1-16 夏休み、臨海学校その4【リメイク版新規エピソード】
お待たせいたしました。
エピソードの最終話だからというわけでもないですが、いろいろと盛りだくさんでお送りします。
「行っくよー!」
ちょっとしたトラブルはあったものの、無事に全員が課題を終えることができた。孝と椿は明日実や勇太、拓也と合流し、波打ち際でボール遊びをしていた。椿は先ほど溺れかけて体力を消耗しているので、孝が少し休むよう言ったが、大丈夫だと首を横に振って一緒に遊んでいる。
ラリーが途切れたボールを、明日実がトスを上げて再開する。
「……っとぉ」
初球からかなりの強さで放たれたボールは唸りをあげて孝に襲い掛かったが、すんでのところで顔面直撃を回避して上に大きく弾いた。使っているボールは空気で膨らませただけの軽いボールなので、多少激しくヒットしたところでケガをすることはないだろうが、明日実の一撃は、顔面直撃でもしようものなら最悪の場合昏倒しかねないほどの威力があったかもしれない。孝がその威力を上手く受け流して打ち上げたため、弱まったボールは風で椿のほうへ流れた。
「そぉれっ……きゃっ!?」
目の前に落ちてきたボールを再び打ち上げようとした椿だったが、腕に当てる寸前で強い風が吹き、ボールのコースが変化したことに身体が付いていかず、バランスを崩して転倒した。
「椿、大丈夫かっ!?」
かなり派手に砂浜に倒れこんだ椿を心配し、孝が駆け寄る。
「あはは……だ、だいじょぶだよ」
身体の正面を砂まみれにし、椿は苦笑いとともに起き上がった。しかし、
「いや、椿。その格好は大丈夫じゃないだろう……!」
孝は椿を直視できず、バッと反転して椿に背中を向けた。
「えっ? ……いやああああっ!!」
孝が何を言っているのか一瞬理解できなかった椿だが、視線を下に向け、状況を理解すると同時に悲鳴を上げた。――着ていた水着のトップスが転倒した拍子にズレてしまい、高校生離れしていると評判のたわわに実った双丘が露わになっていたのだ。砂まみれになっていて、ダイレクトには見えていないとはいえ、それが逆にエロく見えてしまっている。周囲で遊んでいた男子生徒がうおおおっ! と喚声を上げる中、椿はとっさに目の前にある背中に飛びつき、露わになった双丘を隠そうとした。
「ちょっ、つ、椿……!?」
椿が飛びついた背中は当然、孝のものであり、彼の背中にはふにょん、という例えようも無く柔らかい感触が伝わっている。その柔らかさと、周囲から感じる、嫉妬と羨望の視線に、狼狽しきりの孝。
「孝くん、ごめんね。海に入って、この砂を洗い流したいから、このまま移動してもらってもいい?」
すると椿は、水着を直す前に、砂まみれの身体を洗いたいと、孝に掴まったまま移動して欲しいと頼んだ。
「あ、ああ。わ、わかったよ」
孝はだんだんと周囲の男子生徒たちから発せられる視線の温度が上昇していくのを感じ、全身から汗を噴き出しながらも彼女の頼みに応えておよそ十数メートルの距離を移動し、椿の身体についていた砂は洗い流され、水着もきちんと着直された。周囲からため息が漏れる。
「ありがと、孝くん。やっぱり疲れてるみたいだから、少し向こうの木陰で休んでくるね」
「ああ、それならオレも付き合うよ」
元通り水着を着直した椿は、微笑みながら孝に礼を言うと、砂浜の端のほうにある大きな樹木のほうへ歩き出した。その根元は、十分な日陰になっており、涼しそうだ。椿を1人きりにしておくのもなんなので、孝も同行しようとしたのだが、
「おっと。八坂、お前はダメだ」
「行かせねえよ?」
さっきまで一緒に遊んでいた勇太と拓也がこめかみに青筋を浮かべて孝を引きとめた。
「なんだ、2人ともどうした?」
どこか様子がおかしいことは気づいているが、理由がわからない孝は首を傾げて訊ねる。
「問答無用。お前みたいな果報者は、砂浜に埋もれてしまえっ!」
しかし勇太は質問に答えず、孝の足を払って転ばせると、拓也との連係プレーで孝を砂で埋めていく。それを見た周囲の男子も参戦し、あっという間に孝は砂浜に顔だけ出して埋まってしまった。
「どうしてこうなった……」
まるで身動きできない状況に、孝が顔をしかめて呻く。すると、
「どうして? お前、本気でそれを言ってるのか?」
孝を半ば生き埋めにした首謀者の拓也が冷たい声音で孝に問う。
「ああ。はっきり言って、なんでお前らがオレを本気で埋めたのか、わからないな」
しかし孝は、いつもと変わらぬ表情で、辛うじて動かすことはできる首を横に振った。
