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夜中の決闘

今回はライフレンジャーが活躍します!

二人の戦闘は静かに始まった

まず先に動いたのはルーレだった

彼は目にも留まらぬスピードでフィアーナイトの周りを走っていた

「全然見えない・・・!」

それを見ていたブルーはどこにルーレがどこにいるのか全くわからないし

たとえ場所がわかっても攻撃を当てれるとは思っていなかった

「・・・ハァ!!」

しかしそんな考えとは裏腹にフィアーナイトはルーレの動きを見切って

その場所に拳を伸ばして攻撃を当てた

「・・・やはりこれくらいはやってのけるか・・・!」

攻撃が当たったにも関わらずルーレはさぞ当たり前のように振舞っていた

それほどまでに彼はフィアーナイトを高く評価しているということだ

「ならばこれはどうだ?!」

ルーレは先ほどと同じく高速で動き回るが

さっきとは明らかにスピードが違っていた

もはや音すらも置いてきてしまっているその動きはまさに光速だった

(・・・さすがに見切れないな・・・)

その動きにさすがのフィアーナイトも見切るのは至難であり

ましてや攻撃を当てるのは不可能に近い

(・・・しょうがない・・・)

するとフィアーナイトは攻撃するのを諦めてしまったのか

拳を下ろして完全に無防備な状態になってしまう

(勝負を諦めたか?いや・・・あいつはそんな事はしない

 ・・・何かを狙っているのか?)

ルーレは警戒をしながらもとりあえず攻撃を加えていく



「・・・どうやら今回は俺の勝ちみたいだな」



「?!」

ルーレがフィアーナイトにトドメを刺そうと思い短剣を振ると

なぜか攻撃が当たる前に短剣が折れてしまった

「なるほど・・・これが貴様の狙いだったわけか・・・」

そしてルーレはようやく理解した

これが全てフィアーナイトの作戦だったということを

彼はわざと攻撃を受けていたのではなく

攻撃を受ける時に短剣に向かって衝撃を送っていたのだ

それにより徐々にだがルーレの短剣にはダメージが溜まってしまい

とうとう耐えられなくなって折れてしまったのだ

「まさか狙いが俺ではなく武器の方だったとは・・・

 伊達に四天王最強と言われていただけはあるな・・・」

ルーレは折れた短剣を捨て素直にフィアーナイトを賞賛する

「しかし・・・今回の俺の目的はお前を倒すことではない・・・!」

そう言ってルーレは先ほどの透明人間を抱えてそのまま逃げて行ってしまった

「・・・さすがにあれに追いつくのは無理だな・・・」

スピードでは勝てない彼に追いつくのは無理だと考え

フィアーナイトは変身を解除した

「助かったよ!ありがとう!!」

そこへ同じく変身を解除した空が凶夜に向かってお礼を言う



「・・・誰だお前?」



「・・・あっあれ?知らなかったけ?俺の素顔」

凶夜のあまりに飛び抜けた対応に思わず空は苦笑いしてしまう

「素顔?ああ・・・お前があの甘ちゃんレッドか」

素顔と聞いてようやく空がスカイレッドの正体だと気がつき

凶夜は面倒くさそうな顔をした

「さすがに甘ちゃんは傷つくな〜・・・

 確かに君と比べたら俺達は弱いんだろうね・・・」

そう言われた空は自分達が弱いからそう言われるのだと思っていたが

「別に弱いからそう言っているわけじゃねぇよ」

本当はそれだけではなかった

「俺がお前を甘いと言っているのは敵に対して情をかけているところだ」

凶夜が甘いと言っている理由は敵に対しての対応だった

どんなに冷酷で非道な相手に対してでも空は最初に話し合いをする

確かにそれはいい事だがそれは同時に自分の首を絞める事でもある

明確なまでの実力差があればそれも問題はないが

実力が拮抗している者や格上に対してやるべき事ではない

それこそが凶夜が空の事を甘いと言っている証拠だった

「とにかくお前が自分を貫くのは自由だ・・・

 だが肝に銘じておけ・・・お前がやった事はお前の仲間にも影響するとな」

そう言って凶夜はその場から去って行ってしまった

「俺のやった事が仲間にも影響する・・・」

空は凶夜の言葉を噛み締めながら彼の背中を見送った



「・・・とりあえずこの子どうする?」



「はぁ〜・・・結局昨日の事は夢だったのかな〜・・・?」

あれから明里は大地に自宅の近くまでおぶってもらい

その最中に目を覚ましてお礼を言った後一人で家に帰った

そして朝になり学校へ登校しながら昨日の透明人間が夢だったのかと考えていた

「おはよう!ってどうかしたの?」

そこへ愛心と奏歌がきて明里に挨拶をするが

明里の様子がおかしいと感じて二人は何があったのか聞く

「なるほどね〜・・・昨日一人であの場所に行ってみたら

 透明人間が居たんだけどその後に記憶がない・・・ねぇ」

明里の話を聞いた二人は完全に空達が助けてくれたのだと理解し

ボロが出ても困るのでそれ以上の追及はやめることにした

「それが現実だったのかは置いておいて

 その送ってくれた人にはちゃんとお礼を言わないとね」

奏歌は透明人間から注意を逸らす為に送ってくれた大地の話をすることにした

「確かに・・・路地裏で寝てた私を送ってくれたんだもんね・・・

 普通だったら襲われてもおかしくないもんね・・・」

明里は大地に対して素直に感謝しており

どこかで会ったら感謝しようと思っていた

「でも不思議なんだよね〜・・・

 その人の声と私を透明人間から

 助けてくれた人の声が一緒だったんだよね〜・・・」

それもそのはず明里を助けたランドイエローこそ

明里を送った大地なのだから

しかしそれを知られるわけにはいかないので

二人はとにかく話を逸らしながら学校へと向かった



「・・・で?なんでまた夜中にこんなところに来てるのよ・・・」



夜中になり愛心と奏歌は明里に連れられて

昨日とは違う路地裏に来ていた

「だって私は結局透明人間には会ってないんだもん!

