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 ガドラに対する再度の攻撃も始まった。

 ガドラの強力であろう胃液に対するため

爆弾全てに特殊なコートがなされた。

 しかし効果のほどは分からない。

 まず第一波が爆弾を。

 ガドラの周囲で、上空で炸裂しだした。

 「ガドラの注意を上に引き付けるため。

 近接信管付の通常爆弾を奴の頭上で爆発させます」

 説明する空幕の幕僚空雲も

モニターを食い入るように。

 ガドラが上空をニガニガしげににらむ。

 口からレーザー。

 攻撃機が二三機。

 「クソー」

 「あれなら何とか放り込めそうだ」枠空空幕長。

 一回目は様子見だ。

 「爆弾が爆発しだしてから

数秒後に上空を。

 それに合わせてレーザー誘導爆弾を投下すれば」

 「いいだろう」

 しかし先ほどのように

上手くそのタイミングで上を向いてくれるかどうか。

 「次行きます」空雲。

 「よし」陸山。

 第二波が。

 同様に。

 その後方上にはレーザー発振器を備えた機。

 ガドラの頭上では。

 炸裂が。

 あるいは命中するものも。

 着発信管を使っているものも

併用している。

 ガドラが上空をうるさげに見た。

 首を左右に。

 生物レーザーが交差する。

 「いまだ」城岡。

 レーザー誘導爆弾を搭載した機は既に

通常爆弾投下の数秒後には

投弾を始めている。

 レーザーがガドラの口を照射。

 少々のガドラの動きには

追従できるようコンピューターが

照準を固定している。

 後は口さえ開いていれば。

 レーザー誘導爆弾が

レーザーの反射光を追ってガドラの口へ。

 「やった」

 中央指令室がわいた。

 「一発。二発-----三、四、五-----」

 「案ずるより産むは易し」陸山も。

 「こんなにうまく呑み込んでくれるとはな」

 「七発」

 七発以外に外れたものも多数ある。

 「1000ポンド(450キロ)爆弾七発か」

 三トンを超す爆弾が腹の中で爆発すれば

いくら奴でも。

 ここにいる全員がそう考えたとしても

不思議はない。

 「爆発は何分後だ」陸山。

 「奴の胃液の関係もありますので

五分後です」

 「五分?

 すぐじゃあないか」時計を。

 「しかし大丈夫かな。

 三トンだよ。

 それが爆発すれば周囲の被害も」城岡大臣。

 「しかし-----この場合。

 念には念を入れませんと。

 チャンスは一度ですし。枠空空幕長。

 「わかっている」

 城岡の顔にもやっと生気が戻って来た。

 ストップウォッチを手にした幕僚が。

 「あと五秒。

 三、二、一。今」大音響。

 ガドラは悠々と。

 口からわずかばかりの煙を吐き出した。

 「信じられん」城岡。

 「本当に爆発したんだろうな」陸山。

 「確かに-----爆発はしたようです」幕僚。

 「-----」空幕長。声もない。

 攻撃機が。

 気を取り直して。

 「今度は毒薬を」声には力がない。

 「今度こそは」方がガックリと落ちている。

 「これでダメなら毒ガスでも使うしか」

 「うまくいくかなあ。

 二度目は」城岡。

 「たいしてこたえてないようですから。

 またうまくいくのでは」枠空。

 「そうか。

 3トンの爆弾で-----

たいしてこたえてないか」

 「-----」枠空も黙り込んだ。

 今度は対戦車ヘリも加わった。

 離れた上空から対戦車誘導弾を。

 ロケット弾を。

 攻撃機も爆弾を。

 一度目が失敗したこともあり

さらに火力を増加してある。

 ガドラが上を。

 生物レーザーを。

 攻撃機がレーザー誘導爆弾を。

 爆弾と言っても中身は火薬ではなく毒物。

 ヘリが、攻撃機が墜ちていく。

 爆弾はガドラの口へ。

 「入った」

 上を向いた瞬間、一発、二発と。

 角度が絶妙なのか

開いた口から食道へ直接。

 ガドラも面食らったような表情。

 「三発は入ったか」

 やはり嫌がっているのか

ガドラは口を閉じた。

 首を振る。

 残りのほとんどがガドラの顔に、

身体に当たり地上にバラバラと。

 口の中に、歯に引っ掛かり

吐き出されたものもある。

 「何分くらいで溶けだすのかね」

 「はい、それは。

 薄い鉄製の爆弾ですので-----すぐにでも。

 それに溶けなかった場合も考えて

先ほどと同様に時限装置も。

 火薬はわずかしか入っていませんが

鉄製の容器を破壊するには十分です」

 「そうか」

 ストップウォッチを見ながら。

 「もう爆発したころです」

 外からはうかがい知れない。

 しかし-----。

 ガドラを外れて地上へ落下したものは

爆発しだした。

 小さな爆発が。

 ガドラは-----全く変化なし。

 ゾドスに対してもレーザー誘導爆弾が。

 ゾドス目がけて投下された。

 面白いように飛び込んでいく。

 こちらは五発ほどだ。

 ゾドスがブルッと震えた。

 「五発か」

 「はい」

 時が-----。

 ゾドスの口から煙がわずかに。

 城岡たちも力なく。

 予想していた事とはいえ

ガックリとした様子。

 「やっぱりダメか」

 「-----」



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