「そうか、じゃあ教えてやるよ。……お前さ、彼女がいることそのものはまあいいとしてもよ。無自覚にイチャつくの、やめてくれよ。特にさっき桐生さんが転んだ直後のアレはうらやましすぎて、お前への嫉妬を超えた殺意が芽生えたんだからな。その結果がコレだ」
すると拓也は理由を語った。単純な、嫉妬。それだけだが、恋人のいない男子高校生には、行動を起こすに十分な理由だろうか。
「いや、ちょっと待てよ。それって、オレに言っても仕方ないだろうが。考えても見ろ、オレが一度でも、お前らの前で公然とイチャつくようなマネをしたことがあったか? お前らがこうした行動に出る原因となった行為のほぼ全ては、明日実や椿のほうから仕掛けてきた行動だろうが。まあ、直接言いづらいのはある程度理解できなくも無いが、それで溜まった鬱憤をオレにぶつけるのも違うだろう」
しかし、孝自身からイチャつくような行動に出た覚えも無いので、理不尽な怒りをぶつけられているのもまた事実。それを指摘して反撃に出る孝。
「うぐっ、それはまあ、確かにそうだ。おれたちだって、わかっちゃいるんだ。お前に当たっても仕方ない、ってな。それでも、さっきのは何かに当たらないとやってらんないんだよ。……で、だ。おれたちの聞きたいことはひとつ。それに答えてくれたら、そこから出してやるよ。――あの感触は、どうだったんだ?」
孝への行為は完全に八つ当たりだとわかっていたため、拓也は更なる反論ができずにひるんでしまった。開き直ることで態勢を立て直し、最終的な話として、先ほど孝が味わった至福の感触について訊ねてみた。
「ま、まあそうだな。あんな柔らかいモノが世の中にあったのか、って思うような感じだったな。おい、もういいだろう? 早くここから出してくれよ」
すると孝は、聞かれたことで思い出したのか、顔を真っ赤にして照れながら答えると、解放するよう要求する。
「こ、この幸せ者めぇ……ムカつくからそのまま埋まってやがれ!」
拓也は自分で聞いたくせに、孝の回答に怒りを爆発させ、捨て台詞とともに、孝を放置して立ち去った。
「んなっ!? 小泉、てめえっ……! 待ちやがれっ! ああもう、勇太でも、誰でもいい、オレをここから出してくれっ!」
口約束とはいえ、それをあっさり反故にした拓也に孝は怒り、まだ近くに留まっている勇太や他の男子連中に、解放するよう要求する。しかし、
「断る。面白いから、そのまましばらく埋まってろよ。まあ、暑いだろうから、脱水症状にならないよう、水は差し入れてやるけどな」
勇太はいっそ気持ちいいくらいの笑顔で、きっぱりと孝の解放を拒絶した。しかし、その理由が「面白いから」と言っている辺り、本気で孝を憎んでいるわけではないことが見て取れる。その証拠に、炎天下で砂に埋まっている孝の身体を気遣い、脱水症状を起こさないよう、水の差し入れはしてくれるようだ。そして、埋めることだけに加担したその他の男子連中は、何も言わずその場を離れていった。
「くそ、あいつら……」
両腕も肩まで完全に埋められているので、まるで自由が利かず、顔に噴き出る汗も拭えないことに悪態をつく孝。と、その頭上に影が差した。
「孝くん、大丈夫?」
しばらく木陰で休むと言っていた、椿だった。
「正直、大丈夫ではないな。暑すぎて、ノドがカラカラだ」
孝が砂に埋められて、すでに数十分が過ぎている。その前、みんなで遊んでいた時間も合わせれば、1時間以上は水を飲んでいないこともあり、孝は軽い脱水症状を起こしていた。椿に強がりを言っても、すぐ見破られてしまうし、実際強がりを言えるほど余裕があるわけでもない。
「待ってて、すぐに出してあげるから」
椿はそう言うと、孝の傍らにしゃがみこんで、少しずつ身体に被せられた砂をどかしていく。まずは孝にとって利き腕である右腕を自由にするために、肩口の周辺から、コツコツと。
しばらくして、孝の右腕が砂の下から解放される頃、勇太が水のボトルを持って戻ってきた。すると、孝を砂から解放するために、椿だけでなく、明日実も参戦して一生懸命に砂をかき出していた。
(どんなに嫉妬しても、無意味であるどころか、むしろ心が醜くなるだけだな。今後は、あいつらを温かく見守るとしようか)
勇太は、彼女を持つ友人に嫉妬をすることの不毛さに気づき、心を入れ替えようと決意すると、孝の解放を手伝った。勇太が参戦する前は、椿と明日実で力を合わせても両腕を解放するのがやっとだったが、勇太が孝の胸の上の砂を一気にかき出したことで、負荷が軽くなった孝が自らの力で砂を振り払い、脱出を果たした。
