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下手な演技!?

暖房や冷房は出来たかな?

ワタシの持ってる時計の時間で十八時…仕方無い…作業はココまでかな…そろそろ夕飯の準備しなきゃだね。


「姫しゃまは手を出しちゃダメにゃ!!」


夕飯の準備のお手伝いにと向かったワタシの前にミィちゃんが立ち塞がった!?


「ミィちゃん…なんでなの!?」

「今日だけは絶対にダメにゃ!!」

「…そぉ…覚悟を決めて来てるのね…」


なんの覚悟だ!?いや、ミィちゃんの雰囲気に合わせただけですけどね…


「そぉにゃ…今日のミィの役目は、姫しゃまの足止めにゃ!!死んでも通すワケにはいかないにゃ!!」


誰かこの寸劇止めてぇ〜!!


「そぉ…不退転なのね…ワタシも見縊みくびられたモノね…ミィちゃん一人で止められるとでも?」


うっわぁ〜!!なんか知らんけど、ノリノリで雰囲気に合わせて変な事言っちゃってるよぉ〜!!


「…ミィ一人ぢゃ、姫しゃまの足元にも及ばにゃいにゃ…一人ならにゃ!!」


ミィちゃんがそぉ言うと、周りからワラワラと調理をしていない人達が出て来た…これは…バルコーさんもおぢさまもパパまでもがワタシの前に立ちはだかった…


「んな!?みんなどぉしたの!?何があったの!?」

「アヤナ姫…いや、キリュウ大将、ココは引いてくれ…その…正直オレも敵う気がしないんだが…」


ワタシの問いに、バルコーさんが情け無い声を出す。いや、アンタ元帥だろ!?


「親子とは云え、守るモノの為だ…全力でその命、八つ裂きにするが、構わんだろ?」


パパがニヒルな感じで両手にナイフを持ってワタシに本気の殺気を向けて来た…いや、なんでそこまで本気なのよ!?


「すまんな…お前の夫としては通してやりたいが、いかんせん…ワシも参謀を引き受けた身だ…命令には逆らえんし、愛あればこそだ…覚悟してくれ…」


って、おぢさまもなんだか変なクスリでも飲んだのかな?仕方無い…暫く付き合うか…


「そんな…ワタシの親友に妹の旦那さまとお義父とお様と愛する旦那まで…なんて事なの…誰の陰謀なの!?」


うん!!なんか知らんけど、ワタシも悪ノリするなぁ…

と、その時、ワタシの持ってる電話が鳴った。


「出てみてはどぉだ?我々の上司からだと思うぞ?お前が何やら集中している間に連絡しておいたからな…」


バルコーさんがそんな事を言い出した。

ワタシは言われるがままに電話を取り出し、発信者を確認する。


「ふえっ!?ままから!?」


ワタシは電話に出てみた。


「まま?どぉしたの!?」

『あっ!!彩奈ちゃん!!やっと繋がったわ!!あのね、彩奈ちゃんは自分の立場解ってる?』

「ん?立場?」

『ええ。今、その場での立場よ。』

「えと…軍の大将の一人…かな?」

『えぇ、そぉよ。解ってるぢゃない。そんな彩奈ちゃんが、色々羽目を外してモノ作りしたり、お料理したりと一人で頑張ってどぉするのよ!!』

「ふえっ!?自分に出来る事で貢献して何か悪いの?」

『他の子達の立場が余計に無くなるって云ってるのよ!!上に立つ者の仕事はみんなに仕事を割り振ったりする事なの!!まったく…今まで報告が無かったから知らなかったぢゃ無い。彩奈ちゃんが、みんなにお料理を振る舞ってたとか…』

「あれ?ダメだった?みんなで分業しなきゃ、遠征とかキツいし、《試したい野草とかあって…実験も兼ねて…みたいな?》」


聞かせられない話だから日本語にしましたが何か?


『がごっ!!』


なんか鈍い音がしたけど、まま大丈夫か?


「えと…まま大丈夫?」


心配して声をかけてみた。


『…ええ、大丈夫…思ったより彩奈ちゃんも良い性格してるわね…でもね、彩奈ちゃんは王女なのよ?王女が遠征とか…うぅん、遠征までは良いけど、ソコで手料理を振る舞うのはね…ちょっと避けて欲しいかな?少数でって云うなら良いけど、今回みたいな大人数では絶対ダメよ。コレは女王としての言葉だと思って。』

「…はい…」


くそっ!!お料理したくても出来ないのか…まぁ、楽出来て良いかな?


『それに、何か面白いモノ作ったって聞いたけど、何を作ったの?』


ままは、ココに来てワタシが作った酸素供給魔具に興味を示した。

そしてワタシの電話が長かったのか、変なテンションで頑張ってた演者さん達も散り散りになって、それぞれに何やら始めていた。


「えとね…今いる所が真冬みたいに寒かったから焚き火してるんだけど、風も強くて天幕張れずに土の魔法でおウチ作って、真ん中に煙突作って、その中で焚き火してたら、酸素の量が致死量まで減っちゃうから、二酸化炭素や一酸化炭素を分解して酸素だけ取り出すみたいな?」

『…必要だからって、またとんでも無いモノを軽く言うわね…まぁ、今回は大目に見てあげるわ。でもそこまでよ。王女が手料理を振る舞うのはダメよ。したいからするって、コレまでのわがままは許さないわよ。』

「はぁ〜い。あっ!!持ち歩いてる簡易式のお風呂は良いでしょ?」

『誰かにやらせるならね。』

「…はぁ〜い…」


くそっ!!何もかも出来なくなって…は無いか?うん!!空調関係とかならワタシにしか出来ないぢゃん!!ままの目が無いココでならそこそこ出来るかな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「いぢめられっ子の逆襲(仮)」も合わせてお読みください。

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