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お預け!?

いつの間にか二百ポイント突破してた!?皆さんありがとぉございます。

「…って事で連れて来てみました。」


ワタシはコレまでの経緯をバルコーさんに説明した。

レックさんに、似た様な種族が居る事を教えたら喜んで着いて来た。

コッチに来る途中、恐竜人間さん達が使ってる言語を少し教えてみたら、すぐに理解して流暢に話し出した。「ほぉ?今度はタガログ語か?地球に似た言語圏なんぢゃな。」っておじぃちゃんはびっくりしていた。


「なるほど…話は解ったが…最終的にはコッチでの収穫が無いのが辛いな…」

「そっかぁ…でも、昔からこの大陸はこんな感じだったのかもね。あんな大っきな肉食獣が居るんだから…」

「気候も恐ろしく変化したしなぁ…」


ワタシとバルコーさんの会話におぢさまも入って来た。

確かに北側の気候変動は、人間が生き抜くには過酷過ぎるよね。


「でも、ワタシはもっと多くの植物とか調べてみたかったかな?」


どんな特性の有る植物が有って、どんな作用をするのか…魔獣を避ける杉みたいな気ご有ったり、樹液が変な作用で硬質化させたり…


「植物か…確かにソコは専門家に任せるしか無いな…」


バルコーさんはばっさり切って捨ててくれた。やっぱり専門家が必要だよね。


「一応、ままにも連絡してみるね。」

「あぁ、お願いしよぉ。」


って事で、ままに連絡してみた。


「…って感じなんだよね。」

『そぉ…仕方無いわね。レックさんは招きたかったけど、一応本人に聞いてみてもらえる?』

「解った。少し待っててね。」


と、通話したままレックさんに聞いてみた。


「…そぉだな…一度会って話をするのもやぶさかでは無いが…一国の王に会って失礼は無いのか?」

「無い無い。気にする事無いですよ。なんたって、ワタシの母なんですから。」

「…そぉか…しかし、何の目的で会いたいのだ?」


レックさんの問いをままに聞いてみた。

なるほど…国を預かる立場だから、そっちを気にするのは当たり前か…確かにその約束が取り付けられたら一安心だもんね…


「…なるほど…我が…我の子孫が出来たとして、侵略をしない、その保証が欲しいと云う事か…」

「お互いにって抜けてるよ?ソレに、何か手助けが必要ならお互いに助力し合えるしね。」


ワタシは渾身の笑顔でレックさんにそぉ言ってあげた。


「なるほどな…魔人供の居た地域はどぉなっているんだ?アイツ等は人や人魔獣を根絶やしに…とか言っていたが…」


魔人…恐らく悪魔達の事かな?


「レックさんの言う魔人って、ツノが生えてて、羽根が生えてる変な気配を垂れ流してたヤツ等?」

「あぁ、そぉだが?」


やっぱりね。


「ソレなら永い眠りに入ってて、三年くらい前に全滅させたよ。多分もお一人も居ないんぢゃ無いかなぁ?」


レックさんはしばらく考えて、


「…そぉか…なら、他に住んでいる者達は居るのか?」

「多分魔獣とか、野生動物とかなら…」


レックさんは少し考えて、


「…魔獣とこの大陸のデカブツとでは、どちらが凶暴だ?」


そんな質問をして来た。


「ん〜…どっちもどっちかな?大っきいから、コッチのヤツのが食料としては優秀かもね。」

「そぉか…まぁ、そちらの王と話してからだな。」


レックさんにはなにか考えがあるみたいだね。ままとは電話で状況を伝え、明日の朝コッチを発つ様に言われた。

明日は移動するだけになるかな?

その日は何事も無く寝る事になり、翌朝の朝食後、軍の皆んなと帰る事になった。

そして翌日、おじぃちゃんを弾正のお城に送り届けた後、お昼前、ワタシ達は無事お城に戻る事が出来た。

戻ったら、アヤカがお出迎えしてくれた。今のワタシは第一王女としてココに居るけど、王位継承権は第三位。アヤカのが立場としては上になる。公式の場では一歩引かなければならないけど、今は要らないよね?


「ただいま戻りましたわ。」

「はい。お姉様、ご苦労様でした。そちらがティー・レック様ですね?お初お目にかかります。シュウキュウ王国第二王女のシュウキュウ・アヤカと申します。以後お見知り置きの程を。」


と、レックさんに挨拶をしてくれた。


「…あぁ…その…押しかけて済まない…」

「いえ、お誘いしたのは女王陛下ですのでお気になさらないで下さいまし。さ、こちらにおこしください。」


アヤカの丁寧な物腰にレックさんは面喰らいながらアヤカに着いて行く。


「…ではレック様、わたくし達はすぐに女王陛下への報告がございますので失礼致します。」


ワタシもアヤカに負けない様な礼をしてままの執務室に向かう事にした。

多分レックさんはお昼ご飯で歓待される事になるんだろぉな…

バルコーさんは軍の皆んなを解散させて、半休を言い渡していた。


「…なるほど、皆んなご苦労様。北の大陸には小さな部族の集まりが有っただけなのね…ソレにしても魔神が居て、人としての死を望んでるねぇ…なんか苦しいわね…」

「ふん。妾も今後は歳を重ねていく事になるが、やっと人並みに慣れた様な気分ぢゃぞ。」


ままの言葉にキシちゃんは胸を張って応えた。


「長生きも考えものって事ね。良いわ。今回の事はまた先延ばしして考えるのが良いかもね。」


ままの中で結論が出たみたいだけど、


「あのね…ワタシのワガママ、一つ聞いて貰いたいんだけど…」


ワタシは恐る恐るままに言ってみた。


「なぁに?出来る範囲なら聞いてあげても良いわよ。」


ままは前向きな言葉を発してくれた。


「北の大陸には未知の植物がいっぱい有ったの。何かに使えるモノが有るかも知れないから、調査させて欲しい…植物学者さんとかも連れて行きたいんだけど…良いかなぁ?」


ままは暫し考えて、


「今すぐ返事は出来ないわね…少し時間を頂戴。」

「うん。」


ワタシのしたい事はまたしばらくお預けかな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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