えっ!?ちょっ!?
反省、見切り発車は事故の元
その日の夜、エレーナさん、キャシーさん、被害女性達にワタシ、七人でわいわいしていた。新婚さんは旦那さんと過ごさなくて良いのかなぁ?
「あの…エレーナさんとキャシーさんは旦那様と居なくて良いんですか?」
「旦那とはいつでも居れるけど、アヤナちゃんとはそぉもいかないでしょ?」
「そぉそぉ、今夜だけは旦那よりアヤナだよ。」
二人がワタシを選んでくれるのは正直嬉しいんだけど…なんでワタシはエレーナさんの膝の上?頭におっぱい乗ってるし…
「しかし、こぉやって見てみると、アヤナちゃんて…ちっちゃいよね?」
「エレーナ様が少し大きいとは云え…」
「おいおい、私に様なんて必要無いぞ?しかも少しとか気遣わずにデカいって言っていいぞ?自覚してるし、旦那はそこが良いって結婚になったんだし、男爵閣下も気に入ってくれてるしな。」
「ワタシがここに座ってると歳の離れた姉妹?」
「いや、これは…エレーナママだな!!」
ギヌロっ!!
流石にワタシもエレーナさんもキャシーさんを睨んだ。
「私がデカ過ぎるのか!?」
「ワタシが小さ過ぎるんですか!?」
「その両方?」
ワタシとエレーナさんは同時に動く、エレーナさんが上に乗り、キャシーさんを俯せに倒し腋をこちょこちょ、ワタシが足の裏をこちょこちょしてあげる。
「うきゃきゃきゃきゃあぁ〜!!」
ワタシ達二人の息の合ったコンビプレイに周りも感嘆の声を上げる。
「取り消せぇ!!」
「取り消せぇ!!」
二人で輪唱の様に攻め続ける。
「解った!!解ったからやめてぇ!!」
キャシーさん墜つ!!
ワタシ達が離れても、粗い息遣いに上気した表情…なんかエロい…
「みなさんはいつもこんな感じだったんですか?」
レイカさんが聞いて来た。
「お仕事以外だとみんなと変わらないと思うけど?」
「多分変わらないな、男っ気が無かった位しか…」
「因みに、どんな男性が好きなんですか?旦那様以外で!!」
「私は…初恋が旦那だったからなぁ…子供の頃から身体も大きくて、ケンカっぱやかったからか、男なんて寄って来なかったんだけど…たまたま、ケンカしてるトコに旦那が通りかかって、私を庇ってくれたんだ…十歳の時だったかな?「大人数でこんな可愛い女の子をいぢめてどぉする?」って相手に説教しながらあっという間に男達を蹴散らしてたなぁ…初めて女の子扱いされて、その時は悪態吐いたけど、あの瞬間に惚れてたな。私の方がデカいし、力もあったけど、旦那には今でも敵わないよ?」
「旦那さん強いんだぁ!!」
「めちゃくちゃ強いぞ!!」
「旦那様以外でって言ったのに…旦那様しか見えて無いって…だったらキャシーさんは?」
レイカさんは諦めて無いみたいだな…
「私か?私は旦那と幼馴染みで、一緒に遊んでた仲で男として意識したのは十三歳くらいだったかな?その後旦那が誘拐されて、引退間近だった今のノコヤミのハンター組合支部長が旦那を助けてくれたんだ、それでハンターになって、旦那を助けたいって思ってね…そしたら三ヶ月くらい前に久しぶりに会って求婚された…」
「え〜!?二人共旦那様一筋とか筋金入りなんですね?」
「そぉだなぁ…」
「めちゃくちゃ旦那には甘いんだよなぁ…」
うわぁ…二人共恋する乙女の目だわ…
「だったらアヤナちゃんは!?」
今度はレイカさんがワタシに振って来た。
「ワタシ!?ワタシは…ぱぱみたいな人かなぁ?ぱぱって言ってもこっちでのパパぢゃ無くてホントのぱぱだよ。それが原因で、こっちのパパも大好きだし、おぢさまなんか素敵だなぁ…」
「なんと!?美少女は渋おじ好きだった!?」
「しぶおぢ?」
「渋いおじさまの事だよ。」
「おぉ〜!!確かに、ロマンスグレーのナイスミドルに惹かれるんだよねぇ…」
「アヤナちゃん、かなりの甘えん坊さんだから丁度良いかもね。」
「って事は…アヤナをお義母様って呼ぶ日が!?」
「それはダメ!!今まで通りが良いよぉ〜!!」
その場は何故か笑いに包まれた。
「で、言い出しっぺのレイカはどんな男性が好きなんだ!?」
エレーナさんからの反撃来たぁ!!
「えと…あの子爵に無理矢理されてから、男の人達が少し怖くて…」
あちゃ〜…コレは仕方ないけど、どぉしたもんか…って悩んでいたら…
「あ…ごめんなさい、今のは忘れてくれ。」
エレーナさんは、深々と頭を下げた。
「いえ、気にしませんので、お二人の幸せそぉな感じが羨ましくて、聞きたくなっただけですから…」
「そぉ言って貰えると助かる。」
と、頭を上げたが、何処か空気が重くなった。
「しかし、アヤナちゃんが男だったら私は惚れてたなぁ…!!」
うっとりした表情で、カノンさんにロックオンされた感じがした。
「ワタシが男だったら!?」
「あんな状況で助けられたら、どんなヤツにでも惚れるぞ!?受け入れて貰えるならそれで良いってくらいに!!」
カノンさんは沈んだ空気を一気に吹き飛ばした。
「私は…今のままでも全てを捧げたいくらいです!!」
小さな声で、それでもハッキリとユーリちゃんが宣言した。
「えっ!?ちょっと!?ユーリちゃん!?冗談だよね?」
「私好きなんですよね…ギャップのある可愛い女の子…」
『おぉ〜!!』
ちょっ!?見てないで止めてぇ〜!!
結果、ワタシは衆人環視の中、少女の純潔を…散らしはしなかった。ホっ…
「ごめんなさい…半分本気になりそぉでした。」
ふぃ〜危なかったぁ…
まさかそっちの気がある人が居たとは…
「ワタシこそ本気で怖がってごめんなさい。」
「アヤナ?ワタシに隠れて謝っても意味無いだろ?」
「うぐっ!?」
「こればかりは好みの問題ですから…仕方ないですよ。」
それでユーリちゃんは普段あんなおどおどしてるんだなぁ…
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