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暗闇に蠢く者

新しい四天王が出てきます

少し前からとある噂が流れていた

それは夜に一人で通りを歩いていると

誰かに襲われるというものだった

警察は不審者の仕業だと思い

夜中に二人一組でパトロールを行うことになったが

その警官達ですら襲われて今は病院のベッドに寝ている状態となっていた

仕方なく警察はこの犯人を指名手配することにし

全力で一連の犯人を探し回ることになったが

夜に現れるということ以外は何もわかっていなかった



「なるほど・・・警察ですら手を焼いているのか・・・

 確かにそれは只事ではないですね・・・」

空達は来島博士から一連の事件について聞かされて

それがおそらく魔人か鬼の仕業ではないかと思っていた

「うん・・・このままだと他にも被害が出かねないよね・・・」

海もその犯人を放置しておけばもっと大きな事になりかねないと考えていた

「問題は出現場所ですか・・・博士の機械でも探索は難しいんですよね?」

しかしその魔人の出現する場所は明確にはわかっておらず

霧は来島博士の作った機械でも無理なのか確認する

「うむ・・・昼間の内は魔人発見マップにも反応はせん・・・

 するのは魔人の現れるほんの数分前だけじゃ・・・」

さすがに数分の間しか反応しないのに

そんなすぐに行動できる手段を彼らは持っておらず

これでは完全に打つ手がなかった

「・・・せめて場所を限定できればいいんじゃがのう・・・」



そしてこちらはとある路地裏では・・・



「さぁ!出てこい透明人間!!」

愛心と奏歌は再び明里の取材に付き合わされていた

「あんた・・・この前あんなに怖い思いをしたのに懲りないわね・・・」

その呆れるくらいのポジティブさに思わず愛心はため息が出てしまう

「スクープには危険は付き物!それを怖がっていては記者の名折れなのだ!!」

なにやら必死で明里はスクープに対する熱意を語るが

二人ともその熱い想い以外なにも理解することはできなかった

「はぁ・・・それに透明人間は夜に出るんでしょ?

 だったら昼間にこんな所を捜索しても無意味なんじゃないの?」

愛心の言う通り例の犯人は夜にしか現れないので

昼間に捜索しても何の手がかりを得られない

それはすでに警察や来島博士が検証済みである

「確かにね・・・でも記者としての間が言ってるの・・・

 ここには何かあるって!!」

しかし明里はここに何かが隠されていると思っており

それで昼間にも関わらずここを調査しに来たらしい

「記者の勘って・・・私達そんな理由で付き合わされてたわけ?」

まさかの勘の為だけに駆り出された愛心は呆れかえってしまった

「だってもし透明人間が出てきたら私じゃ相手にならないもん!

 だから腕っ節の強い愛心に頑張ってもらおうと思って!」

明里の話では二人を連れてきた理由はただの護衛であったようだ

「本当は前の鳥人騒ぎの時にいたお兄さんがいたら

 もっと心強かったんだけどな〜・・・」

と明里は言っているがそんなことは無理である

なぜなら空もすでにこの事件について仲間を調べているのでそんな時間はない



「あんまりそこには近づかない方がいいぜ?」



「?!・・・ってなんだ・・・あんたか・・・」

いきなり後ろから声を掛けられて急いで振り返ると

そこには凶夜の姿があり驚いて損をしたと愛心は思っていた

「そのリアクションに対してはツッコんだりはしないが・・・

 そこから先にはお前らみたいな女子高生がきたらまずいお店が

 いっぱい並んでいるんだ・・・まぁいわゆる大人の店ってやつだな」

それを聞いて三人は顔を真っ赤にして下を向いてしまった

「なんでもっと先にそれを言わないのよ!!」

愛心はもっと早くにそれを教えてくれと逆ギレする

「いや〜もしかしてそういうのに興味があるのかと思って・・・」

凶夜は三人がそんなことに興味があるからこそこそしているのだと思っており

話し掛けづらかったようだ

「とにかく私達はそんなに興味ないから!いくわよ二人とも!!」

とにかく早くその場から離れたかった愛心は急いでその場を後にし

奏歌と明里も急いでその後を付いていった

「・・・・・」

三人が去っていくのを確認した凶夜はその路地裏の方をじっと見て

「一般人に居場所がバレるなんて・・・お前の腕も落ちたのか?」



「・・・バレたとしてもすぐに口を塞げばいいことだ・・・」

凶夜が誰もいないそこに話しかけると奥から返事が返ってきた

そして奥から黒い服を身に纏い金色に光る眼を持った異形の者が出てきた

「だからお前もあいつらを逃したんだろう・・・フィアーナイト・・・?」

その異形の者は凶夜とは昔からの知り合いらしく

二人の間からは何やら不穏な雰囲気が漂っていた

「まぁいいや・・・とりあえず四天王のお前が

 何でここにいるのか聞かせてくれるか?・・・()()()

