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「どう思われます」サキ。
自動車の中で。
「そうだね」
「どうも変ですね」
「まさか季崎君。
あの先生があの巨大サソリを」
「それは-----マサカ」
隆二にしろそこまでは。
現代の科学で
一介の町の科学者が
そのようなモノを造るなどという事は
考えられない。
「やはり-----どこかの国の政府の機関が。
そうとしか」サキ。
「ああ。もし本当に人工的に
つくられたものだとすればね。
資金も人材も機材も。
とても一人では。
本当に第五周期だとすればね。
他の者に先を越されたので
動揺していたのかもしれない」
「-----」
「とにかく一度大木先生のところへ戻ろう。
また何かわかったかも。
それと政府関係や大学、企業で
そういう研究がされているかどうかだよ。
あの先生も言っていただろう。
彼の理論は発表されている。
それを見たものの中に」
自動車は一路東京へ。




