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ミィちゃんの判断!?

スゴい爆弾お持ち帰りだなぁ…

「ねぇ、ミィちゃん。ちょっと良い?」


焦りまくっているハウピン王国の王族三人を後目しりめにワタシはミィちゃんに話しかけた。


「はい?どぉしましたかにゃ?」


ミィちゃんは、キョトンと可愛い表情をワタシに向けて来た。


「えと…ミィちゃんの友人として話すけど、イランクさんとの婚姻は、本当に良縁だと思うんだよね…確かに文化も何もかも違う国だけど、多分イランクさんはミィちゃんを大事にしてくれると思うよ?前に、ミィちゃんも気に入ってるみたいな事言ってたし、今回の事が無かったら受け入れるつもりでいたでしょ?」

「…はいですにゃ…でも、貴族さん達の中にもまだまだあんにゃ人が居るなら…」


ミィちゃんは少し悲しそぉな表情になる。

確かに、人の心は一朝一夕には変わらない。だからこそ法で縛るのが必要になる事も有る…ソレでも中々上手くは行かない…


「だからこそだと思うなぁ…」

「だからこそかにゃ?」

「うん!!ミィちゃんがココの王妃様になる事で、開ける未来も有るだろぉし、ミィちゃんがこの国の人達に「良い王妃様だ!!」って思われる様な事をしたら、また違った未来が出来上がると思うんだよね。ワタシも協力するし。」


ワタシがそぉミィちゃんに言うと、


「私もミィさんに協力は惜しみませんわ。勿論、アヤカお姉様も出来る限りの事をして下さると思いますわ!!」


と、アヤネも協力する事を誓って、勝手にアヤカまで巻き込んだ。

その言葉を受けたミィちゃんは、イランクさんを見詰めて、頬を赤らめてしまった。


『…一年ですにゃ。あと一年経ったらイランク王との事もっと真剣に考えますにゃ…』


にゃんと!?ミィちゃんが日本語でそんな事を言っていた。さっきは勢い任せに断っていたのに…ワタシ達がオススメした事が大きいんだろぉね…ミィちゃんには苦しい選択をさせちゃったなぁ…でも、イランクさんやカリーナちゃんそれと裁判官さん達なら悪い様にはしないだろぉ…するのは、今の王族に反感を持つバカ達だけだ。

よし!!一年間ミィちゃんを鍛えまくってやる!!


『…そぉですか…完全にお断りされるよりよっぽど良かったです。一年後までには、完全に差別の撤廃を成し遂げよぉと思います。』


イランクさんはそぉ約束してくれた。

コレで、今回のハウピン王国訪問の全日程を終えた…まぁ、ミィちゃんのお返事だけの予定だったんだけどね。


「ワタシからススめたとは云え、ホントに良いの?」

「良いですにゃ。イランクさんは優しそぉだから…おバカな人も居るのは仕方無いですにゃ。それに、さっきはついあぁ言いましたけど、今回の婚姻の申し入れは受けるつもりでいましたにゃ。」


元々前向きだったなら良かったよ…しかし…ドコでそんなに前向きになったんだか…

その日はハウピンのお城にお泊まりさせて貰う事になり、イランクさん主催のダンスパーティーにまで出席させられた。

ワタシは旦那が居るし、妊婦さんだと伝えてダンスはお断りした。

いやね…鼻の下伸ばしてたり、鼻の穴膨らませてたりする貴族の子弟達がキモいんだもん!!

勿論アヤネにも婚約者が居て、その人以外の異性とは手も握られないと伝えている。いや…実際にはそんなシキタリや風習は無いよ?防衛措置だ!!夜這いとかされたら死なすからね?

しかし、一番目立ってたのはミィちゃんだったんだよね。


『何故ココに獣人が?』

『獣人達と和解して、街の出入りは自由になったとは聞いていたが…』

『しかし…あんな着飾った獣人なぞ見た事も無いぞ?』

『『『『『しかし…なんだあの美しさは…』』』』』


一番多いのはミィちゃんへの視線だ。

ミィちゃんはワタシより頭一つ大きく、細身ながらも鍛え上げられた筋肉も有るけど、エレーナさん程太くなく、どちらかと云うとワタシ寄り。その上で、女性らしい出る所は出て、くびれてる所はほっそり…女から見ても憧れる感じなんだよね。そして、注目するべきは顔!!普段のすっぴんでも可愛いのは解ってたけど、お化粧したら、めっちゃ映える!!

スマホが有ったら写真撮りまくってる自信有るぞ!!

その証拠に、ミィちゃんの周りには女の子達がわさっと群がってて、質問攻めに遭ってるんだよね…


『まぁ、ミィ様は軍属の方でしたの?』

『えっ?魔獣すらも倒せるのですか!?スゴいです!!』

『しばらく前までは獣人の皆さんは野蛮で卑怯者だと云われておりましたのに、ミィ様にはそんな印象は全く有りませんわ。それどころか、気品すら感じますわ!!』


何だろ?なんか悔しいんだけど?ロリコンキラーの異名を持つワタシが蚊帳の外!?

いや…変な虫が寄って来て鬱陶しい程なんだよね…だから!!お前等はワタシの可愛いアヤネに近付くな!!

パーティーも大詰めになり、本日最初で最後、ミィちゃんのペアダンスだ…アレ?ミィちゃんってダンス出来たっけ!?

ミィちゃんにしたら未曾有の大ピンチなんぢゃ…

軽快な音楽が鳴り、ミィちゃんの手をイランクさんが取り、リードしていく…

ワタシの心配を他所に、ミィちゃんのダンスはとても優雅で、綺麗で可愛く…そっか、ティガさんとたまに練習してるって言ってたっけ?

しかし…ミィちゃんとイランクさん…めっちゃお似合いなんですけど!?

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質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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