 今度こそ私は対面してみせる!!」

どうやら昨日の事を忘れてしまった所為なのか

自分がどんなに危険な事をしたのかすら気づいてはおらず

まだ透明人間に会いたいと思っていた

「それになんで私達まで付き合わされなくちゃいけないのよ・・・」

しかし愛心が文句を言いたかったのは

それになんで自分達も付き合わされているのかだった

「だって昨日は私一人で行って何も得られなかったんだもん!

 それならみんなで行けば一人ぐらい目撃するはず!!」

どうやら明里は物量で透明人間を探そうと考えたらしく

その為に二人を呼んだそうだ

「全く・・・付き合わされるこっちの身にもなりなさいよね・・・」

本当は二人が明里に付き合っているのは

彼女が昨日の透明人間に狙われいるのではないかと考えていたからだ

姿を見たわけではないが明里は透明人間の手がかりを掴み居場所まで突き止めた

もし相手が隠密行動をしたいと思っているのなら

居場所を知ってしまった明里を消したいと思っているはずだ

だからこそ二人は明里の護衛をするためにここに来ていた

(なんだけど・・・なんで自分から危険に向かっていくかな・・・)

しかし明里は家に篭るどころかまた危険な場所に来ていた

愛心は手足を縛ってでも家に閉じ込めた方がいいのではないかと思っていたが

そんな事をするわけにもいかないので仕方なく自分達も一緒に行動することにした



「そういえば・・・昨日とは全然違う場所に来たけどここには何かあるの?」



「ふっふっふっ・・・何を隠そう!

 この場所こそ透明人間が最も多く目撃された場所なのだよ!!」

何と明里の話ではこの場所が一番透明人間が目撃された場所らしい

「・・・本当にどこでそんな情報を掴んでくるのよ・・・」

本来ならば警察か当事者でない限り知りえない情報をなぜか知っている明里

それに対して愛心はどこから聞いてくるのだと呆れていた

「ともかくここでなら透明人間にも会えるはず!!」

ここでなら絶対に会えると確信している明里

そしてそのご期待通りに



「昨日の女の子発見〜!何をしてるのかな〜?」



ビルの上から三人を見ている者がいた

そしてそいつはゆっくりと三人に近づいていくと



「そこまでだよ!」



「?!あれれ〜?また君達ですか〜?」

そう言って透明人間の前に現れたのはライフレンジャーだった

実は明里の護衛をしていたのは愛心達だけではなく

空達も明里の事を見守っていたのだ

「とにかくここから先には行かせないよ!!」

そう言ってイエローは武器を取り出す

「へぇ〜・・・そんな大振りの武器が当たるかな〜?

 この上級魔人ノラースにさ〜!」

確かにノラースの言う通り姿の見えない相手に攻撃を当てれるほど

彼らの実力は高くない

・・・だが・・・



「そんなことはすでに対策済みなんだよ!」



「ワプッ?!なんだ〜?!」

ノラースの上から急に白い粉が降りかかり

彼の姿を真っ白に染め上げる

「姿を消しているのなら姿を見えるようにする

 誰でも思いつく簡単な手だよ!」

大地の言う通り透明人間を相手にするには確かに有効な手だ

・・・しかし・・・



「残念だけど〜僕は上級魔人だよ〜?

 姿が見えたくらいで勝てるとは思ってほしくないんだけどな〜?」

そう言ってノラースは前にいるイエローに向かって攻撃する

「グァ!」

ルーレほどではないがノラースも魔人の中では早い部類であり

たとえ姿が見えても彼らには対抗できなかった

「さて〜どうやって僕を攻略するのかな〜?」

ノラースは楽しそうにしながら攻撃を加えていくと

「?!」

急に何かに足を取られてしまう

足元を確認すると足首に蔓が巻きついていた

「スピードなんて私達の前じゃないも同然よ!!」

するとライフレンジャーの後ろに変身をしたスピリットメイデンの二人がいた

実は先ほどの白い粉も囮であり本命は彼女ら二人による拘束が狙いだった

「これで終わりだ!ライフバズーカ!!」

ライフレンジャーは全員の武器を合体させる

「ファイヤ!!」

そして方針をノラースに向けて発射する

「ギャァァァァァ!!」

ライフバズーカから発射された弾を直撃したノラースは断末魔をあげて爆発四散した






「やはりあいつはでは荷が重かったか・・・」

その姿をルーレは遠くから静かに見ていた

「・・・・・」

そして何やら静かに考える

「やめておけ・・・お前でもそれなりに手間を食うぞ?」

するとその後ろからフィアーナイトが現れた

「・・・確かに・・・俺の目的はあくまで鬼の牽制・・・

 お前達がどうしようか関係ない・・・」

そう言ってルーレは姿を消した

「はぁ・・・結局後始末をするのは俺なんだよな〜・・・」

ついに上級魔人を倒すことができたライフレンジャー

しかしそれはあくまでスタートラインに立っただけであった

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