「ふー、さすがにしんどかったぜ……」
勇太が持ってきてくれていた水をぐびぐびと飲み干し、孝はひとまず元気を取り戻した。
「孝、済まん。ノリと勢いで突っ走ったとはいえ、少しやりすぎた。これからは、孝と桐生さんの仲を応援しようと思う。嫉妬してたって、何にもならないってなんとなくだけどわかったからな」
と、勇太がきっちり腰を曲げて頭を下げ、孝に謝った。
「勇太、サンキュー。やりすぎた件については、あまり気にしてないから、この話はもうこれっきりにしよう。これからも、親友としてよろしくな」
「ああ、改めてよろしく頼む。――主に俺の学力的な面で」
孝は勇太とがっちり握手を交わしたが、勇太がボソッと付け足した一言に、思いきり噴き出した。
「うおいっ!? 今後も全力で頼る気満々かよっ!」
孝の叫びとともに、勇太の頭に先ほど孝が飲み干して空になったボトルが叩きつけられた。
「おう! だって、理解できる気がしないからなっ!」
キリッ、としたドヤ顔で勇太がダメ学生全開の発言を飛ばす。空のボトルで叩かれたくらいでは、怯むわけもなかった。
「少しは理解しようと努力しろよ? 可能な限り、わからない部分は教えてやる。でも、勇太。お前自身が理解しようとしない限り、何の意味も無いんだからな」
鈍い痛みがしてきそうなこめかみを押さえてこらえつつ、孝は勇太を叱咤する。
「わ、わかったよ」
孝の放つ無形のプレッシャーに圧され、勇太が頷く。と、そのとき。
「あ、ああ――――――――ッ!!」
唐突に、明日実が絶叫した。
「なんだ、明日実? いきなり叫んだりして、どうしたんだ?」
絶望的な表情を浮かべている明日実に、孝が訊ねると、
「ひ、日焼け止め塗るの忘れてた……」
明日実はそう答えた。思ったより大したことではない答えに、孝も勇太も拍子抜けしてしまい、大きなため息をついた。
「はぁ……そんなこと、なんて言うつもりはないけど、あまり驚かせないでくれよ」
孝は安心したような声で明日実を諭そうとしたが、この数秒の間に明日実の姿が視界から消えていた。周囲を見回してみると、足元の砂浜に寝そべっている。
「明日実? 何してんの?」
そうした話からのこの姿勢。まさかな、とは思いながらも孝は明日実に訊ねてみた。
「何、って決まってるじゃない。孝くん、日焼け止めを塗って♪」
やはり、孝が内心で予想した通りだった。しかし、
「いや、それって今から塗っても意味無くないか? もう、日が暮れる。何もしなくても、この時間から日焼けすることは無いだろうし、今までほぼまる一日、この炎天下の浜辺にいたんだから、すでに日焼けしてしまってるんだろうな。諦めろ、もう手遅れだ」
無情な孝の指摘に、明日実は打ちのめされ、半泣きになりながらホテルのほうへダッシュで去っていった。
「あれ? そういや、椿は大丈夫だったの?」
明日実を見送ったところで、ふと気になった孝は椿のほうを振り返って訊ねた。
「ええ、私は大丈夫よ。部屋で水着に着替えた時点で、ちゃんと塗っておいたから。塗ってもらってる途中で、紀子や絵梨が胸を揉んできて、ちょっと大変だったけど」
椿はにっこりと微笑んで、頷いた。
「そ、そうか。大丈夫ならいいんだ。それじゃ、オレたちもそろそろ戻ろうか」
思わぬ情報が爆弾のように炸裂し、孝の顔が真っ赤になりつつ、孝と椿、それと勇太は浜辺を後にしてホテルへ戻ったのだった。
その後、入浴の時間帯に男女を問わず、大浴場から悲鳴が上がり続けた。中でも、3組と4組が入っている時間帯、女子の大浴場から凄まじいまでの絶叫が響いたという。海の無い内陸の県育ちの彼らに、海辺の紫外線の強さは想像できなかったのだろう。合掌。
翌日、臨海学校最終日。
最終日と言っても、特にやるべき課題があるわけではない。朝食を食べたら、荷物をまとめてチェックアウト。行きと同様、クラスごとにバスに分乗して、帰るだけである。
『お世話になりましたーっ!』
バスに乗る前に、きちんと整列して、ホテル関係者に一礼。そのまま、順次バスに乗り込んでいく。今度は、明日実が1号車に潜入しているなどということもなく、6台のバスは予定通り、ホテルを出発した。
道中、特に何も起こらず、一行を乗せたバスは無事に松林高校へと到着した。やはり道中の大半を寝ていた孝が目を覚ますと、ちょうど降車が始まったところだった。隣の席では、椿がまだすやすやと眠っている。
