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新たな事実!?

彩奈は何を語るのでしょぉか?

ワタシはいたずらっ娘の笑みを浮かべ、


『わたくし共、シュウキュウ王国の王族が、仁科大助とシュウキュウ・アヤノの子孫だと云う事はご存知ですわよね?』


ワタシは前に伝えていた事をイランクさんに確認した。


『えっ?はい…ソレは前にお聞きしましたから…ソレが何か?』


この娘は何を言ってるんだ?みたいな表情をしてイランクさんは応えてくれた。


『…では、シュウキュウ・アヤノの従者だったソーアと云う方は?』


ワタシの言葉にイランクさんは、当然だと言わんばかりの表情で、


『アヤノ様の従者で、魔神発現のおり、仁科大助、シュウキュウ・アヤノ様と共に世界を救った英雄だと伝わっていますが…そのくらいは常識ですよね?』


なるほど…常識なんだ…ならば!!


『コチラのゴヒ・リオン辺境伯は、そのソーアの直系の子孫なんですよ。』

『へぇ…この方が伝説の一人ソーアの。ソーアの子孫!?えっ!?え〜!?』


ワタシの説明を聞いたイランクさんは、最初は何事も無いって感じだったけど、自分で復唱した瞬間面白いくらいに取り乱してくれた。


『ソーア様の直系…あの!!アヤナ殿下!!もしかして、ミィ様は…』


おっ?カリーナちゃんは思い当たったみたいだね!!


『えぇ、わたくしの親友でもあるケィ・ミィは、カリーナ姫のお察しの通り、直系では無いにしろ、ソーアの子孫の一人ですわ。そして、獣人と云われる方々は、住む地域こそ違えど、英雄ソーアの血を引いていると思った方が良いかと思いますわ。』


最後の言葉は、イランクさん達の護衛に向けての言葉だ。

ハウピン王国での獣人さん達の扱いが、如何に非人道的なのか、ソコを考えて行動して欲しいとの思いも有る。

ワタシの思惑通り、護衛の人達のヒソヒソ話と悪くなった顔色がソレを物語っている。


『あ…あの…そぉすると、我が国では英雄ソーアの子孫かも知れない方々を…?』


イランクさんの顔から血の気が引いて見るに耐えない感じになって来た。よし!!トドメをさしてやろぉ!!


『そぉですね。虐げ、虐殺したら奴隷にしたりと蔑みまくってたんだよ。』


ワタシはにこやかに宣言してあげた。


『んな!?何と云う事か…』


イランクさんは力無く、その場に崩れた。


『御兄様!?』


そして、カリーナさんに肩を借り、何とか立ち上がる。


「アヤナ姫、コレはどぉ云う状況なのだ?」


事態の中心に居ながら、事態を把握出来てい無いゴヒ・リオン辺境伯が質問して来た。


「…えと…ゴヒ・リオン辺境伯の血筋を説明して、ミィちゃんの大伯父…とまでは言って無いけど、あっちの大陸に居る獣人さん達もその血統かもねって言ったらこぉなったかな?」


ワタシの言葉にゴヒ・リオン辺境伯は渋い表情をして、少し考えた。


「…エグい事したのな…」


アレ?ゴヒ・リオン辺境伯、なんかドン引きしてない?おかしいなぁ…


『ほら、しゃんと立つ!!ソレでも国王?』


ままが追い討ちの如く声をかけた。

ままの言葉にイランクさんは放心状態から立ち上がり、しっかりとままを見据えた。


『そぉですね…私が先頭を切って、獣人族の地位向上にもっと励まねばなりませんよね!!』


なんだかヤル気に満ちてる感じがするね。


『そぉですわね。ケィ・ミィもソレを望んでおりますわ。もちろん、わたくしも望んでますけど、両国の友好には不可欠ですわ。』


ワタシはそぉ言って、イランクさんを励ました。更に、


『後ろの護衛の方々も、今の会話をしっかり広めて下さいましね。』


ワタシがニッコリ微笑んで、護衛で来ていた人達に話しかけると…


『はっ、はい!!必ず!!』

『姫様のご要望承りました!!』


と、頬を紅らめて目玉をハートマークにさせ、約束してくれた。


「まったく…そんな態度取ってたら、タキリーお兄ちゃんがヤキモチ妬くわよ?」


ままから注意されちゃったよ…


「妬いてくれるなら嬉しいな。」


うん、子供が出来たらソレで良し!!ってなんなきゃ良いけどなぁ…

そんな出迎えを終え、お城の中に案内する。

今回の最大の議題、ミィちゃんの意思確認が行われる事になっている。まぁ、最大の事案なんだけど、表立ってはコレは行われない事になってるんだよね…なんか複雑だよ。

って事で、会議室にみんなで来て、シュウキュウ王国側からの出席者はまま、ぱぱ、ゴヒ・リオン辺境伯、何故かキシちゃん、アヤカにワタシ。何故にキシちゃんまで居るのか…


「ふむ…リオン殿の養子と他所の国王が婚姻のぉ…養子とは云え、血縁関係が有るなら、ソーアちゃんの縁者であろ?」


ソーアちゃんって…当時を生きていた人の言葉は重いなぁ…


「おいおい、我が祖先をソーアちゃんって…」


ゴヒ・リオン辺境伯も少し呆れた感じだ。


「仕方なかろ?妾にとっては仲の良かったおねぇちゃんぢゃったからな。」


なるほど、当時から生きてればおねぇ…はいぃ〜!?


「「「「「おねぇちゃん!?」」」」」


シュウキュウ王国側の出席者全員の声が重なった。


「ん?そぉぢゃよ。聞いた話しぢゃ、ソーアちゃんの村を襲ったヤツ等をたまたま居合わせた大助とアヤノちゃん達が撃退し、ソレに憧れたソーアちゃんが大助の押し掛け弟子になったらしいぞ。ソーアちゃんは優秀で、すぐに頭角を現し、魔人…あのバケモノ共をモノともしなくなったらしいぞ。その上でアヤノとも仲が良かったから、アヤノの従者に見えててもおかしくは無いのぉ。」


当時を知る生き字引からの言葉…コレまでは、アヤノの従者だぅたソーアが仁科大助に弟子入りしたと伝わってたのが、根底から覆されるとは…しかも、男性と伝わってたのに、女性だったとは…コレは歴史書を書き換えるハメになるかな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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