表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/46

14

 明け方近かった。

 薄明かりの中、自動車クルマは東京へ。

 「どうします」隆二。

 「君のとこで出せないか」大木。

 「はい-----しかしウチは月刊誌ですし」

 「そうか」

 「それに増刊号を出すにしましても

時間が-----」

 「それはあるか」大木。

 「インターネットでも

配信してますよね」サキ。

 「その手があるか。

 編集長に相談して」隆二。

 「警察へは」

 「これを押収されては。

 出て来ないだろう。

 自動車は一路。

 月刊雑誌ATGCの入るビルへ。

 その途中、研究室へ電話した。

 公衆電話からだ。

 徹夜で例の細胞を調べている。

 やはり警察が来たらしい。

 堆沢の事は言わなかったという事。

 しかしこのままでは

明日にも家宅捜査が

入るかも知れない。

 編集長は隆二たちの顔を見るなり。

 徹夜だったらしい。

 「今まで何をしていた」

 しかし大木が一緒だと分かると

急に黙った。

 「編集長。

 それよりこれを見てください」

 隆二がパソコンに

SDカードをセットする。

 「サソリを造った人物が分かりました」

 「何」

 パソコンで再生する。

 編集長は-----。

 どうしていいのかオロオロと。

 「裏も取らずにこれを

インターネットにあげるのは」

 声が震えている。

 「そんな暇はない。

 そこを何とか」大木。

 とにかく検討してくれるとの事。

 隆二たちはそこを後にする。

 「編集長に任せておいて

大丈夫ですか」サキ。

 「ンー」隆二。

 「ダメなら我々でネットへアップするか。

 しかしそれで信じてもらえるか」大木。

 「堆沢さんがネットと聞いて

口ごもったのもわかる気が」サキ。

 「しかしガドラやサソリ騒ぎの後だし

大丈夫だろう。

 出来るだけのことはやった」大木。

 「研究室へ」

 「しかし堆沢さん。

 捕まるのを承知で

あれをよく公表する気に」サキ。

 「あれだけの大発明だ。

 誰だって公表したいだろう。

 それに-----いずれは捕まる。

 それで。それならばという事だろう」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