何とその者は四天王の一人だったらしく凶夜にはルーレと呼ばれていた

「お前だってわかっているだろ?鬼の出現は俺達にとってもよくないことだ

 だから俺はその牽制となる為にここに暫くいることになったんだ・・・」

どうやらルーレの来た理由は鬼に対する牽制をする為にここへ来たらしい

「なるほどな・・・確かにキグスの考えそうな事だ・・・」

それを聞いた凶夜は納得していた

「とにかくお前は邪魔をするなよ・・・さもなくば・・・本気で殺すぞ?」

ルーレはもし邪魔をするなら本気で殺すと脅してきた

「俺が殺せると思っているのか?」

しかし凶夜もそんな脅しには怯える事はなく逆に言い返していた

「・・・まぁいい・・・この場は引こう・・・

 新しいアジトも探さないといけないしな・・・」

暫く睨み合った後、ルーレは新しいアジトを探しに消えていった

「全く・・・なんで俺が後始末をしなくちゃいけないんだか・・・」



「・・・ねぇ・・・凶夜さんおかしくなかった?」

明里と別れて二人で帰っている時に奏歌は

先ほどの凶夜の様子がおかしいと思っていた

「そう?特に何も変わらなかったと思うけど?」

愛心はそんな風には見えなかったと返すが

「もしかしたらだけど・・・あそこに何かいたんじゃないかな?」

それでも奏歌は凶夜の様子からあそこには何かあるのだと思っていた

「・・・たとえそうであったとしてもあの場には明里がいた・・・

 さすがにあの子を巻き込むわけにはいかないよ・・・」

愛心の言う通りあの場には明里がいてもし戦うことになれば

間違いなく巻き込むことになってしまう

「そうだね・・・それはダメだよね・・・」

それを聞いた奏歌はその通りだと納得しそれ以上の会話を止めた



そしてその夜・・・



「あの二人には悪いけど・・・やっぱりここが怪しいんだよね・・・!」

明里は昼間に来ていた路地裏に再び来ていた

どうやらまだここが怪しいと思っており

夜にここに来れば絶対に何かが起こると考えてここにきたようだ

「・・・よし!いくぞ〜!」

そして意を決して中へと入っていくと

「おやぁ〜?また新しいカモが現れましたか〜?」

後ろから何やら声が聞こえてきて

明里は急いで振り返るがそこには誰もいなかった

「おやおや〜?しかも女の子ではないですか〜?

 これはなかなか珍しいですね〜!」

しかし確実にそこから声が聞こえてきて明里は確信した

本当に透明人間かここにいるのだと

「さて〜?それでは綺麗な悲鳴を聞かせてくれるかな〜?」

そしてその透明人間が明里に向かって何かをしようとした

その時だった



「その子には手を出させないよ!!」

何とそこにイエローが現れて明里を間一髪で救い出した

「あれ〜?まだ他にも仲間がいたんですか〜?」

しかしイエローが現れてもその透明人間は全く焦ってはおらず

むしろ新しいおもちゃが増えた子供のような浮かれた声だった

「イエローだけじゃないぞ?」

すると他からも声が聞こえてきてそこにはスカイレッド達も来ていた

「へぇ〜?みんな来たんだ〜・・・

 いいね〜・・・おもちゃは多いほうがいいよ〜・・・!」

透明人間は獲物がさらに増えたことを喜んでおり

とても数的な不利を感じてはいなかった

「僕の名前はノラ〜ス・・・誰が最初に僕と遊んでくれるかな〜?」

ノラースと名乗ったその透明人間は誰から

相手をしてくれるのか楽しみにしていると

「いや・・・悪いけど今回は相手をしないよ・・・人命優先ってね」

彼らには戦う意思は無く今回は人命優先としてこの場は逃げることにした

「そう簡単に逃がすと思うのかな〜?」

しかしノラースもそう簡単には逃すわけも無く

何も見えない場所から足音だけが伝わって来る

「くそ!姿が見えないからどこまで近づいてきてるのかわからない!!」

さすがに姿の見えない者から逃げるのは至難の技であり

五人はどこまでノーラスが近づいているのか恐怖していた

すると彼らとノーラスの間に誰かが飛び降りてきた

「さて・・・少し邪魔をさせてもらうぜ?」

何とその人物はフィアーナイトだった



「いや・・・お前の相手はこの俺がする・・・!」

しかしまたもやその間にルーレが現れて

フィアーナイトとの一騎打ちを申し出る

「始めるぞ・・・殺し合いを・・・!」

そう言ってルーレは短剣を

フィアーナイトは剣を取り出し構える



こうして元四天王同士との死闘が切って落とされた

フィアーナイト対ルーレ

果たしてこの死闘を制するのは?!

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