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4話 麗香、魔法少女になる。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 



というわけで、私(麗香)は神様と契約して、新しい体を頂き異世界へ来た訳ですが・・・・。


異世界に着いて、最初に目を開けたときはビックリしたわ。何せ何人もの魔女や魔法少女が跪き、

・・「「「大魔王様、復活おめでとうございます。」」」・・

と言われたのだから、


・・・・・・


考えを整理したいので私は、

「復活したばかりなので部屋で休みたい。一人になれる部屋に案内してくれませんか?」

と言ったら、大魔王の部屋に案内されたのでした。


・・・・・・・



で、現在私は魔王の部屋にいるわけです。


部屋といっても、大きな会社の会議室くらいあるかな?とても広い部屋よね。

部屋の外には、護衛の魔女がいて、いつでも呼んでくださいと。


しかし、私が”大魔王”なんて聞いてないわよ!

でも、魔王軍を率いるってことは、やっぱりポジション的に大魔王だわね。


先ず、ミッションの内容の確認と現状の確認をしよう。


チュートリアルを兼ねて、神様は赤いダイヤ型の端末?を渡してくれた。この端末に思念波で聞いてみた。


『私は、魔王軍を率いて神の欠片を取ってくるミッションを選んだのよね。』

『ハイそうデス。レイカさん。』

と無機質な思念波の声が私の頭に届いた。


『勝利条件は、神聖国家の神殿に封印されている”神の欠片”を取って来ることね。』

『ハイそうデス。レイカさん。』

とまた無機質な思念波。


『制限事項があって、

 1.敵対神が送り出した勇者が1年間LV上げをする間は、魔王軍の魔女と魔法少女は魔王城から出れない。

  但し、使い魔のモンスターで、勇者を倒しはいける。1年以内でも勇者が魔王城に入れば、魔王軍と貴女からの攻撃も可能。1年経過すれば、やりたい放題できる。』

『ハイそうデス。レイカさん。』


あの時は、何故か疑問に思わなかったけれど、何故1年も魔王城から出れないのかな?

『何故1年も魔王城から出れないの?』

『神々の戦いのルールとシテ、今回のミッションのハンデとして条件に入れられマシタ。』

なるほどね。神にとっては、ミッションはゲームやスポーツなどルールのある賭け事のようなものね。

というと、私はそれに利用されている感じかしら、でも報酬はいいから・・・・・・


『神様に聞いたのだけれど、殺された人は、魂が回収されて、別の世界に神様が転生させるって本当?』

『ホントウですノデ、躊躇わずに大魔王とシテ、歯向かう者は殺してクダサイ。戦いでは躊躇ったほうが殺サレマス。』


確かに、殺されるのは嫌だわ。


『でもやっぱり殺すのは気が引けるのだけど。何かいい方法はない?』

『魔法でカードなどに封印する方法とかもアリマス。そもそもミッションの世界の生き物は、神様が契約の元に、一度死んだ魂に新たな生を与えた者たちデス。覚えてはいないですが神々の戦いで命をかける契約を交わしています。』

なるほどね、この世界の生き物は、覚悟が出来てるってことね。


『私が死んだ場合はどうなるの?』

『ミッション失敗なノデ、魂が回収された後、どこかの異世界のミッションの登場人物として転生シマス。』

『え!聞いてないよそんなこと・・・・。』

『魔法陣を使い転移してきた時点で、アナタは、あの神のいる空間で野たれ死ぬか、先に進むかしかなかったのデスヨ。』


・・・・

確かにそう言われるとそうなので、反論もできやしないわ・・・・。


『それに、アナタ、レイカさんはこの世界で最強デス。死を恐れることはアリマセン。』

と赤いダイヤ型の端末は、付け足した。





・・・・・現状の確認をしましょう。


大きな鏡があるので、改めて私の新しい強固な体を映して見てみた。


そこには、魔法少女の体があった。


LVは999。確かにこのレベルなら最強だし勇者相手でもなんとかなるわよね。




ステータス


名称:田中麗香  年齢:15歳(肉体年齢)

種族:魔人

職業:魔法少女

状態:良好

レベル:999

HP:99999999/99999999  MP:99999999/99999999

腕力:・・・・・・

・・・・・・・・・

能力:・・・・、・・・・・・・

・・・・・・・・・





LVはこの世界のMAX値であった。


麗香は分かっていないが、相手側(勇者側)にとっては、ハードミッションである。








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