ワタシがおかしいの!?
そろそろ更新が滞るかも…
「ごちそぉさまでした!!」
手を合わせお昼ご飯に感謝します。
昨日から食前の「いただきます。」と食後の「ごちそぉさまでした。」にアイリーさんは、はてなマークだ。
こっちにはその習慣が無いらしい。
「ソレってなぁに?」
ストレートに聞かれた。
何だったっけ?仏教の教えだっけ?
「ん〜?確か…宗教の教えで…食に関わってる、全ての命と人に感謝して食前、食後に手を合わせる…とかなんとか聞いたよぉな…
ワタシの居たトコぢゃそんな事まで考えずに、ただの礼儀や習慣みたいになってたかな?」
ワタシ自身良く解ってない事なので説明もおざなりだ。
「ねぇ、お父さんはどぉ思う?」
「そうだな…宗教とかは良く解らんが、食に関わる命や人に感謝するのは良い事だと思うよ。」
オジ様は頗る優しい目をしてそぉ語る。
「私もそぉ思うなぁ、彩奈ちゃんの大好きなぱぱさんの教育の賜物だね!!」
「ん?ぱぱが褒められてる!?」
「ん?あ〜うん!!彩奈ちゃんのぱぱさんは凄よねぇ!!」
「うん!!ぱぱは凄いの!!お仕事は国家に関わる事らしくて教えてはくれなかったけど…色々時間ある時は教えてくれてたし、おじぃちゃんにも業は叩き込まれたかな?まぁ、おじぃちゃんは五年前に病気で死んぢゃったんだけどね!!」
「お祖父様が死んだ事明るく話すね…」
「おじぃちゃんも大好きだったからね!!色々な業も教わってるから…ワタシが元気にしてると、おじぃちゃんも天国で元気になるって、ぱぱに教えられたからね!!」
「そか、彩奈ちゃんのぱぱさんは、凄く良い人で、おじぃちゃんも良い人だったんだね。」
「うん!!ぱぱもおじぃちゃんもだぁい好きなんだよ!!」
ぱぱもおじぃちゃんも褒められて有頂天になってしまった。
そんなこんなでそろそろ兵舎!?の詰め所に行く時間になり、アイリーさんと向かう。
途中、昨日お風呂で洗いっこした人達と合流した。
みんな筋肉達磨達に一線は越えられなかった様で精神的にも元気だ。
良かった良かった。
中にはお風呂で一緒にならなかった人も居た。
今日のワタシの格好はアイリーさんのお下がりだけど、昨日の殺害劇の印象がまだ残ってる人も居て改めてお礼を言われたり怖がられたり…
ワタシ、怖くないよ?
全力否定する前にアイリーさんやお風呂で一緒だった人達がワタシを守ってくれる。
じ〜んと来て泣きそぉだ。
そらんなこんなで詰め所に着いた。
意を決してみんなで裏口から中に入る。
コンコン
扉を叩く。
中から返事がして扉が開く。
中から兵士が出て来て、ワタシ達が被害者であると理解して、簡単な調書取りが始まった。
一人一人、いつ、ドコで、どんな風に、どんなヤツに…攫われた時の状況等を聞かれていた。
話を聞いてるだけで少し怖くなる。だからアイリーさんに縋り付く。
優しく手を繋いでくれた。
そぉしてワタシの番になった。
「ぢゃぁ最後にキミね、キミの名前は?」
「桐生彩奈。」
「年齢は?」
「十五歳。」
その瞬間アイリーさん以外が驚きの表情をする。
なんだなんだ!?
「十五!?私より歳上だったの!?十二くらいかと思ってた!!」
一緒にお風呂で洗いっこした赤髪ボブの少女に言われた…
身長でそぉ思われたか…ソレともおっぱいか!?
アレCはありそぉだもん…
兵士さんが咳払いし、話を続けた。
「出来るだけ詳しく、いつ、ドコで攫われたのかな?」
優しい口調だ。
「ワタシは攫われて無いです。」
「ん?だったらなんでココに来たのかな?お姉さんの付き添い?」
少し声が怒ってる?
「いや…あの…」
ワタシがまだ言い淀むと、
「ん〜、まぁキミは良いや関係無いなら出てってくれないか!?」
兵士さんはワタシを無関係と決め付け追い出そぉとするが、アイリーさんが止め、アイリーさんと言い合いになる。
「何で彩奈ちゃんを追い出すんですか!?
彼女も関係者ですよ!!」
「被害者でも、無い関係者って何ですか!?
こんなトコにこんな子供連れて来て何を考えてるんだ!?」
兵士も負けずに怒鳴り返す。
その声に慌てて他の兵士が部屋に入って来た。
昨日のチンピラとビッチを渡した兵士さんだ。
「どぉしたんだ!?大声出して!?」
「あ、隊長、イヤ…この娘が…関係者でも無いのに来てるから、外で待たせようと思ったら思わぬ反発を受けまして…」
ワタシを少し睨みながらそぉ言う…あの兵士さん…隊長さんなんだ…
「彼女は関係者だぞ!?って云うより今回の一番の功労者だが?」
ソコで一旦言葉を区切り、ワタシに向き直り、ワタシが少し怯え気味なのに気付き、
「何かイヤな事があったら後で聞くから今は我慢してくれ…」
優しく諭してくれた。
ワタシは少し安心した。
その変化を見て、隊長さんは、自分が引き継ぐから向こうに行けと指示をしていた。
「さて…キミがアソコに行った理由が聞けてないから、教えてはくれないかな?」
隊長さんの問いに、森での迷子から、小屋発見、怪しい筋肉達磨達、尾行てた事、不穏な見張り、夾竹桃発見から救出まで、憶えてる限りを話した。
「なんか…結果を知ってるからこそ余計に信じられんな…
こんな美少女があの犯罪者共をヤったのが…
まぁ組合であの四人を捕縛出来たのが良かった事なんだが…全てお嬢ちゃんに持ってかれたな…
私達の面目丸潰れだよ。」
と、言いながら隊長さんは豪快に笑った。
「ソレから…明日には今回の褒賞金が、出されるから、またココに来て貰えないかな?
次は表から来てくれ。付き添いも来てくれて良いからな。」
と、ソレで話は終わりみたいだ。
隊長さんが出て行って、女性だらけになった部屋では、まずワタシの年齢の話になった。
どぉせちんちくりんですよぉだ!!
ぷんすこ拗ねたら、みんなして笑われた…
なんで?
ソレからはみんなでワタシを可愛がって来た…何故だ?
ソレから、みんなと別れ、ワタシはアイリーさんと組合に戻った。
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