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事業計画!?

川から作る?どぉするんだろ?

リアルが忙しくて、週一に変更させて下さい。毎週土曜に更新となる予定です。

「ほれ、彩奈。アソコに降りてみぃ。」

「ほいほ〜い。」


おじぃちゃんに言われるままに着陸した。


「ん〜…やっぱりこのユーフォーは慣れんな…」


飛行自動車ファンタジードローンから降りたおじぃちゃんは伸びをし、身体を解しながらそんな事を言い出した。


「ぢゃぁ、帰る時は泳ぐ?」

「おぉ〜!!それも一興ぢゃな!!」


ってまぢですか!?あの距離を泳いで帰るのか!?何日かかるか…って云うか…


「バカみたいに恐ろしい海の魔獣はどぉするつもり?」

「シバけばなんとかなるぢゃろ?」

「なんないよ!!」

「将軍殿、流石に海の魔獣は…」


ぱぱもおじぃちゃんに注意してるし…


「む?そぉなのか?」

「はい。海の魔獣は、クマなんかよりも余程力強いですし、漁師も沖合いまでは出ないそぉですね。たまたま打ち上げられた海の魔獣を食した者の話では、大層美味らしいのですが…」

「「美味しいの!?」か!?」


おじぃちゃんと声が重なっちゃったよ…


「は、はい…そぉ云う噂です…」


若干引き気味なぱぱはそぉ答えるのがやっとだった。


「彩奈!!釣りに行くぞ!!」


おじぃちゃんは食べる気満々みたいだけど、


「そぉしたいのはやまやまだけど、先にお仕事済ませよ。」

「むぅ…堅いのぉ…」


って、唇を尖らすおじぃちゃんは、まるで「お勉強しなさい!!」って怒られる子供みたいだった。


「仕方無いでしょ?あと九日しか無いんだから。その間に最低限、住める様にしないとね?」

「むぅ…そぉなのか?」

「そぉどよ!!」


まったく…男ってこれだから…遊ぶ事しか考えて無いんだから…

ワタシの言葉に流石のおじぃちゃんも大人しくお仕事をする気になってくれたみたいで良かったよ。


「…で、ダリノタさん。水車って何処に作りますか?」


ワタシの言葉にダリノタさんは少し考えて、


「そぉですね。彼方あちらにありました大きな川からコチラに支流を作りましょぉ。そぉすれば、この広い平野を使えると思います!!まぁ、まずはこの森が邪魔でしか無いんですが…」

「それはどぉとでもなりますよ。」


ワタシの魔法の袋にはチェーンソーとか、ユンボとか、色々入れてあるから大丈夫なんだよね!!


「なるんですね…ソレでしたら、やはり上空からこの一帯を俯瞰して、どの様に川を通すかを見たいのですが、よろしいでしょぉか?」

「そのくらいはお安い御用ですよ。」


ワタシとダリノタさんが飛行自動車に乗り込むと、当然の如くこっちに来た全員が乗り込んで来た。まぁ良いんだけどね。

ダリノタさんは目算のみでささっと綺麗な俯瞰図を描いていた。

いや…見易いし、目測測量って云うのかな?縮尺も合ってそぉだし、なかなかどぉして隠れた才能だこと…


「ほぉ…コレはなかなか…目測のみで完璧な図面ぢゃな。お主は何者ぢゃ?」


おじぃちゃんがダリノタさんに話しかけていた。


「はい。姫様の商会で働かせて貰っている者ですが…」

「ほぉ?それだけかの?専門的な知識や学問も学んでいるのでは無いか?」

「あぁ、そぉ云う事ですか。父が大工をしておりまして、幼少の頃から手伝っていまして、図面も引けますし、このくらいは出来ないと叱られてましたからね。」


と、当たり障りの無い答えを返していた。


「ふむ…ま、そぉ云う事にしておくかの。」


おじぃちゃんは釈然としていないながらも納得した振りをしていた。

何か引っかかってるっぽいね。ま、多分だけど、チーフさん同様、ワタシのお目付役なのかもね。ワタシの暗殺とかが目的なら今までにもどっさり機会はあったんだから。していないって事はそぉ云う事だよ。本当にただの研究と物作りが好きなだけの人だよ。

ソレから二十分程飛び回って、


「会長、もぉ描き上がりましたので降りて頂いて結構ですよ。」

「ほぉ〜い!!」


ワタシは軽く返事をし、さっき降りた所にまた降り立つ。

ワタシは魔法の袋からテーブルを出し、その周りに全員が座れる椅子を出した。


「それで、コレからの計画は?」


ワタシはダリノタさんに聞いた。

ダリノタさんは簡易地図に現在の川の位置をしめし、


「この川は大きくて水車を作るのに適していませんから、ココからコッチに川を引き、その川も二本。三本と枝分かれをさせます。そぉすれば、河口は一つでも、この中で川を増やせますから。」


今の川、新設の川もしっかりその図面に書き込まれていて、すごく解り易い。


「ふむ…確かにこれなら後々水を引いても大丈夫そぉでは有るが…大雨災害と時の備えとしては?」


おじぃちゃんは日本人らしく、災害時の事にまで考えを巡らせていた。


「それは、この辺に深い穴を掘り、彼方の崖に流れる様にしておけば大丈夫かと思いますが。」

「ふむふむ…なるほどの…ソレなら平気かも知れんな…」


おじぃちゃんを、ちゃんと納得させる辺り、ダリノタさんは流石に天才のひとりだね。

豪雨災害なんてほとんど経験して無いだろぉに…


「となると、かなり大掛かりな普請事業になるな…予算的にも…」


ってぱぱが考えを巡らせ出したけど、


「大丈夫だと思うよ。ワタシ達がするのは、川を引いて、水車を設置するだけだから。あとの事は、レックさんに丸投げして、皆んなを纏める経験を積んで貰う様に考えてるんだぁ。」


そぉ、十日と云う期限に少人数で出来る事は限られてる。ならばどぉするか。答えは簡単。最低限の事だけして、後は丸投げ。コレに限るよね!!

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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