「椿、椿。着いたから、起きて」
軽く揺すって起こそうとする孝だったが、椿は穏やかな微笑みを浮かべたまま、眠り続けている。
「……仕方ない。あまり乱暴な起こし方はしたくないし、やるっきゃないか」
椿が起きるのがベストだったが、なかなか起きてくれない。しかし、まずは椿をバスから下車させなくてはならない。孝としても、恥ずかしいのであまりやりたくはなかったが、乱暴な起こし方をするくらいなら、と恥ずかしい道を選んだ。
「……よっ、と」
孝はそうっと、椿の太ももの下に両手を差込むと、ゆっくりと力を入れ、華奢な椿の身体を抱えあげた。もうお分かりであろうが、孝がやっているのは、いわゆる“お姫様抱っこ”だ。狭いところで抱えているので、完璧にはいかず、多少ふらついている部分はあるが、そのままバスを降りる。孝が椿を抱えて出てくるのを見た生徒たちがざわめく。女子生徒を中心に、きゃーっ、と喚声も上がっている。
「んぅ……?」
すると、ようやく椿が目を覚ましたらしく、わずかに身じろぎした。
「起きた?」
孝はそんな椿に微笑み、声をかけた。それによって、一気に椿の意識が覚醒する。
「え、ちょっ、孝くん!? わ、私今どうなってるの!?」
「わわっ! つ、椿! 落ち着いて! でないと落としちゃう!」
意識が覚醒したことで状況をある程度認識した椿が恥ずかしさのあまりじたばたともがきだす。唐突に激しく動き出した椿に、孝も慌てる。とりあえず、落としてしまう前にそっと地面に下ろしてあげると、
「――と、まあそういうわけでこうなってたんだよ。よっぽど疲れてたんだね」
「そうだったんだ。けど、やっぱり恥ずかしいよ。それだったら、多少乱暴な起こし方でも良かったかな。で、でも……また今度、やってもらっても、いい……?」
孝はこうなった経緯を説明し、椿も納得した。やはり、恥ずかしかったのだろう。それでも、顔を真っ赤にして、小声でまたやってほしいと頼むあたりは、“お姫様抱っこ”が女の子の憧れだからだろうか。
「あ、ああ。――人目のないところで、ね」
孝はそんな椿の可愛さを再確認し、一緒になって顔を赤らめる。と、そのとき。
「ズルい、ズルい! 椿、ズルすぎるよ! 孝くんを膝枕したり、海で溺れかけたところを助けてもらったり、挙句の果てにはお姫様抱っこをしてもらうなんて! 孝くん! わたしにもしてよぉっ!」
おそらく、一部始終を見ていたのだろう明日実が乱入してきた。自分にもしてほしいと、孝に迫る。
「溺れかけるのは、運動神経抜群の明日実じゃ無理。後の膝枕とお姫様抱っこは、それこそ恋人同士ならではの特権。だから明日実にはしてやれないな。そもそも、膝枕はオレが望んだことじゃあないし、お姫様抱っこはホイホイとそう簡単にしていいものじゃあないだろうに。あんまりホイホイとやってたら、せっかくのお姫様抱っこの価値が下がる」
しかし孝は冷静に、ひとつひとつ潰していく。
「むーっ! お姫様抱っこじゃなくてもいい、せめて抱きしめてよぉっ!」
しかし明日実も諦めない。激情のままに言い放つと、孝に向かって突進してきた。突進はかなりのスピードだが、直線的なので、回避は比較的楽だろう。しかし、避けてしまえばアスファルトの駐車場で明日実がケガをする可能性があったので、孝は覚悟を決めた。
「ほら、これで満足か? ――椿、ゴメンな」
孝は明日実の突進を真正面から受け止めると、彼女の小柄な身体をふわりと抱きしめた。一応、恋人に一言謝ることを忘れないのは孝らしいというべきか。
「あ、ありがとう……」
「たっかしくーん♪ わたし、やっぱり諦めないよっ!」
2学期が始まり、また騒々しい日々が始まろうとしている。今日も、朝から孝は明日実の襲撃を受け、このような宣言をされていた。
「はぁ……勝手にしろ。オレと椿の仲を壊せるものならな」
対する孝は呆れた口調で、隣を歩く椿の肩を抱き寄せて微笑みあう。
「くっ……! わたし、負けないんだからっ!」
――夏が終わっても、この三角関係は続いていく。
お読みいただき、ありがとうございます。
ひとまず、これでこのリメイク版で新たに執筆したエピソード、臨海学校編も終了となります。
現状、この第1章・高校編は追加エピソードを思いつかないので、一旦完結とさせていただき、旧“second season”を第2章としてリメイクする作業に入ろうと思います。
少なくとも数ヶ月単位の時間を要すると思いますので、しばらくお待ちください。
また、お会いいたしましょう。




