大型新人!?
暴露されました。
楽しいガールズトークが盛り上がる中、アイリーさんが机に来る。
ヤロー共は放ったらかしだけど、…まぁソレが運命だよね?
あんなガサツっぽいヤツがアイリーさんになんか…本人が許してもワタシが許さない!!
「やぁ二人共、久しぶりね、元気してた!?」
「ソレはコッチの話だよ!!今までどうしてたのさ!?」
アイリーさんの挨拶にキャシーさんが反応した。
「いやぁ…ソレが…猛超犯党に捕まってて、売り飛ばされる寸前だったのよぉ…」
あははと笑いながら笑い事では無い事を話し出した。
「はぁ〜っ!?猛超犯党とか最低最悪の犯罪組織ぢゃん!!良く助かったねぇ…」
「まぁ…ソコは後で解るけど…とんでも無く強いハンターが乗り込んで来て助けてくれたんだよ!!」
「んな!?どんだけの、人数のハンターなんだよ!?」
「ソレが単身乗り込んで来て…その場の八人血祭りだよ!!」
「はぁ〜!?一人!?どんなバケモンだよ!?」
「いやぁ…ソレがドコからどぉ見てもそんな事出来るよぉには見えないのよねぇ…」
「そんな風に見えないのに、そんな事やっちゃうって…そんな人此処では見た事無いよ!?」
「昨日、此処で登録したらしいのよね…」
「昨日?まさか新しい三人組と新人受け付け捕まえたヤツ!?」
「そぉそぉその人だよ!!」
「一人ずつでもかなり凄いよ!!あの連中って基本的にかなり強いって聞くし…
組合挙げての捕物ならいざ知らず…逆恨みが無いとも限らないのに…」
なんか不穏な…仕返しですか…
「でも、その心配は無いでしょうね。何せ八人が一人にヤられてるんだから、仕返しするにも命懸けだもの…」
「それもそぉか…ソレならソコソコは安心なのかねぇ…」
「私はそんな事出来る人のが興味あるなぁ…なんか抱かれたい気分…」
ワタシに抱かれたいと!?
などと話していたら、
「お〜い!!彩奈!!コッチ来てくれ!!」
おじ様に呼ばれました。何があるのかな?
「はぁ〜い!!」
おじ様からのお呼ばれなら何を置いても行きます!!
「何かありましたか?」
「あぁ、昨日の件で基本金が降りたから払っとくよ。」
周りに聞こえ無い程度の声で言い、トレーに置かれた大量の銀色の硬貨…重そぉなんですけど…
「銀貨で百二十枚だよ。」
「そんなに!?」
「基本犯罪者一人で銀貨十枚だからな、十日くらいで査定分が入るからソコソコの額になるぞ。」
「そんなに貰っても…」
「正当な報酬だ。貰っときなさい。」
おじ様優しい…
こんな優しかったら愛人枠も難しいかな…
ワタシは硬貨を昨日の皮袋に入れた…ずっしり重い…
三人の所に戻ると、何やらワタシを見る目が…
何か引いてる?なんで!?
「彩奈ちゃん!!ごめん!!言い逃れできなくって…」
「ん?」
アイリーさんは何を言ってるんだろ?
ワタシがハテナマークを浮かべ、さっきまで座ってた椅子に座る。
「彩奈ちゃん凄いんだね!!」
「ん?」
「こんなちっこくてポヤポヤしてそぉなのになぁ…」
「ん?」
話が見えないんですけど!?
何がありましたか?
更なる混乱がワタシを完全包囲する。
「いやぁ…昨日彩奈ちゃんに助けられた事つい話しちゃって…」
おぉ〜!!なるほど!!そりゃ八人も虐殺すれば引かれるよね!!
あ…アレが気になる…
「昨日とかのおぉ泣きしたのは話しましたか?」
周りに聞こえ無いよぉにぎゃん泣きの件を聞いた。
「ソレは直接事件に関係無いからまだ話してないけど?」
「絶対言わないで下さいね?恥ずかしいから…」
ワタシは釘を刺した!!
「やっぱりそぉなんだね?なら話さないよ、その代わり…暫くウチに泊まるように!!いいわね?」
嬉しい誤算来たぁ!!
またおっぱい枕で寝れる!!
夜中目が醒めてぱぱが居ない現在突き付けられて一人だと精神崩壊モノだもんね!!
ワタシはコクコクとヘッドバンキングで応えた。
キャシーさんとエレーナさんはワタシ達のヒソヒソ話に不思議そぉに見て来たが、とくにツッコミは無かった。
「ソレで…彩奈ちゃんは単独でハンターするの?」
キャシーさんが聞いて来た。
「一応そのつもりですけど…」
「一人だとキツい仕事とかあるけど、その時はどぉする?」
今度はエレーナさんだ。
「その時のは…誰かの手助けとか借りられますよね?助け合いとか…」
ワタシは少し不安になり泣きそぉな表情になる。
キャシーさんがソレを見て更に脅して来る…
「彩奈ちゃんみたいに小柄で可愛いとアイツ等みたいのが言い寄って来るけど?」
ココと反対側の一角に居る悪い虫(組合に入った時に居た男達)を見ながら言う…
何かていそぉの危機を感じる…
更に泣きそぉになる…アイリーさんにしか泣き顔は見せないし、甘えないぞ!!
アイリーさんの袖を掴み泣くのを耐える!!
「そんな彩奈ちゃんに提案なんだが…」
エレーナさんが何か言っている。
「私達と組まないか?」
ワタシはキョトンとした。
なるほど…最初から仲間が居れば役割分担が出来て、仕事もスムーズに進む、寂しくも無いかも…
「良いんですか?」
「彩奈ちゃんみたいな大型新人は希少だからコッチからお願いしたいわよ。」
キャシーさんも乗り気みたいだが…
「まぁ大型新人なんだが…見た目は超小型新人だけどな!!」
エレーナさんは言って豪快に笑う…ヒトが気にしてる事を…このデカブツめ!!
「二人が良ければ是非!!」
こぉしてワタシは仕事仲間を手に入れた。
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