第6棒(現実世界含む)
投稿するの忘れてました!
すいませーん。
気を取り直して、リザルトドロップの報酬から順に確認していこう。
識別発動
・大鹿のスキル玉
説明:大鹿が持つスキルを1つランダムで取得する。
・大鹿の剥製
説明:大鹿丸ごとの大きさの剥製。とても希少で高値がつく。
・大鹿の腕輪
説明:STRとAGIを25増加する。
次に称号の確認だな。
《鹿ハンター》
鹿系に対する攻撃が1.1倍になる。
《ボス討伐初心者》
ボスに対する攻撃が1.1倍になる。
確認も終わったし町に戻ろう。
門番さんに冒険者カードを見せてオススメの宿を教えてもらう。
宿の名前は『何でもござれ屋』だったな。
少し変な名前の気がするが、着いたし中に入るか。
誰もいないのか?
「すいませーん」
大声で呼んでみるか
「すいませーん」
「はいはーい、今行きまーす」
良かった人がいて。
出てきたのは少女だった。
「どうされました?何か顔に付いていますか?」
「いえ、何でもないです。門番さんに紹介されてきたんですけど1泊いくらですか?」
「1泊300Rです」
「では、10日間泊まります」
「ありがとうございます、3000Rになります。部屋は101号室になります」
「名前聞いてもいい?」
「ココアです」
「ココアちゃんか、いい名前だね。俺はカナエだ。因みに男だ。鍵もらったしもう寝るとするよ」
「はい、おやすみなさいです。お兄ちゃん」
部屋に入った俺はベッドの上でログアウトした。
「ふー、楽しかったな」
今何時だ?もう5時か。随分長くやってたんだな
亜魅はまだやってるな。
軽くシャワー浴びて、夕食の支度でも始めるか。
シャワー後
先にズボン履いて。あっ!今日はカレーにするか。
カレーと決まったら直ぐに実行に移そう。
15分程したら、
「あれ!兄さんが作ってるの?!」
「なんだよ、別にいいだろ。」
「なな、何でもないよ。(今日は亜魅さんがいるから兄さんに睡眠薬でも盛ろう思ったのに)」
「?なにか言ったか?」
「っ!何も言ってないよ。兄さん、そろそろカレー出来る?」
「もうじき終わるけど?」
「亜魅さんに料理出来たって言って来て下さい」
「あぁ。じゃぁ、盛り付け頼むわ」
「任せて下さい!」
(やけに張り切ってるな)
まだやってんのか。確かメールを送ればいいんだっけ?
《夕食出来たから戻って来いよ》
ピロン!返信早いな
《教えてくれてありがとう、今いくわ》
待ってよっかな。そしたら1分ほどで戻ってきた。
「葛城君、ありがと・・・ってキャー!ななななんで、裸なのよ!?」
あれ?上着を着るのを忘れてた。
「すまんすまん。シャワー浴びた後に上だけ着損ねてた。変なもの見せて悪かったな」
「べ、別に変ってほどでもないっていうか…むしろ、逞しいし(ボソッ)」
ヤベッ!顔を紅くするほど恥ずかしかったのか?
「ホンとにすまん。何でも1つだけするから許してくれ。って何でもってのは言葉の綾って言うか」
「今、何でもって言ったわよね?」
「いや、だから。言葉の綾だって」
「言ったわよね?」
「はい、言いました」
「今度、私とデ、デ、デートしてくれたら許してあげる」
「はい、俺でよかったら喜んでさせていただきます」
「フフッ。それでは、夕食にしましょう」
「はい」
「兄さんと亜魅さん、遅いですよ。早く食べましょう」
「「「いただきます」」」
「「「ご馳走さまでした」」」
「夕食食べたら、なんだか眠くなってきた」
「兄さん。眠いのでしたら洗い物は私がしておきます」
「ん、悪いな。頼むわ」
「私はそろそろ帰るわね」
「あ、亜魅さん。亜魅さんのお母さんには電話してあるので今日は家に泊まって行ってください。それと、お風呂沸かしてあるのでどうぞ」
「そ、そう。じゃあ、お風呂頂くわね」
「後で着替えは持っていきますので」
「ありがとうございます」
「いえいえ、とんでもないです。計画通りボソッ」
「亜魅さん、着替え置いておきますね」
「わかりました」
「お風呂ありがとうございました。それと、この服少し大きくないですか?」
「元々大きめの服なんですよ。あっ、飲み物持ってきますね」
「すみません、気を使わせてしまって」
「いえ、自分がやりたくてやっていることですので。そういえば、夕食前になにかありました?」
「えぇ、その、デ、デートの約束を取り付けました!」
「私は2人の仲を応援してますね」
「あ、ありがとうございます」
「ハッ!亜魅さんに大事なことを言い忘れてました」
「大事なことですか?」
「今日、亜魅さんが寝るところです。私のベッドはシングルサイズなのでどう考えても2人では寝れないので、兄さんのベッドに入っていただこうと思ってます」
「え?えーー!無理無理、無理ですよ!」
「亜魅さんが今晩、既成事実を作って婚約の手続きでもしてしまいましょう」フンスー
「や、やってやるわ!」
「おおー!その意気です。私はもう寝ますので、おやすみなさい」