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近代日本史年表 日露戦争〜第一次世界大戦勃発

すごく長いです。

 1905年、多大なる損害を被りながらも日本軍は日露戦争に勝利した。しかし、この勝利は前の日清戦争とは違う勝ち方だった。

 敵であるロシアで暴動が起こり、止む終えず終了させなければならなかった為である。

 なので、ロシア側は強固な姿勢を見せた。敗戦国にも関わらず、賠償金支払いを頑なに断り続けた。

 数回に渡る議論の結果、要求していた賠償金支払いはなし、樺太の北部の譲渡と、満州での優越権等と、勝利していたにも関わらず大した利益が得られなかった。

 これに国民は政府に不満を向け始めた。何時暴動に発展してもおかしくない状況になっていた。

 これに政府は、日露戦争時の損害とロシア軍の現時点の戦力を公開、これにより国民はこれ以上の戦争続行は不可能だと知った。



 なんとか暴動を抑える事はできたが、次の問題が浮上してきた。日本は足りなくなった戦費をアメリカやイギリスから借用していたのである。その借金返済の為、天皇陛下は軍に軍縮を打電。統帥権を持っている天皇の要求であれば断る事はできない。

 直ぐに陸海軍は軍縮を開始した。

 まず海軍は、完成間近の筑波型巡洋戦艦『筑波』『生駒』と、香取型戦艦『香取』『鹿島』、そして海軍最新鋭薩摩型戦艦『薩摩』を、筑摩型防護巡洋艦『筑摩』と『矢矧』、利根型防護巡洋艦『利根』、海風型駆逐艦『海風』、以上の艦艇以外は起工していても建造中止を決定、日露戦争で鹵獲された『石見』『肥前』『壱岐』『相模』『周防』『丹後』の5隻は練習艦として、横須賀・呉・佐世保・舞鶴・函館の海軍育成学校へ送られた。

 陸軍はまず、守備地域を区分した。

第一管区 樺太・千島列島

第二管区   北海道北部

第三管区   北海道南部

第四管区  東北地方北部(青森・岩手・秋田)

第五管区  東北地方南部(宮城・山形・福島)

第六管区    関東地方

第七管区  中部地方北部

第八管区  中部地方南部

第九管区    近畿地方

第十管区    中国地方

第十一管区   四国地方

第十二管区   九州地方

第十三管区   西南諸島

第十四管区   朝鮮半島

第十五管区     台湾

第十六管区   伊豆諸島

第十七管区   南洋諸島

 これから、第一〜第三管区一個師団、第四〜第八管区二個師団、第九〜第十三管区二個師団、第十四〜第十七管区一個師団を削減、代わりに第六管区に特別砲兵大隊(後の機甲部隊)二個を増設、大幅な改革を行った。

 そして1914年6月下旬、欧州において各国の総力戦となる大規模戦闘が発生。

 予想を裏切り長期化した、世に言う『第一次世界大戦』である。

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