スピリットレーヴ
タイトル通り新しい戦士の登場です!
「くっ?!やっぱり強い・・・!!」
ナキアの強さを再確認したノワールは思わず顔を顰めてしまう
(かといって後ろには動けないスカイレッドさん達がいる・・・!
絶対に下がるわけにはいかない・・・!)
しかし彼女の後ろには先ほどまで戦っていたスカイレッド達が動けないでいる
そんなみんなを放っておくわけにはいかないと決意を固めて戦う
「本当に君達は醜いね〜・・・いい加減に諦めて死になさい・・・!」
ナキアは街にあった噴水から水を取り出して蛇に形にしてノワールを襲う
「さぁ・・・これを躱しきれますかね・・・?!」
水は凄まじい勢いでノワールを追いかけており逃げの一択しかなかった
「私もいます!」
すると水を操っているナキアの後ろにブランが現れて殴り掛かろうとするが
「私が忘れているとでも思っているんですか?」
その攻撃はナキアがバリアを張って防がれてしまう
「どうせだから二人だけでなく全員まとめて殺して差し上げますよ・・・!」
そうナキアが言うと突然地面が大きく揺れ始め地割れが起きていた
「さぁ?!これにどうやって対処するのですか?!」
さすがの二人もこんな超常現象をどうにか出来るほどの力はない
「俺達は放っておいて逃げろ・・・!」
そして自分達は完全に足手まといだと感じたスカイレッドは
二人に自分達を見捨てて逃げるように伝えるが
「そんなの絶対にダメです!」
もちろんそんな事をするわけがない
しかし何かをできるわけでもない
(もう・・・ここまでなの・・・?)
誰しもが諦めかけたその時に・・・彼女は舞い降りた
「・・・天使?」
そう思えるほど綺麗な白い羽だった
そして彼女はナキアに拳を突き出す
「プリズムブリット!!」
するとその拳から光線を放たれてナキアへと向かう
「くっ?!」
ナキアはその攻撃を躱すべく体を反らすと地割れが治った
「なるほど・・・それが君の新しい力と姿ですか・・・リリム・・・!」
ナキアは自分を攻撃した者の正体が分かりその人物に問い詰める
「残念ですが・・・今の私は違います・・・
今の私はスピリットレーヴ!スピリットメイデンの新しい戦士だ!」
そう・・・リリムは新しい力を経てスピリットメイデンの新しい戦士スピリットレーヴとなった
「なんでも構いませんよ・・・!どうせ貴方を殺すのですからね!!」
ナキアは先ほどのノワールと同じく水を操ってレーヴを攻撃する
「悪いけど・・・もうそんな攻撃は通用しないわ・・・!プリズムブリット!」
先ほどと同じ攻撃でレーヴは水を蒸発させて無力化した
そしてノワールとブランの元へと向かう
「ここは私が引き受けるわ・・・その間にあんたらはそこの五人を非難させなさい」
レーヴはここに五人がいても戦闘には無理だと思い二人に非難させるように伝える
「でもあんた一人じゃ太刀打ちできないでしょ?!」
もちろんノワールもそんな簡単には引き下がれずに食い下がるが
「何を勘違いしているの?私はその五人を非難させろと言ったのよ?
もちろんその後はちゃんと戦ってもらうわよ」
レーヴが言っていたのは満足に戦えない怪我人を非難させて
思う存分に戦おうと伝えていたのだ
それを理解したノワールはゆっくりと頷きブランと一緒に五人を運び始める
「仲間の為に囮を買って出ますか・・・ずいぶんと丸くなりましたね?」
ナキアはその話を聞いておりもちろんそれをさせないように衝撃波を飛ばすが
「そんな事、私が許すとでも思っているの?」
もちろんレーヴがそんな事を許すわけもなく全て弾いて阻止する
「・・・やはり・・・あなたを倒してからではないとダメですか・・・!」
ナキアはこれ以上の追撃は無理だと判断しすぐさまターゲットをレーヴに切り替え
散らばった破片を浮かせてレーヴへと投げ飛ばす
「そんなもので私を倒せると思っているのかしら?」
しかしレーヴはそれを全て弾き落としてナキアへと突っ込むがバリアで防がれてしまう
「新しい力を経ても私のバリアは破れませんか?それは残念でしたね」
それを見たナキアはまるで勝ち誇ったかのような顔をしていた
「残念だけど・・・私の力はあくまで守る為の力・・・何かを壊す力じゃないわ」
しかしそれはレーヴにとっては想定の範囲内だった
「ほう?ならば・・・自分の身すら守れずに死ぬといい!」
ナキアは先ほどのように破片を集めるのではなく建物を抜き取り
それをレーヴに向かって投げ飛ばした
「なるほど・・・確かに欠片と違って壊せるポイントは少ないわね・・・
でも・・・当たらなければ意味はないのよ!」
しかし建物にした分、速度は遅くその攻撃は簡単に躱せるものだった
「でしょうね・・・ですが・・・下手な鉄砲も数を撃てば当たるのですよ!」
すると躱した先に別の建物が続々と投げ飛ばされてきた
もちろんレーヴはそれを躱していくが躱すのに精一杯で攻撃に割く時間がなかった
(さすがにピンチね・・・まぁ・・・言うほどでもないけど・・・)
レーヴはどうやってこのピンチを切り抜ければいいのか考えていると
