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新たな問題!?

また何やら不穏な感じです。

「ワタシは関係しないからね!!ワタシの頭ぢゃ追い付かない内容なんだから!!ままとアヤカとパパとバルコーさんとで話し合ってよね!!ワタシはおぢさまとアヤネと遊ぶから!!」


ワタシはままからの「当然彩奈ちゃんも協力してくれるわよね?」との言葉にそぉ答えていた。


「確かにそれも良いかも知れませんわね。最近のアヤネはお勉強と作法や踊りの稽古ばかりで、少し可哀想でしたもの…」


意外や意外。アヤカがワタシの意見に賛同してくれた。


「あ、アヤカちゃん?それは本心なの?」


ままが不思議そぉにアヤカを見た。


「はい。お姉ちゃんにしても、商会のお仕事もして、国政の一部を担い、更には街道の整備に自費まで投じ精力的に動いて下さってますわ。第一王女として充分以上の働きです。数日間の休養程度は当たり前の事かと存じますわ。」


と、アヤカがワタシの働きをこの上無い程の高評価を示してくれた。


「あ、アヤカぁ〜!!ワタシの事を解ってくれるのはアヤカとおぢさまだけだよぉ〜!!」


ワタシは感激のあまり、アヤカに抱き付き、柔らかほっぺにちうの嵐を降らせてみた。


「ちょっ!?お姉ちゃん!?私もまだお仕事中なんですよ!!そぉ云うのは夜にして下さいまし!!」


口では否定してはいるけど、ワタシを跳ね除ける様な事はしない辺り、やっぱりアヤカだなぁ…


「うん。そぉだね。邪魔はしちゃダメだよね…って、今は何をしてるの?」


少しアヤカのしているお仕事に興味が出てしまった…


「ん?うん。コレは、各領主からの要望のまとめですわ。各領に大差が出ない様に、発展具合の調整も有りますし、治水事業も滞っている所が多数有りますし…」


治水事業かぁ…確かに日本に比べて雨の量も雪の量も…って、雪ってコッチに来てから殆ど見てないかも…


「水問題ってそんなに大変なの?」


ワタシは少し突っ込んで聞いてみた。


「はぁ…お姉ちゃん…水は川に流れてる分だけだとかなり足りないの。生活する上では魔法でどぉにかなるけど、農業用水となると、必要量の半分くらいしか賄えて無いのが現状なの…それが千年続いている状態だから、皆気にして無いのが現状ね。」


なんと!?気にして無かったから気付かなかったよ!!確かに飲み水には困って無いし、お風呂も有るくらいだからと気にもしなかった事だよ!!水が有れば農産物も大量に作れるんだろぉな…

治水ってくらいだからダムとか想定してるんだろぉけど…


「アヤカ!!治水に関してはワタシに案が有るわ!!」

「えっ!?お姉ちゃんに案が?あっ!!中央大陸に作ったって云ういど?ソレを作るのですね!!」


井戸かぁ…確かにそれも一つの手だけど、井戸水を吸い上げ過ぎて崩落したとかってニュースを見た事有るから、井戸水は無しの方向だよ!!


「違うわよ。井戸水の利用は手痛いしっぺ返しが出る事も有るの。だから、利用するなら海水よ!!」


そぉ、海水を濾過して淡水に変換出来れば、水問題は一気に解消出来るハズだよ!!


「海水?あの塩っぱい水を使ったら、作物は枯れますわよ?知ってますか?」


なるほど…こっちでも塩害に付いては知られてるのね。


「大丈夫よ。海水を濾過して、塩分だけ取り除けば農業に使える水になるわ。ソレが出来る魔法の道具を作れば…」

「水問題は解決すると云う事ですか?」

「うん!!ま、まだまだ机上の空論だけど、実用化出来れば一気に広められると思うよ!!」


うんうん。次の研究課題が出来たね!!天才達の出番がまた出来たね!!頑張って研究してよね!!


「そぉやってまた背負い込むのね…確かに彩奈ちゃんの功績は上げたら切りが無いわね…でもね…」


なんだ?ままの声が事務的なモノに変わった?


「…彩奈ちゃんが活躍し過ぎると要らぬ混乱を招く恐れが有るのよ?その辺は理解してる?」


ワタシが活躍すると要らない混乱を招く?


「…まさか、未だにワタシを女王にとかバカな事言ってる人が居るの!?」


その件はアヤカが…って事で話が着いてるんぢゃ…


「貴族や評議会ではね…でも、国民はどぉ思うかしら?女王としての能力や器より、目に見える成果を上げる能力に惹かれるとは思わない?」


うぐっ…それは解らなくも無いかな?日本でも政治が解らないだろぉ有名人に総理をして欲しいみたいな意見が有った様に感じるもん…それから見れば、仮にも第一王女のワタシに…ってなるのも仕方無い感じがしなくも無いか…となると…


「みんなの前で、ワタシがアヤカに忠誠を誓う儀式みたいなのをするとかは?」


苦肉の策だけど、かなりインパクトが有ると思うんだけど…


「無意味ね…国民は何等かの圧力が有ったとか思う可能性が有るわ。」


うぐっ!!そぉなると…


「耕作おじぃちゃん!!耕作おじぃちゃんが作った事にするのは!?」


今度こそ…


「ダメよ。彼に魔法の道具の知識は無いし、有っても使えないもの。」


えっ!?使えない?


「使えないって?」

「前に試した事が有るのだけど、彼には魔法力が全く無いの。それに関しては、文七さんも同様よ。」


なんと!?おじぃちゃんも使えないの!?なんで!?


「…なんでそんな事に…?」

「彼等は日本人よ?純粋な日本人には魔法石が無いわ。今解ってる事に、私達の心臓の脇に魔法石がモノが有るの。魔獣から取れるモノに比べても小さく、死後に魔法力が残る事はごく稀みたいだけどね…」


ままの言葉を踏まえると、ワタシは日本人だけど、ままの血を引いてるから魔法石が有るって事か…


「それなら、ハルノちゃんが開発すれば…」


うん。一番説得力が出るかもね!!


「彼女も彩奈ちゃんの商会の一員よ?今回は無理が有るわね…」


くそっ!!そんな問題に足を掬われるとか納得出来ないよ!!


「お母様、おねぇちゃんが作ったって公表しなければ宜しいのでは無くて?」


アヤカが案を提示したけど、


「解る人には解るわよ。」


と、ままに軽くあしらわれてしまった…

ホント、どぉすれば良いんだよ?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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