はじめに。
この話は、サイトに連載(現在休止中)の地上の楽園の番外編と呼べるモノです。(むしろ本編から限りなく離れています。)といっても、主人公は現在の主役達と殆ど接点がありません。時代は第1部開始よりも30年程前。舞台は、西の大国、神剣使いの王国テバイです。
主人公→エリアス・ルタ・シーリン。
21歳の性別男。放浪癖のある現シーリン家当主の甥っ子。
相方→ケフェウス・フリーデン。
外見年齢24歳の性別男。不老不死になっている流浪の傭兵。
メインはこの2人です。30年前のテバイという事で、当然ながら殆どのキャラクターがまだ生まれていません。エリアスはケイロンを初めとするシーリン五兄弟の父親・ピネウスの従弟です。ちなみに、『ルタ・シーリン』は、シーリン家の分家につく姓の一つです。(本家は『ファル・シーリン』となっています。)つまり、五兄弟は彼の事を『大叔父』と呼ぶ事になります。(別に話に関係ないどうでも良い事)
ケフェウスは実年齢が外見年齢プラス20ぐらいの人間です。不老不死の呪いをかけられている為、一つ所に留まれず、各地を転々としています。そんな彼がフラリと訪れたテバイ王国の王都テバイ。そこで色んな意味で間違ったエリアスと出会います。
この話は、そんな2人の友情(?)の物語です。
それでは、興味を少しでも持って下さった方は、どうぞ続きをお読み下さい。