表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

冬【詩or短文】

冬の揺りかご・子守唄

作者: ふみわ

 雪の音色が しんしんと

 溶けた雫は 何処へ行く


 緑の下か 天の彼方か


 風の音色が ひゅうひゅうと

 木枯し鳴る 北から何処(いずこ)へと


 海の向こうか 草間の中か


 眠る吐息が すやすやと

 小さな声で 囁くように


 雪の中 冬の中


 今日も何処かで 音が鳴る

 冬に鳴る 子守唄


 冬の揺りかご 冬の子守唄


 しんしんと

 ひゅうひゅうと

 すやすやと


 冬の微睡みで




 冬は揺りかご 冬は眠る

 音無しの冬に子守唄


 六花舞う時 焦がれるように

 北風吹く時 ざわめくように

 吐息鳴る時 繰り返すように


 冬の三重奏

 子守唄は春まで響く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