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 本社に寄った後。

 自動車の中で隆二は空来に電話した。

 スマフォは会社からの支給品を

借りて来た。

 大木はまだ警察らしい。

 逮捕も時間の問題らしい。

 大学に着いた時。

 時計の針は午後四時を回っていた。

 さっそく研究室へ。

 「まいったよ」空来。

 顔色が青い。

 「学長には詰問されるわ。

 刑事は来るわ。

 お前も呼び出されるかもな」 

 「それで言ったのか」

 「いや、よっぽど言おうかと思ったんだが-----

先生に口止めされてるしな。

 それでどうだった」空来。

 「それが-----」

 「ダメか」

 「何故。あのガドラ騒ぎの後なのに」月川。

 「がせねたも多いし。

 裏を取らなければ」

 「そういう事か」

 「今、編集長が堆沢さんの自宅で張り込んでいるよ」

 「編集長が。自分で」

 「そう。

 事が事だけに」隆二。

 「そういう事か」

 「いっそ他へ回すか」月川。

 「おいおい」隆二。

 「しかし先生が」

 「他へ回しても同じだろうか」空来。

 「わからんが-----多分」隆二。

 「空来さん。テレビ」

 研究生が。

 「ガドラです。海上自衛隊が攻撃を。

 東京へ来ます。

 もう上陸は時間の問題です」

 怪獣の名はすでにこの研究室内では

周知の事実。

 「東京を直撃か」

 「はい」

 避難勧告も出ている。

 テレビを。

 「星村さん」サキ。

 「もう隠しておくわけには」考え込む。

 「しかし先生が」空来。

 「馬鹿言うな。

 あんなものが上陸した日には。

 いったいどうなると思っているんだ。

 それこそ先生に」

 隆二は宿付を認めた。

 刑事だ。

 今来たところのようだ。

 「ここにいたんですか。

 捜しましたよ」

 「エッ」隆二。

 「あなたたちにも事情をお聞きしたくて。

 ご同行願えますか」

 “どうするか。

 ガドラが”

 「大木先生も-----何もおっしゃっていただけませんので」

 「やっぱり」

 “先生らしい”

 隆二は空来たちを見回した。

 「空来。もう言うしか」

 「しかし。先生が」

 「そんな事言ってられるか。

 ガドラが。

 こうなっては。

 このままでは先生にも非難が。

 出すしかないだろう」

 「それはそうだが-----」

 隆二はパソコンを。

 「刑事さん。

 これを見てください。

 パソコン内に取り込んだデーターが。

 動画が再生される。




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