第5棒
しばらく、ゲームの中で主人公以外のプレイヤーは登場する予定が先になってる
《先を行く者》
JOBの経験値微増。
《下級冒険者》
リザルトドロップ率微増。
《荒稼ぎ》
LUKを5増加する。
称号手に入るの早くないかな?
称号については諦めよう。
大通りにでてみるか。
串焼き発見、食べてみよう。
「そこの嬢ちゃん、ラビットの肉が手に入ったんだ。食ってかねぇか?」
「おっちゃん、その串焼きいくら?」
「おっちゃんって、そんな年でもないんだがな。1本15Rだ」
「3本買うわ、おっちゃん年いくつ?」
「毎度!俺はまだ34だ、嬢ちゃん」
「ふーん、意外と若いな。それと、訂正はしておこう。俺は男だ」
「・・・っは!?その容姿で男だと」
「その外見で34だと」
「それはないぜ、兄ちゃん」
「それはないな、おっちゃん」
「「アハハハハハ」」
「ラビットの串焼き3本上がり」
「45Rだろ、ほれ」
「また来いよ」
「あぁ、またな」
所持金28400→28355
ラビットの串焼きうまいな
兎とラビットって何が違うんだろ?
その前にJOBレベルを上げるためにどこにいこうか。
確か、East→West→South→Northって順に難易度が上がっていくはずだから人の少なそうなS1のエリアに行くか。
S1に到着!
識別発動
鹿Lv.9~16
動物
プレイヤーがあんまり来てないのかな?
ざっと、群れで50匹は普通にいるな。
ならば乱獲祭りじゃー
棒で叩いて叩いて叩きまくり、角を折ったりした。
《RACEの2レベルが上がりました》
《JOBのレベルが9上がりました》
《JOBのレベルがMAXになりました》
《過剰な経験値を蓄積してJOB変更したときに追加されます》
《棒のレベルが3上がりました》
《風魔法のレベルが3上がりました》
《魔力操作のレベルが3上がりました》
《呪文詠唱のレベルが3上がりました》
《集中のレベルが3上がりました》
《???の指輪のレベルが上がりました》
《???のバックの2レベルが上がりました》
《称号:鹿ハンターを獲得しました》
【リザルトドロップ】
・鹿の肉×123
・鹿の皮×147
・鹿の骨×96
・鹿の頭部×15
部位破壊ボーナス
・鹿の角×92
(゜ロ゜;)
ナニヲシテイタンダッケ?
否、覚えている。そして、狩りすぎた、狩りすぎたんだ。狩りすぎたからこそ気づかなかったんだ。
目の前に、目の前に
巨大な鹿がいることを。
そうS1のボスが目の前に存在していた。
識別発動
ボス danger
大鹿Lv.27
動物
ヤバい、まじでヤバい。
何がって?HPバーが4本あるんだよ。
逃げたいけど逃げられない。逃げられない理由?そんなの1つに決まってんだろ、ボスだからだよ!
絶対レイド専用だろ。
今まで初心者の棒を使ってたけど、???の棒を使うか。
まずはでかくて、頭が2階建て一軒家に等しい位置にあるから、
膝の骨を折る。???の棒の耐久力が5しかないからMPで回復するを繰り返す。大鹿はなんとも思ってないようだ。しばらくすると、大鹿は痛くなって来たのか、跳んだ。大きいから地面も揺らすのでたちが悪い。うまーく揺れる瞬間にジャンプして攻撃に移る。たまに角で突いてくるけど棒を使って反らす。前の膝を2つとも破壊し終わったら大鹿はほとんど動けなくなるので両角の破壊を始める。因みに両膝破壊の時点でHPバーは1本削れ、両角破壊の時点では更に2本削れていた。大鹿に乗って首骨を折りにいく。HPバーが最後の1本が削れた。大鹿が光に変わって当たり前のように落下する。どうする、どうすればいい。
《風よ 我が身体に纏え ウィンドアーマー》
ダメージはあったが大幅に軽減されていた。
《ワールドアナウンスに名前を公表しますか?YesorNo》
《10秒経っても選択されない場合は名前の公表をしません》
《10秒経ちました。名前を公表せずに流します》
『ワールドアナウンスです。S1のボスが匿名希望によって倒されました。以降、弱体化します』
《RACEのレベルが3上がりました》
《JOBの経験値が蓄積されます》
《棒のレベルが6上がりました》
《風魔法のレベルが7上がりました》
《魔力操作のレベルが6上がりました》
《呪文詠唱のレベルが4上がりました》
《集中のレベルが5上がりました》
《???の棒のレベルが14上がりました》
《???の指輪のレベルが4上がりました》
《称号:ボス討伐初心者》
【リザルトドロップ】
・大鹿の大皮×6
・大鹿の肉×21
・大鹿の足骨×10
・大鹿の背骨×14
・大鹿の頭部×1
部位破壊ボーナス
・大鹿の大角×4
初討伐報酬
・大鹿のスキル玉
MVP報酬
・大鹿の剥製
単独討伐報酬
・大鹿の腕輪
《???のバックのレベルが5上がりました》
ハ、ハハハ。何も言えねぇ。
一言言えることは、
匿名希望になって良かった。