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恐怖の騎士

新しく連載を始めた小説です!

みなさんが一度は見たことがあるようなヒーロー達が出てきます!

是非とも見てください!!

皆さんはヒーローを見たことはあるだろうか?

彼らは人知れず戦い平和を守る宿命だ

だが・・・そんなヒーローの中には変わったものはいる

復讐の為に戦う彼はおそらくこう呼ばれるのだろう



ダークヒーローと・・・




とある街の広場にて人々が阿鼻叫喚と逃げ惑う

「ギャ〜ギャッギャッ!!踊れ踊れ!!」

その先には人とは全く違った姿をして怪物がいた

怪物は目の前にいる人々を強制的に動かし

人形のように玩具にしていた



「そこまでよ!!」



「ギャギャ?!」

怪物はいきなり声が聞こえてきたので

そちらに振り返るとそこには二人の少女の姿があった

しかしその少女達は普通ではなく

まるで魔法少女のような格好をしていた



「黒の妖精!スピリットノワール!」



「白の妖精!スピリットブラン!」



「「私達スピリットメイデンがあなたの野望を打ち砕く!!」」

二人は名乗りと決めポーズを決めた

「ギャ〜ギャッギャッ!

 たがが二人にやられる俺様じゃないわ!

 ディーズ!!」

怪物は手下のようなものを召喚し行く手を阻む

しかし二人はその手下を華麗に倒していった

「さぁ!次はあなたの番よ!!」

すべての手下を倒し終わりノワールは怪物に向かっていく

「ギャギャ?!ならこれはどうだ!!」

怪物が目を光らせた瞬間に二人の動きが止まってしまった

「一体どうなっているの?!」

ノワールは何が起こっているのか不思議に思っていると

「ギャギャ!俺様は目に映っている奴を

 強制的に操ることができるんだよ!」

何と怪物の能力は目に映った人を操ることができる能力だった

「そのまま仲間同士で潰し合いな!!」

そしてその怪物は二人を操るお互いを攻撃させようとした

その瞬間だった



「そうはさせるか!!」



「ギャァァァ?!」

怪物はいきなり攻撃を喰らい二人の拘束も解かれてしまう

「誰だ?!俺様の邪魔をする愚か者は!!」

怪物は怒り攻撃してきた方を見てみると



「スカイレッド!」



「オーシャンブルー!」



「ランドイエロー!」



「フォレストグリーン!」



「ミストホワイト!」



「「「「「我らライフレンジャー!!」」」」」

またも現れた謎の五人組はライフレンジャーと名乗っていた

「ライフレンジャーだと?!お前らが最近

 俺様達の邪魔をしている奴らか!!」

怪物はその五人組のことを知っており

まるで恐怖しているかのように震えていた

「ここは逃げるに限るぜ!!」

怪物は彼らの姿を見た瞬間に急いで走り逃げようとするが

「逃がさん!」

スカイレッドが素早く回り込んだ

「イーグルソード!!」

スカイレッドは剣を取り出し

「イーグルストレート!!」

横一線に怪物を切り裂いた

「そんな馬鹿なぁぁぁぁぁ?!!」

怪物は地面に倒れこみ爆発四散した



「大丈夫だったかい?」

スカイレッドはスピリットメイデンの二人を

心配しているらしく大丈夫か聞く

「はい!大丈夫です!!」

ノワールは何やら興奮気味に大丈夫だと答える

ブランもそれに同意する形で頷いていた

「そうか!それじゃあ俺たちはもう行くよ!」

そう言ってライフレンジャーの五人は去って行ってしまった



「はぁ〜・・・やっぱりスカイレッド様はカッコイイな〜・・・」

先ほど助けられたスピリットノワールこと苧環(おだまき) 愛心(あいみ)

