるルーレなのだが

彼の場合は分身などによる高速戦闘をメインとしているので出来ない訳ではなかった

「一番可能性としてあり得るのは影を消す事でしょうか?

 でも影を消すには強力な光を当てなくてはなりませんからね・・・

 果たしてそこまで協力は光をどうやって作り出せばいいのか・・・」

奏歌は残された可能性として強い光で影を消そうと考えていたが

そこまで強い光を作り出す方法は今の彼らにはなかった

「来島博士ならなんとかしてくれるかな?」

愛心は来島博士の開発した物ならば影を消せるのではないかと思っていたが

「残念ながら戦いとなる以上は影が出来上がってしまいます・・・

 おそらくは来島博士でも影を発生させなくするのは不可能かと・・・」

本来、影とは光をが放たれている間に物を置く事で発生するものである

つまり太陽の下で戦う以上はどんなに頑張っても自身の影が出来上がってしまう

影を作らないようにするにはそこに何も置かない事だがそんな状態で戦えるとは到底思えない

残る選択肢としてあるのは屋内へと誘い込み影を発生させないようにする事なのだが

「そんなのは自分の能力を理解している以上、無理だろうな・・・」

もちろんそれは向こうも理解しているはずなので絶対に屋内に入ろうとはしないだろう

「そうなると・・・やはり別の何かで影を消すしかないようですね・・・」

四人はどうすれば影を消せるのか必死で考えるがそんな簡単に浮かぶような事ではなく

結局その日は何もいい考えが浮かばないまま夜になってしまった

「・・・で・・・結局お前らはここに泊まっていくのか・・・」

しかも凶夜の予想どおりなのか三人は最初からここに泊まるつもりだったようだ

「だって本当に何も浮かばないんだもん・・・!それに一緒に考える以上は一緒にいた方がいいでしょ?」

そんな風に愛心に言われて凶夜は何かを諦めたのか何も言わずにため息だけを吐いた



「・・・てかあんただって奏歌とリリムにご飯を作らせてるじゃない・・・」

そう言って愛心がキッチンを見るとそこには楽しそうに調理している奏歌とリリムの姿があった

「あいつらが勝手にやり出したんだ・・・俺は何も言っていない・・・

 そういうお前は何で何もしないんだ?」

愛心はその問いに対して何も答えなかった

いや・・・何も答えられなかったというのが本音だろう

何故ならば奏歌とリリムの腕が凄すぎて必ず足を引っ張る可能性があったので

自分はこんな風に見守っていた方がいいと思っていたなどと言えないからだ

「ハァ・・・まぁいいが・・・とにかく明日にはちゃんと帰れよ?」

果たして愛心達は新しい必殺技を編み出せるのか?!

そして影に潜む鬼を倒す事は出来るのだろうか?!

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