「!全く・・・帰ってくるのがずいぶんと遅いんじゃなくて?」
「しょうがないでしょうが!二人で五人運んできたんだから!」
そう言って戻って来たノワールとブランはナキアに殴り掛かる
「チィ!鬱陶しいんですよ!!」
しかしナキアは間一髪でバリアを張って攻撃を遮る
「くっ!やっぱりあのバリアをどうにかしないとダメージを与えられないか・・・!」
ノワールはどうにかしてあのバリアを破壊できないかと考えていると
「可能性ならあるわよ・・・私達三人の力を合わせたらね・・・!」
どうやらレーヴに考えがあるらしく拳を二人の前に突き出す
「・・・いいじゃない・・・!付き合ってあげるわよ!」
ノワールもそれを聞いて拳を突き合わせる
「はい!三人であいつを倒しましょう!」
そしてブランも同じく拳を突き合わせ三人はその拳をナキアへと向ける
するとその拳の前に白と黒そして紫の光が現れて三角形の模様をとる
「「「トライオーロラサンダー!!」」」
三角形の中心から電撃が放たれてまっすぐにナキアへと向かっていく
「ぐっぐぅぅぅぅぅ?!!」
ナキアもバリアを張ってその攻撃に対処するが
あまりにも攻撃が高すぎて徐々にだがバリアに罅が入り始め
「グァァァァァ?!!」
とうとうバリアが砕け散ってナキアに電撃が直撃する
「グゥ?!よくもこの私に傷を・・・!よくもやってくれたな・・・!!」
傷を負ったナキアはその怒りに打ち拉がれており先ほど以上の殺気を放っていた
「いや・・・残念だが作戦は失敗だ・・・撤退するぞ・・・」
するとナキアの後ろから声が聞こえてきた
振り返るとそこにいたのはキグスだった
「今やもうリリムは完全に我々の脅威となった・・・
これ以上の損失はもはや看過できない・・・撤退だ・・・」
キグスはもうリリムは完全な敵と判断し
これ以上の無駄な損失をするわけにはいかないとナキアに対して撤退を指示する
「・・・わかりました・・・撤退します・・・」
ナキアは少し顔を顰めたがキグスの言う通り撤退していった
「リリムよ・・・今回は我々の敗北だ・・・だが・・・タダでは帰らんぞ」
その後を追ってキグスも撤退するかと思っていると
普通にその場に残って置き土産を用意してあると言っていた
すると空に大きな裂け目のようなものができてその中から巨人が落ちてくる
「プロフェッサーアテトが作り出したおもちゃだそうだ・・・せいぜい楽しむといい・・・!」
そう言い残してキグスも姿を消してしまう
三人はその後を追いかけようとするがその前に巨人が暴れ出して街を破壊していく
「ちょっ?!どうすんのよ?!なんか全然力も出ないんだけど?!」
実は先ほどの大技を撃ってから三人は全然と言っていいほど力が出てこなかった
つまり今あの巨人を止めれる人物は誰もいないと言う事だ
「せめてスカイレッドさん達かフィアーナイトがいたら・・・!」
ノワールはこの場にいないライフレンジャーとフィアーナイトの存在をもどかしく思っていると
『だったらこの場は俺に任せろ』
そんな声が聞こえてきて上空からイビルエンペラーが舞い降りてきた
先ほどのレーヴとは違いその姿はまさに魔王の襲来と呼べるだろう
しかし今の三人にとっては心強い味方だ
「さてと・・・あのクソ爺さんのおもちゃ・・・派手にぶっ壊させてもらうか!」
イビルエンペラーが現れると巨人はすぐに街からターゲットを切り替えて襲いかかる
しかしイビルエンペラーはすぐに攻撃を回避する
「スネークハウンド!」
そのまま腕を伸ばして巨人を攻撃し
「オラオラオラオラ!!」
その勢いのまま連打を浴びせていく
「これで終わりだ!ハウリングホールド!」
そしてボロボロになった巨人を電撃で拘束し
「幻魔総咆撃!!」
必殺の一撃を浴びせ巨人は爆発四散する
それから二日後・・・
「はぁ〜・・・全然疲れが取れないんだけど・・・」
愛心は未だにあの時の戦いの疲れが取れていなかった
「あはは・・・でもリリムさんは全然そんな感じがしないですね・・・」
すると奏歌は同じく疲れているはずのリリムが平気そうにしているのに驚いていた
「これでも一応鍛え方が違うからね・・・てかあんたらはもう少し鍛えた方がいいわよ?」
魔人の中で鍛えていたので体力作りの基礎が違うとリリムは言っていた
「う〜ん・・・鍛えると言ってもな〜・・・どんな感じでやればいいのか・・・」
しかし愛心はどうやれば効率的に鍛えられるのかと思っていた
確かに普通の女子が体を鍛える事ないだろう
「なら私が明日からみっちり教えてあげるわよ・・・学校の中でもね」
するとリリムは自分が二人に鍛え方をレクチャーすると言う
「へぇ〜・・・ちょっと待って?あんた今何て言った?」
それに対して愛心は何の疑問も持たずに聞き流そうとしたが一番最後の言葉を聞き返す
「だから明日から私もこの学校の生徒になるのよ」
「「・・・えぇぇぇぇぇ?!!」」
無事にスピリットメイデンに加わったリリム
しかし戦いはこれまで以上に激化する事になるだろう




