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ハメられた!?

あっ!!アイリーさんの出産回飛ばしちゃった!!

出産で体力を使い果たしたのか、いつの間にかぐっすり眠ってしまっていた…


「おぎゃぁ〜!!ふぎゃぁ〜!!」


聞き慣れない鳴き声にびっくりして飛び起きたら、ベッドの横に見慣れない木製の檻?みたいなのが有って、その中に見慣れない生物が…

良く見えないから、ワタシは疲れた身体を引き摺り、起き上がり…うん。赤ん坊だね。なんでワタシの部屋に赤ん坊が…悩んでいる最中も赤ん坊は元気に「おぎゃぁおぎゃぁ」と鳴いている…ワタシは赤ん坊を見る…めっちゃ可愛いんだけど!?赤ん坊を見ると、ワタシ自身のおっぱいとお腹も目に入る。

ワタシってこんなおっぱい大きかったか?お腹ももっと大きく…あっ!!そぉ云えば、昨日ワタシが出産したんだった!!…って事は…この赤ん坊は…ワタシの子供!?ワタシに似てるトコって可愛いのとちっちゃいってトコだけだよね!?


「おっぱい欲しいの?」


ワタシが問いかけると、さっきまで「おぎゃぁおぎゃぁ」と言っていた赤ん坊は、


「だぁ〜!!だぁ〜!!」


と、ワタシに手を伸ばして来た。

どぉやっておっぱいをあげるべきか悩んだけど、着ている浴衣をはだけておっぱいを出し、出来るだけ優しく赤ん坊を抱き上げ、可愛い口を乳首に吸い付かせてみる。

消毒とかしなきゃダメだった!?

赤ん坊は痛いくらいにワタシの乳首を必死にちゅぅちゅぅしている。

ワタシは赤ん坊を抱いたまま、自分のベッドに腰掛ける。


「今まで、おぢさましか吸った事の無いおっぱいだよ?美味しい?」


ワタシの問いかけを赤ん坊は無視して、ちゅぅちゅぅとおっぱいを貪る赤ん坊…可愛いなぁ…あっ!!名前!!名前はどぉなってるの!?名前付けてあげなきゃ!!昨日は疲れまくってて寝落ちしたんだよね!?なら名前はまだだろぉから…女の子って話だし…彩愛…彩奈…アヤカ…彩音…まま、ワタシ、二人の妹…皆んなアヤ繋がり…アヤで繋げる必要が有るとか!?


「ぷぺっ…」


ワタシが悩んでると、赤ん坊はおっぱいから口を離し、一息付き…


「けぽ〜…」


とゲップをした。赤ん坊もゲップってするんだね…


「もぉ良いの?」


さっきまでの勢いがウソの様に、安らかな笑みをワタシに向けてくれる。

うわぁ…この笑顔だけで、あの苦しみを耐え抜いた価値が有るよ!!赤ん坊は産まれただけで親孝行ってホントなんだね!!

ちっちゃくて、ぷにぷにで、ワタシの下敷きになったら潰れちゃいそぉだから、そっと檻に戻してあげる。


「おやすみなさい。」


ワタシは赤ん坊を寝かして、自分もベッドに入り、お布団にくるまった。

そして目が醒めると…


「おっ?アヤナ、起きたか?」


おぢさまがワタシの赤ん坊を抱いてあやしていた…


「アヤナちゃん、身体は平気?」


カノンさんがワタシを抱き起こしてくれて、お水を渡してくれた。コレは、前にワタシが作ったお水がいくらでも出て来るコップだね。


「カノンさんありがと。んで、おぢさまは夜這い?いや、朝這い?昨日出産したばかりでキツいから、しばらく待ってよね?」


朝から下ネタとか…我ながらドン引きだなぁ…

ワタシの言葉にカノンさんがイヤな表情かおをしておぢさまを見遣る。


「んな!?ちょっ!?二人共、変な事を考えるなよ!!ワシはアヤナと子供が心配で見に来たんだぞ!?」


おぢさまは焦って否定する。

まぁ、そぉだよね?若く無いんだから、昨日の今日でそれは無いよね。


「ん〜?怪しいなぁ…カノンさんが居なかったら、ワタシはどんな目に遭ってたか解ったモンぢゃ無いわよ?」


ニンマリ微笑んで、ここぞとばかりに攻め立てる。ま、本気では無く、あくまでも冗談で…なんだけど、男嫌いのカノンさんの目は、次第に冷たくなって行く。

おぢさまもワタシの言葉が冗談だとは解っていても、カノンさんの表情(特に目付き)が気になるのか、ジト目でワタシを見て、


「朝からワシをいぢめて楽しいのか?」


って、少し怒ってない!?


「夫婦円満の秘訣は、冗談を言い合えるかどぉかだと思うんだよね。」


ワタシは水を少し飲み、にこやかに言い切ってみた。


「…二人だけの時ならそれで良いが、カノンが居るんだぞ?時と場所と人員を考えなさい!!」


おぢさまは少し怒ってるけど、ワタシはお構いなしに、


「だっから面白いんぢゃない!!」


と言い切ってやる。

すると、おぢさまは少し呆れ、カノンさんは耳まで真っ赤にする。

今回のからかいの対象はおぢさまと見せかけて、カノンさんも…って気付かれたね。


「アヤナちゃん…ふんだ!!」


カノンさんはほっぺを膨らませ、ソッポを剥いてしまった。


「あの…カノンさん?怒らないで。ワタシ、好きな人にしかこんな事しないんだから…」


ワタシが少し慌ててフォローをする。

おや?おぢさま?カノンさん?あれ?二人共ぷるぷる震えてるけど…?


「ブハハハハハ!!」

「うふふふふふ…」


二人共堪らず吹き出したって感じなんだけど…?まさか…


「えと…ワタシがからかわれた?」


おぢさまとカノンさんは笑いが止まらない様で、涙まで流している…

いつ打ち合わせた!?ワタシが寝てる時!?ワタシの性格をしっかり把握してる二人にハメられた!?うぎゃぁ〜!!恥ずいぃ〜!!こんな事、ぱぱやおじぃちゃんにバレたら怒られるぅ〜!!

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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