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忍者が異世界転移したらこぉなった!?  作者: ちまき
第四幕 親友とは!?
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取り調べ!?

どこまで詳しくエロシーンを書いても良いのか…

そんなこんなで夜は更けて、七人で仲良く寝て、リンカさんとママに叩き起こされた。


「アヤナちゃんにしては珍しいわね。いつもはあんなに早起きなのに…」

「多分知らない内に疲れてたんだと思う…」

「…ソレに、仲良くなって遅くまではしゃいだのかな?」


ぐぅの音も出ない…流石ママ、良く見てる。


「たまには良いでしょ?」

「アイリーみたいに毎日ぢゃ無いからね、大目に見てあげるわよ。」

「そぉ云えばおねぇたんは来なかったんだ…」

「組合を空けるのもねぇ…誰か雇う事が必要かも…」


なるほど、家族以外か…ワタシはリンカさん達の方を見た。


「候補が四人も居るよ!!」

「流石アヤナちゃん!!後でカトシさんに言わなきゃね。」

「うん。」


二階でみんな一緒に、マナーを気にせず頂いた、被害者達がおぢさまに緊張しない様にとの配慮だと思う。何故かメイド服姿のママも居た…気に入ったのかな?


食後、暫くして、治療班の女性騎士さん達がやって来て、事情聴取がなされた。

ワタシを含めて五人と女性騎士さん三人がベランダ?テラス?と云う開放的な場所で行われる事になった。

開放的な場所はリラックスして話を聞けると云う思惑もあるんだろぉね。

密室は、相手に緊張を強いて無理矢理自白させるのには向いていても、被害者にはこっちの方が口が軽くなるってね。

この文化圏で良く知ってるなぁ…


「ソレでは始めますね?緊張しなくていいですからね。」

『はぁい。』


みんな緊張はしてないけど…

話の内容は凄惨を極めている。それは聞き取り側の女性騎士さん達の表情から窺い知れる…

斯く云うワタシも吐き気がしまくってる…

特に酷かったのがカノンさんの話だ。

歯が全部無くなってたのもそぉだけど…ご飯もほとんど食べられなくなって、噛む度に地獄の苦しみだったらしい…死ぬよりマシと頑張ったのがホントに痛々しい。

女性騎士さん達も目に涙を浮かべ、聞き入っている。

カノンさんも泣きながら話していた。

この世界では性犯罪が殺人と同等の禁忌になっている事を踏まえれば…ただの強姦でも死刑相当らしいから…下手したら殺人以上なのかも…

ま、その分裏取りも厳しいらしいから、冤罪はほぼゼロらしいし、ウソの被害者は生涯外に出れないらしい…冤罪被害者が許しても、なかなか出られず、首輪付きの娼婦となるなら、出られるらしいけど、人権は認められないとか厳しいな…


「ごめんなさい。仕事とは云え、こんな苦しい記憶を…」


班長さんはカノンさんを抱き締め、泣いている。共感生が高いのか、自分に置き換えて考えているのか…

ワタシも全身にトゲトゲ鞭を打たれた感覚になった。

その上でカノンさんはワタシ達と居る時に笑顔で居てくれた。強い女性ひとだなぁ…


他の三人はそこまだ無かったモノの、やはり耳を塞ぎたくなる内容なのは間違い無い。

治療班の三人は顔面蒼白で何とか調書を取っていた…

仕事とは云え、大した精神力だ。

最後にワタシの調書なんだけど…

確かに、大勢の人が居る場での中規模以上の魔法使用は褒められた内容では無いらしくお叱りを受けた。


「防御魔法と云う事で、この場での厳重注意として処理しますが、以後余り使わないで欲しいですね、もっと小規模でなら良いですけどね。」

「そんな難しい事出来ませんよ?しかも人命救助の一環ですので…」

「だからこその注意のみです。まぁ、上層部で、防御魔法のみならば無罪にする様な動きがありますので、暫くしたら注意も無くなりますけどね。」


いたずらっぽくウインクされた。

それから、お漏らしと、裸を見られてる中で身体を洗わされた事や、屋敷内での魔法使用等々、洗いざらい自白した。

犯罪者の怪我の内容と照合しても嘘は無いと判断され、殺害に関しても、前と同じくお咎め無し、善良な市民を助ける為なら犯罪者の殺害も仕方無し、今回は一人しか死者を出していないのも高く評価された。

しかし、使用武器がハサミと言ったら呆れられた…


「ハサミ…ですか?」

「はい。」

「ハサミでよくもまぁ…」

「身を守る為になら有りモノはなんでも使いますよ。」

「その生存意志と技術は私達も学びたいですね。」

「ただの悪足掻きですよ。」

「それを出来る人材は欲しいですね。」

「残念ですが、ハンターを辞めるつもりは有りませんので…規律とか苦手でして。」

「あら、残念。まぁ今回はコレで諦めておきますね。」

「はい。」


班長さんが、そっとワタシに囁いた。


「友達の皆様に御自身のお立場は話されないのですか?」

「いずれ知られるでしょ?それまでは…」

「解りました。」


そして事情聴取は終わった。ワタシの時だけ、被害より脱出方面に重きが置かれた事が少々疑問だったけど…


「ソレでは失礼します。また、必要が有りましたらまたお伺いします。」


治療班の女性騎士さん達は一礼してから出て行った。

ワタシはなんとも云えない空気の中、次に動かなくてはならない。

彼女達にママと話した内容を話さなきゃね。

就職斡旋…先におぢさまへ相談してみるかな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

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