うっとりとしていた

なぜなら彼女はスカイレッドのことが好きだったのだ

「相変わらず愛心ちゃんはスカイレッドさんが好きだね」

そしてそれを苦笑いで見ていたのはスピリットブランこと犬桜(いぬざくら) 奏歌(そうか)だった

「だってカッコイイじゃん!まさにヒーローって感じでさ!!」

奏歌は愛心の言っていることが理解できなくもなかった

スカイレッドは怪物を倒すのもそうだが

人命救助にも力を入れており

本当の善人にしかできないことをやっていた

「そうだね・・・私達もあれくらいできるようにならないとね?」

奏歌は自分達もあれくらい

人を助けられるようにならないといけないと思っていた

「そうだね!私達も頑張らないと!!」

愛心も頑張らないと思い気合を入れる

すると急に愛心のお腹が大きくなった

「・・・その前にどこかでご飯食べない?」



二人は小さな喫茶店に来て少しご飯を食べた後

紅茶を飲んでゆっくりとしていた

「それにしても最近多くなったね・・・」

奏歌は紅茶を置きながら物思いにそう言った

「何が?」

しかし愛心はその言葉の意味が理解できなかった

「怪物の出現」

それを聞いてようやく愛心も納得した

「ここ最近は特に酷くなっていってる・・・

 前に大婆様が言っていた敵が本格的に動き始めたんじゃないかな?」

奏歌はもしかしたら敵のボスが動き始めたのではないかと考えていた

「そうかもね・・・でもスカイレッド様がいれば大丈夫だよ!!」

愛心は確かに不安ではあるがスカイレッドがいれば問題はないと言っていた

「本当にそうだといいんだけど・・・」



「キャァァァァァ!!」



「「?!」」

二人は急に悲鳴が聞こえてその方向を見ると

そこにはいつものディーズといかにも強そうな怪物がいた

「愛心ちゃん!」



「ええ!」



「「スピリットメイク!」」



「全く・・・こんな簡単な仕事すらできないとはな・・・

 中級魔人は名前だけだな」

怪物はそんな風に文句を言いながら歩いていると

「そこまでよ!」

目の前にスピリットメイデンの二人が立ち塞がった

「ああ・・・お前らがスピリットメイデンってやつか・・・

 悪いが今回の目的はお前達ではない・・・ディーズ」

しかしその怪物は二人とは戦う意思がなく

手下のディーズに戦わせた

「もう!こいつら数だけはいるんだから!!」

あまりに数が多くノワール達は苦戦を強いられる



「待たせたね!」

そこへようやくライフレンジャーの五人が到着した

「全く・・・ようやく現れたか・・・」

どうやら怪物の狙いは彼らだったらしく

直接五人と戦う意思を見せた

「気をつけてください・・・

 彼は今までの怪物とは違うようです・・・」

ホワイトはすぐに目の前の彼が他の怪物と違うと感じ取った

「関係ない・・・悪は倒すだけだ!」

しかしそんな忠告を聞かずにグリーンは突っ込んでいく

「エレファントハンマー!!」

グリーンは身の丈より大きいハンマーを取り出し

「ハァ!!」

怪物に殴り掛かったが



「そんなものなのか?」



「?!」

なんと怪物は片手でその一撃を掴み取っていた

「ふん!」

そしてそのままグリーンを投げ飛ばす

「グリーン!」

他の四人も急いでグリーンの後に続き攻撃するが

その怪物は全ての攻撃をいなし腕を武器に変形させ返り討ちにした

「なんて・・・強さだ・・・!」

あれだけ強いはずのライフレンジャーが一切歯が立たず

ノワール達は驚きと不安でいっぱいだった

「なんでだ・・・?!あいつは他の怪物とは違うのかよ?!」

グリーンは一体何が他の怪物と違うのだと思っていると

「当然だ・・・お前らがこれまで倒してきたのは中級魔人・・・

 しかし我はさらにその上・・・上級魔人・・・エルバだ」

何と目の前にいる怪物はいつも彼らが倒している怪物の

さらに上の存在だったらしい

「さて・・・そろそろ終わりにしよう・・・」

そう言ってエルバは上半身を変形させて大砲を作り出した

そしてその大砲をライフレンジャーに向ける

「危ねぇ!!」

発射の寸前に何とか躱すことができたのだが

「しまった?!」

その一撃は先ほどまでノワール達がいた喫茶店に命中し

瓦礫が地面へと落ちていった

「やばい!女の子がまだいる!!」

しかもその喫茶店には逃げ遅れていた女の子がいた

ノワール達は必死でそこ場所に向かうが時すでに遅く



女の子は瓦礫の下敷きとなってしまった



「そんな・・・」

間に合わなかった二人は絶望して膝をつく





「全く・・・おちおち寝れねぇじゃねぇかよ・・・」



「「?!!」」

二人は女の子のいた場所から声が聞こえてきて

急いで顔を上げてみると先ほど落ちてきた瓦礫を退けられて

その下から先ほどの女の子と青年が出てきたのだ

「何なんだよ一体?」

青年は何がどうなっているのか説明を要求するが

「いや・・・聞きたいのは私達の方なんだけど・・・」

ノワール達からしてみればこの青年は普通ではなかった

なぜなら彼が退けた瓦礫はとても一人で持ち上げれる重さではなく

しかもそれをもろに受けていたにも関わらず

彼には傷一つなかったのだ

もはやこれは人間の為せる業ではなかった



「「「「「グァァァァァ!!」」」」」



「?!」

しかしそんな考えを与える暇もなく

エルバにライフレンジャーがやられていた

「おいおい・・・やられてんじゃねぇかよ」

するとその青年はまるで他人事のように文句を言った

「ちょっとアンタ何言ってんのよ?!」

ノワールはその無神経な一言に怒りを露わにする

しかしこんな人間を相手にしている状況でもなく

彼らを助けに行くべきか考えていると

「お兄ちゃん・・・」

先ほど青年が助けた少女が青年の裾を引っ張る

「助けて・・・」

その言葉を聞いてノワールは心を痛めた

こんな子供を不安に思わせているこの状況に・・・

しかし青年は違った



「悪いがタダ働きはしない主義なんだ

 なんかくれるんだったらいいぞ?」



「なっ?!」

ノワールはその言葉を聞いて驚いていた

それもそのはずだ

この状況でこんな小さな子が助けを求めているのに

この男はそれを拒否するどころか

あまつさえ報酬を要求したのだ

もちろん女の子は困っていたが何かを思い出しポケットを漁る

「・・・これ・・・」

そしてポケットから出したのは一枚のクッキーだった

「チェこれだけかよ・・・まぁ・・・ないよりましか」

青年はそのクッキーをもらいそれを食べながらエルバに近づいていく

「君!危険だ!離れろ!!」

スカイレッドはそんな青年に危ないと言って警告するが

そんな言葉を聞かず青年はただ前へと進んで行く

「お前のようなただの人間に興味はない・・・失せろ」

エルバもただの人間と戦う気はなく

見逃してくれそうな雰囲気だったのに

「悪いがクッキー一枚だけの命の奴に言われてもな」



「いいだろう・・・貴様から先に消してやる・・・!」

その言葉を聞いてエルバは頭にきたらしく

先ほどと同じ大砲形態になり砲身にエネルギーを集中させる

「さて・・・始めるか」

すると青年はベルトのようなものを取り出しそれを装着した

「変身」



『ヘン・・・シン・・・』



気味の悪い笑い声と共に暗闇が彼を包み込んだ

その瞬間にエルバは大砲を発射した

砲弾は確実に直撃し煙が舞っているが

「?!」

煙の中には確かに人影が立っていた

そして煙が晴れていくとそこに立っていたのは



恐怖をその身で表したような異形の存在だった



「馬鹿な?!なぜ貴様がここにいる?!()()()()()()()!!」








「さぁ・・・恐怖の時間だ!」

フィアーナイト・・・果たして彼は何者なのか?

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